カッパの日記 

2023年5月

23.5.1 笑顔

 母の笑顔を久し振りに見た。

 病院で診察待ちでの出来事。
 「おやつ食べてる?」
 「それがね。(担当の)人によって、1個貰えるときもあれば、半分しか貰えないときもあるのよ」
 「そーか。辛いね。そう言えば、今日は三笠持ってきているよ」
 「嬉しい」
 「けど、これも半分しか貰えないかもね」
 「(それはイヤだわ)」
 「だって、こ〜んなに大きいからね」と両手を広げてみせると、声をあげて笑ってくれたのだ。

 いつもは、辛そうな受け答えが多い。笑みを浮かべても、愛想笑いというのか、表情が硬いのだが、今日は本当に楽しそうに笑ってくれた。
 調子が良いのだろう。

 母との時間。プライスレス。
 このような時間が、長く続けば良いのだが。

23.5.2 母校

鯉のぼり2023(今回は下から)

 母校の文化祭に行って来た。
 コロナの影響や私の授業の都合(土日は絶対に無理)で、訪れるのは4年ぶり
 快晴の下、鯉のぼりは今年も元気に泳いでいた。(例年、上から写してきたが、今回は下からのアングルで)

 先ずは、事務室にご挨拶。退官された恩師にお目にかかることができた。
 息子に会い、予約していたグッズを受けとる。
 それからはブラブラと校内見学。(数研・マジカル・レゴとお決まりのコースだけどね)

 踊り場のステージでは、美少女コンテストと筋肉マンコンテストが行われていた。
 (こんな事言ったらお叱りを受けるだろうが)私は、女装する男は嫌いだ。(だから一切見ていない)
 私の在学中にも似たような催しはあったが、ここまで派手ではなかった。

 一方、筋肉王の方はなかなか見応えがあった。
 現在、灘校で筋トレがこれほどまでに流行?しているのは、ある教師の影響が大きい。(なんせ兵庫県ボディビル選手権の優勝者だからね)。実は、息子も少し影響を受けている。
 中には貧相な体つきの子も出場していたが、それはそれでパフォーマスンスで十分盛り上げてくれた。

 古本市で本を購入。予想以上に美本だったので、2冊も買ってしまった。(1冊は10年ほど前に購入していたが、引っ越しの際に生徒達の手に渡ったので再購入)
 だって、1冊100円は安いでしょ。

 滞在時間は1時間ちょっと。楽しい時間を過ごさせてもらった。
 と、本来、閉めるべきなのだろうが、実は今回、私は今までにない感情に囚われていた。

 上手く表現できないのがもどかしいが、懐かしさではない。どちらかと言えば後悔に近い感情だ。
 プールの水面を見つめながら思った。
 「自分は、一体何に青春をかけていたんだろう」ってね。
 当時は、これでいいんだ。これが俺の生き方だ。なんて考えていたが、それが今思うと、非常にちっぽけなことだったような気がするのだ。
 現役高校生達を目の当たりにして、ふわついていた当時の自分が恥ずかしく思えたのかも知れない。
 ま、今さら悔やんでも遅いのだけどね。

23.5.3 ご祈祷

 訳あって春日大社まで。
 神社でご祈祷を受けるなんて、何年ぶりや。(合格祈願はお寺だもんね)
 ハニーによると、10数年ぶりになるそうだが、あまり記憶が無い。(息子達のお宮参りはかすかに記憶に残っているのだが)
 普段は神様に畏敬の念を払っているわけでもないのに、こんなときだけ神妙にかしこまっている自分がおかしくて、笑いを堪えるのが大変だった。
 罰当たりで酒ね〜。
 それでも、無事にご祈祷終了。健康に過ごせますように。

 しかし、よりによって連休中に出かけることもなかったか。
 境内は外国人観光客でごった返していたし、道は大渋滞だったしね。

仲良し

 お守りを買って、おみくじを引いた。(結構、高いのね)
 ハニーは大吉。私は末吉。
 仲良く咥えているのは、大吉の方。(枝にくくりつけられた末吉さんとはもう逢うことはないだろう)

 そうそう、一言主神社にも行ったぞ。
 此処は、一言主大神様をお祀りしていて、一つのことを真心こめて祈願することでその願いを必ず叶えて下さるらしい。
 しっかりお願いしてきたぞ。お賽銭も大枚100円を納めてきたから、きっと願いは叶うはずだ。
 え?何をお願いしたのかって?
 ふ・ふ・ふ。秘密じゃ。
 

23.5.4 祝宴

 結構慌ただしい1日だった。
 授業が午前に変更になったおかげで、午後からはフリー。
 となれば、ぼんやり過ごす手はないわね。
 急遽、思い立ち、息子達夫婦と食事となった。

 先ずは、身だしなみを整えなければと、散髪に。
 けど、連休中の散髪やさんがすいているはずはない。一時間近く待たされた。
 散髪中はほぼ熟睡だった私。(マスター申し訳ない)
 行きは1駅歩いたが、時間がなくなり、帰りは電車で移動。

 ハニーと落ち合い、いざ神戸へ。
 途中、100円ショップでかっぱえびせんのタオルハンケチをゲット。(出かけるときにハンカチ忘れていたのね)
 可愛いのよ。写真を撮れずに残念。けど、1時間後には息子のお嫁さんにプレゼントしたので、もう会えないの。

 前置きが長くなったが、今回の会食は、ささやかなお祝いを兼ねている。
 健康に過ごせている事への感謝の意を込めてね。(意味不明で、ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!)
 それにしても、たくさん呑んで、たくさん食べた。
 息子との時間。プライスレス。

 そろそろお開きとなるのだが、息子夫婦の様子が少し変だ。
 荷物があったので、「近くの駅まで送って」と言うと、「分かった、分かった。とにかく乗って」とのこと。
 「何か変だな〜」と思っていたら、なんと奈良の自宅まで送ってくれた。(お嫁さんは飲んでいないのよね)
 申し訳ない。疲れているのにさ。車中で私は爆睡だったしね。

 今度会えるのはいつかな〜。
 来月のお誕生日会かな。
 楽しみじゃ。

23.5.5 連休終了

 私のGWは今日で終了。明日からはいつも通りの毎日にもどる。

 それなりに充実していたと思う。
 母にも会えたし、息子達とも過ごせた。(次男には会えなかったけどね)
 お出かけもしたし、買い物もした。

 貴重な時間をハニーと過ごせたことに感謝だ。
 さあ、明日からまた頑張るぜ。

23.5.6 怪音

 網戸を購入。
 今回もN様のお世話になった。
 あじがとうごじゃりま酒!

 とても涼しい。
 これで、快適に過ごせる。

 しかし・・・。
 先程から妙な音が聞こえる。
 子どもがすすり泣くような。
 ビル風の影響だろうが、いささか気味が悪い。
 (生徒の一人は、「家でも聞こえる」と言っていた)
 また、風通しが良すぎて、うがい用のコップが飛んだり、卓上カレンダー(今は修造さん)まで吹っ飛んだり。
 (大した風じゃないのによ)

 う〜ん。微調整が必要か。
 ま、早く慣れるしかないわね。

23.5.7 発症?

 何故だろう?
 朝から鼻水が止まらない。
 ついに、私も花粉症メンバーに仲間入りか?
 発熱やだるさ等の症状はないので、風邪とかではなさそうだが。
 ま、しばらく様子見で酒かね。

23.5.8 下手くそ

 私の症状は、花粉症ではないようだ。
 何故なら、外出時には鼻水は出ず、教室にいるときにだけおこるのだから。
 え?じゃあ、授業できないやんか。とほほ。

 久し振りに黒板を使った。
 図形問題の解説の必要があったからだ。
 平面図形ならまだしも、立体図形になると違う角度から見ると、私でも全く理解出来ないものね。

 で、立方体の見取り図を書いたのだが・・・。
 むっちゃ下手くそ。
 日本一きれいな図形を描けると自負していただけに、もの凄〜くショックだ。
 40年間、ほぼ毎日黒板に図を描いてきた。
 なのに、たった1ヶ月のブランクで、ここまで劣化するとは思いもよらなかった。
 仕方ない。今後は(大昔のように)無人の授業で練習するか。

23.5.9 『必死のパッチ』

 先日の文化祭では、古本市で2冊の本をゲットした。
 そのうちの一つは『必死のパッチ』と言うタイトル。
 正直、作者も内容も知らずに、タイトルだけに惹かれて手にした。
 今の子たちは「必死のパッチ」なんて言わないのだろうな〜、なんて思いながらね。

 懐かしいフレーズだ。
 最後に聞いたのはもう10年以上前になる。
 あの子、どうしているのだろうか。当時は5年生だったはず。だから、もう大学生だわね。
 最後に会ったのは、え〜ともう8年前か

 いやいや、その子の事を書きたいわけじゃない。
 本は、桂雀々(落語家)の幼少期の思い出を綴ったものだった。
 へ〜。私とあの人同い年かいな。
 しかし、私と違って、彼は凄絶な人生を歩んできたようだ。
 母に逃げられ、父に捨てられ、それでも生きぬいた。
 大したものだ。ただの面白い人じゃなかったのね。

 一気に読んでしまった。
 おかげで少々寝不足だ。
 感動にまでは至らなかったが、「がんばらなあかん」という気持ちにはなったぞよ。
 

23.5.10 歓迎会

 同級生が東京から関西にもどってきた。
 じゃ、歓迎会を開こう!と、おっさん達が集まった。

 けど、実のところ、名目は何でも良かったのだ。
 何故なら、主役が体調を崩して欠席を申し出ても、だれ一人「じゃあ、またの機会にするか」とは言わなかったのだから。
 結局「すまん。欠席するのもなんやから、挨拶だけして直ぐ帰るわ」と言う本人も最後まで残っていたらしいけどね。
 え?何その伝聞口調は?
 場所が神戸だったので、私は一足先に失礼したのよ。
 珍しい事もあるでしょ。本音を言えば、残って騒ぎたかったんだけどね。

 と言うことで、早々に退出した私。
 けど、気がつけば駅のベンチで眠りこけていた。
 しかも、目覚めたのは日が変わってから。
 バカで酒よね〜。ホント、大バカ。

 痛恨の目覚めではあったが、楽しかった事は事実。
 みんな、今度は宿泊付きで騒ぎましょ。

23.5.11 32才

 長男の誕生日。
 早いもんだ。
 ついこの間生まれたような気がするが、いつの間にやら32才。
 私も年を取るわけだ。
 ま、主役不在なれど、今宵はハニーと乾杯だね。

23.5.12 トラブル

 自宅のPCがネットに繋げなくなった。
 今までも似たようなことはあったのだが、大抵、ルーターを再起動させれば回復していた。
 しかし、今回はダメ。
 メールも見られないし、教材のバックアップも取れない。
 既に3日になる。
 家での作業が全くできないのは痛い。
 まあ、朝から教室に詰めれば良いのだろうが、それは精神的にもキツい。
 困った。ホントに困った。

23.5.13 不自由

 ネットが繋がらないことがこんなに不自由だったとは。

 正直、全くやる気が起こらない。
 けど、このままじゃいけない。
 考え方を変えなければ。

 今まで普通に使えていたものが、いきなり使えなくなったから不自由を感じるのだ。
 今までの状態を当たり前(レベル0)と考えるから、今の状況をマイナスと思うのだ。
 じゃあ、使えない状況を0とすれば良いのではないか。
 実際、数年前まではネットなしでも教材作成はできていたのだし。
 作った教材はUSBを使って持ち運びすれば良い。
 保存を小まめに行う必要はあるが、それが当たり前なのだ。

 でも、メールは?
 う〜ん。困ったな〜。(続けて読むなよ)やっぱり不便だ。
 けど、1日に届くメールのほぼ9割は商業メール。
 ほとんどそのまま削除していたのだから、大丈夫か。

 保護者の皆様。もしくはこの日記を読んでいる卒業生や数少ない友人の方々、お願いで酒。
 重要な連絡や急を要する連絡は、電話でお願い致しま酒。ヨロシクね!

23.5.14 母の日

 今年は、母にプレゼントを贈らなかった。
 電話で声を聞いただけ。
 え?でも、これって、去年と同じやんか。
 熟々思う。
 私は親不孝者だ。

23.5.15 復旧

 自宅のPC。めでたく復旧。

 サポートセンターに連絡し、指示を仰ぐも回復せず。
 曰く「ルーターに問題があるかも知れないからそちらに問い合わせて」

 今度は無事解決。
 「ルーターに入力していたはずのパスワードが消えていた」とのことだった。
 原因は、OSを8.1から10にアップデートした際に起こった現象らしい。
 ま、何はともあれ、めでたしめでたし。

 USBでの移動は結局1日だけで酒た。
 けど、そのUSBを今度は自宅に忘れるバカさ加減。
 ま、すぐ改修できるレベルだけどね。

 謙虚な気持ちになったおかげかな。
 なんて、不遜なことを考える愚か者で酒た。

23.5.16 初説明会

 早くも学校説明会が始まった。
 「ボーッと生きてるんじゃない!」って、チコちゃんに叱られるね。

 口開けは、毎年訪れている某女子校。
 校長が替わったこともあり、期待と不安の半分半分で訪れた。

 説明会の内容は、ガラッと変わっていた。
 最初に出てきた理事長(政治家)の話は、意味不明。ボソボソ喋ってよく聞き取れないし、はっきり言ってマイナス。
 新校長は、教育委員会から来たそうだが、それまでは数多くの公立高校の校長を歴任されてきた方らしい。
 けど、それが何なの?自慢にしか聞こえなかった。
 理科教育に於いては素晴らしい実績を誇っているこの学校。私も敬服している。
 しかし、実際生徒に教えている先生方が登場し、授業展開や方針を報告していたが、???が拭いきれなかった。
 正直、当たり前の内容ばかりで、つまらなかった。途中、居眠りをしたほど。
 教え方が、上から過ぎるねん。
 「生徒はバカ、私は偉い!」とでも言いたいのかな。

 来年度の入試の変更点を確認した後は、失礼ながら途中退席させて頂いた。
 アンケートに辛辣なコメントを書いたが、提出するのを忘れてしまった。(今思えば、幸いだったかも)

 それにしても暑かった。
 駅から徒歩で20分程かかるのよ。
 帰りにかかりつけの医院に寄ったが、汗びっしょりで、先生はギョッとされていた。

 説明会に参加する学校は、志望している生徒がいる場合だけに限ってきたが、今年からは更に絞っていくつもり。
 お世話になっている学校には顔を出すつもりだけどね。

23.5.17 接続設定

 水曜日がオフになるのも今週限り。
 お出かけをしたいところだったが、ハニーがいなけりゃ意味はない。

 午前中は、荷物の到着を待つ。
 先日、サポセンにお世話になったとき、私の使用していたルーターはサポート対象外だと言われ、新しい機器を勧められた。
 お世話になった人には素直に従う私。早速注文したのよね。
 割と早く届いた。
 接続は驚くほど簡単だった。

 余勢を駆って、午後にはもう一つの機器の接続に挑戦。
 勧誘に負けて申し込んだものの、ずっと放置していたAUホーム(見守りサービス)だ。
 正直、自宅には不要と分かってはいたものの、興味を惹かれたのは事実。初期費用も無料と言われ(申し込み後手続きをすればの話だったらしいが、期限は過ぎていた)、母の施設で使えないかと(確認は取っていない)、申し込んだのだ。
 しかし、上手くいかない。
 サポートセンターに電話をしたが、碌に取り合ってもらえず(名前の確認もない)、最後は「ルーターを初期化して下さい」と電話を切られた。
 初期化してもダメで、もう一度電話をかける。
 今度は丁寧に対応してもらえた。
 しかし、それでもダメ。
 あれやこれやと原因を考えながら、試行錯誤すること2時間超。
 やっと繋がった。(スマホのVPNが接続を邪魔していたようだ)
 それにしても、人によってこれほど対応が違うのかと、感謝とともに驚きも隠せなかった。

 全てが完了した頃には日が暮れていた。
 おかげで、予定がすっかり狂ってしまったが、暑い中外出せずにすんだだけ助かったと思いたい。
 しかし、外に出たのは郵便を取りに出たときだけ。
 これって、やっぱり堕落だよね。

23.5.18 引退会見

 有名人の訃報やスポーツ選手の引退会見を見ても、以前なら「ふ〜ん、そう」くらいで何と思わなかった。
 しかし、最近は心が揺さぶられることが多い。

 トップアスリート達がその地位に登りつめるまでの努力。そして、そのレベルを維持するためのさらなる精進。
 もちろん部外者の私が知る由もないのだが、並大抵の努力ではないはずだ。
 多くの人は清々しい表情で引退会見に臨んでいるが、偶には無念そうな人もいる。
 何となく分かるだよな〜。その両方の気持ち。

 私も表舞台?からは身を引いた一人。
 やり切ったとは言えない自分と、よく頑張ったよと己を慰めるもう1人の自分がいる。

 やり残した部分は今度の課題だ。
 ささやかながらも、私を頼ってくれる方々のお役に立てればと願う。

23.5.19 G7

 政治の世界は全く分かっていない私。
 それでも今回のサミットにまつわる報道を見ていると、何かウソ臭いな〜と感じてしまうのね。
 各国のトップ達。本当に全世界の平和を願っていま酒か。
 ポーズだけじゃないことを祈りたい。

 なんて思うのは、私の心が歪んでいるのかな〜。

23.5.20 三角関数

 何年ぶりやねん。
 高校生の時以来やから、45年以上前か。

 訳あって、三角関数を勉強中。
 正直申して、すっかり忘れていた。
 参考書や問題集を引っ張り出し、昔を思い出している。
 公式の類は、当時から覚えようとしなかった。試験の度に、一から作っていたもんね。
 そのせいか、何一つ記憶には残っていない。

 「ふ〜ん、こういうことか?」
 なんて言いながら、生徒(中3)と一緒に楽しませてもらっている。

 予習なしでは授業にならない。トホホ。
 けど、数学って、奥が深いのね。

23.5.21 ピンチ

 ウッソ〜ン!
 洗面所で1人大声を上げていた私。

 体重計に示された数字に、我が目を疑った。
 かつて見たことのない数字に、首を振りながら
 「これはウソだ。冷静になろう!冷静に!冷静に!」(キョンキョンか?って、知らんわな)と、再度台の上に乗った。
 「ほらね。やっぱり」
 先程より0.1だけ小さい数字に大きく頷く私。

 チャウチャウ。安心している場合じゃない。
 ヤバいよ、これは。
 始めて70kgの大台に乗ったときにも驚いたが、今じゃすっかり慣れっこ。73kgでも驚かなくなった。
 しかし、これは流石に・・・。

 いくつなのってかい?
 言いたくありません。

 原因は明らかなのだ。
 無理もない。
 30年以上、ずっと立って授業をしてきた私が、今じゃ座りっぱなしだもんね。
 ただでさえ運動不足なのに、座りっぱなしじゃ、どうしようもない。
 先日の歓迎会では、同級生に「少し太ったんちゃう?」と指摘されたしな〜。
 加えて、食べて飲んだらすぐ寝る毎日。これで、痩せるはずがない。

 生徒諸君。お願いがありま酒。
 私が授業中に突然立ち上がり歩き回りだしても驚かないで下さいね。
 え?焼け石に水やろ!ってかい。
 慥かにね。ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!

23.5.22 スキャンダル

 人はどうして、他人の醜聞を好むのだろう。
 私には全く興味がない。
 有名人(政治家や芸能人)が、何をしようがど〜でも良い。
 ただ、それが事実ならば、其奴を軽蔑するだけだ。

 また、人はどうしていけないことだと分かっていても、行動を抑制できないのだろう。
 ま、人間=動物だから、仕方ないのかも知れないが。

 しかし、その行動が明るみに出た途端に、へこへこするのは余りに情けなすぎないか。
 自分の意志で行動したなら、堂々と開き直っていれば良いじゃないか。
 バレたら謝る。ごめんなさいと涙を浮かべてさ。反省もしていないくせに。
 まるで子どもといっしょ。いや、小学生以下だ。

 そんな大人どもを見て、子ども達がまともに育つとは思えない。
 昔の大人が偉いとは言わないが、今のようにスキャンダルを子どもと一緒に騒ぎ立てるような奴は少なかったんじゃないかな。
 隠すことが正しいとも思わないが、そんな大人の醜い部分はできるだけ子どもの目に触れさせぬように工夫していたように思える。

 とにかく今の世の中。おかしいことだらけ。本当に情けない。
 いや、自分が清廉潔白だと言いたいのではないで酒からね。
 私は、小心者の俗物で酒。誤解召されぬようにね。

23.5.23 顔認証

 タイムズカーシェアなるものを申し込んだ。

 以前契約していたカーリースは、月額30000円ちょっと。
 高くはなかったのだが、車が絶対必要だったのは月に3日程度。
 1日当たりで換算してみると約10000円。それなら、レンタカーと大差ないじゃないか。
 けれど、レンタカーは予約や返却が面倒くさい。
 何か良い方法はないかなと案じていたところ、教室に届いたDMを思い出した。
 タイムズからだったよな。
 大抵この類いのDMは、即、廃棄するのだが、何故か捨てずにとっておいたのだ。
 何々?法人契約だと月額基本料が無料。
 良いじゃない?カーシェアは未体験なれど、短時間の使用ならレンタカーよりは安く済みそうだ。
 まあ、ダメなら使わなければ良いのだしと、申し込むことにしたのだ。

 スマホでQRコードを読み込み、申し込み開始。
 スマホは苦手なのよね。文字を打つのが極端に遅い私。しかも大抵エラーが出るしさ。
 けど、今回は意外とスムーズに進んだ。よし、これで一旦完了だ。
 翌日、メールが届いた。
 免許証や本人確認のために顔映像をUPロードせねばならぬらしい。
 まあ、良いでしょ。もちろん、初体験だが、何事も経験が大切か。
 しかし、これがやたらと面倒だった。
 免許証の文字が読み取れないだの、顔が写っていませんとか、目を開けて下さいとか。
 30分以上かかってしまった。
 写真でなく実物だと確認するためだろうが、顔を右に45度傾けて下さいやら、今度は左に傾けろやら。
 途中で、あまりの馬鹿馬鹿しさに吹き出してしまった。
 やっと終了。やれやれと、出勤の途に就いた。

 ところが、午後に届いたメールを見て驚いた。
 「顔が不鮮明のため、認証できませんでした。もう一度お願いします」とあるではないか。
 悪かったな。不鮮明な顔で。
 大体、自分の顔をアップで見るのいやなのよ。距離をとって写した写真ならまだマシだが、どアップだとさ。
 渋々、もう一度やり直し。

 幸い、その後メールは届いていない。
 もし、今度何か言ってきたら、申し込みは諦めよう。
 とにかく、写真のUPはもう懲り懲りだ。

23.5.24 ギャップ

 今日は、(おそらく)最後のオフ日。
 ゆっくり起きて、遅めの朝食。
 メジャーリーグの試合など眺めながら、昼までゴロゴロ。
 母の施設に届ける用事はあったが、急を要することではない。
 YouTubeなど眺めて、ダラダラと過ごす。

 重い腰を上げて、ようやく外に出た。
 母の用事はあっという間に済んだ。
 車はないが、電車でも充分、事が足りる。

 夕餉の惣菜を買おうとスーパーに。
 ただ、時刻はまだ夕方にもなっていない。これだと値引きシールは貼っていないだろう。
 しばし、ベンチに腰掛けスマホ画面を眺めていたら、ハトが寄ってきた。
 目が合ったが、逃げ出す様子はない。
 「おじちゃん。暇なの?遊んであげようか?」とでも言いたげな眼差しだった。
 あまりに情けなくなり、ハトさんには別れを告げ、スーパーへ。
 案の定、値引きシールは貼っていなかったが、まあ仕方あるまい。

 先程帰宅。
 さあ、ちょこっと呑んでさっさと寝ようか。

 それにしても、仕事がある日とない日のギャップが大きすぎる。
 これが、数年後の自分かと考えると、悲しいような。情けないような。

23.5.25 『ひこばえ』

 重松清の新刊『ひこばえ』を読んだ。
 新刊と言っても、文庫本が最近出たと言うだけで(私は文庫本しか買わない)、5年ほど前から1年以上、朝日新聞で連載されていたそうだ。

 初めはタイトルの意味が分からなかった。
 ネットで調べると、
 ”蘖(ひこばえ)とは、樹木の切り株や根元から生えてくる若芽のこと。
 太い幹に対して、孫(ひこ)に見立てて「ひこばえ(孫生え)」という。春から夏にかけて多く見られるが、俳句では春の季語となっている。”
 とあった。

 読み進めている内に理解できたが、正直、複雑な話だった。
 父と子の関係を語った物語で、筆者の体験も大いに絡めてある。
 重松清と私はほぼ同世代(以前にも書いたが)なので、共感できる部分が多い。
 後書きを読むと、案の定、彼の父親は執筆直前に亡くなっていた。
 もしかして、孫もその頃に生まれていたのかも知れぬ。

 共感できる部分も多かったが、いやそれは違うやろと思うところも大いにあった。
 しかし、これだけの話を作り上げられるのだから、やはり彼は偉大だ。
 彼の作品とは、もう縁を切ろうかと思ったこと(今回も途中でそう感じた。作り話ができすぎやねん)もあったが、あかんね。
 もうしばらく、ファンでいさせてもらおうかな。

23.5.26 時間

 ある生徒が呟いた。
 「早いな〜。もうすぐ5月も終わりやで」

 正直、驚いた。
 私は、時の流れの速さは常に感じている。(特に、年を取ってからはね)
 しかし、10歳の子どもも同じ事を感じているとは。

 親の受け売りなのだろうが、それにしても驚いた。
 と、同時にハッとした。

 私は、彼等の貴重な時間を預かっている。(それも有料でね)
 その時間を有意義なものにできなければ、彼等に申し訳ない。
 創意工夫を凝らしながら、有効な時間活用を心がけたい。

23.5.27 個人保護者会

 個人保護者会を始めた。

 生徒達は全員、それぞれ別の塾に通っている。
 当然、その塾での生活がメインになる。
 きっと、その塾のスケジュールだけで目一杯のはずだ。
 そんな忙しい毎日の中で、時間を捻出して、私の所に通ってきているのだ。
 時間がないのは分かっている。
 だから、無理な要求はできないし、するつもりもない。
 今までのように、私のルールを押しつける気持ちもない。
 私はあくまでもサブなのだから。

 それでも、生徒一人一人を思う気持ちはだれにも負けていないと思う。
 だからこそ、家庭との連絡を密にしなければならない。
 保護者と生徒と私の間に信頼関係が成り立っていなければ、わざわざ通う意味がないからね。

 ただ、今回は希望者だけにさせてもらった。押しつける気持ちはないからだ。
 毎週送信しているメールに告知し、反応があった方には日時を設定させてもらっている。

 まだ始めたばかりで、数人にお目にかかっただけだが、できれば全員の方とお会いしたいと思う。

23.5.28 梅シロップ

 梅シロップが完成した。

 一月ほど前、実家の庭になっていた梅の実を、ハニーと採り入れた。
 全く手入れをしていない庭は酷い状態で、2人とも全身ひっつき虫だらけになったっけ。

 さて、梅酒にするか。それとも梅シロップか。
 最近は、休肝日用に梅ソーダを飲むことが多いので、梅シロップを選択。

 漬け込むこと約2週間。ようやく完成したのだ。
 まだ少し早いかなという気もしたが、早速飲んでみた。
 美味しかったで酒よ。

23.5.29 入梅

 奇しくも「梅」つながり。

 早くも入梅。
 慥かに外は小雨が降っている。
 そして蒸し暑い。
 少し教室の掃除をしただけで、汗だくだ。

 嫌な季節になったと言う勿れ。
 天候に文句を言うほど馬鹿じゃない。

 ただ、生徒諸君。
 雨の日の通塾には十分注意して下さいね。
 小雨だからって、傘なしで来ないでね。

23.5.30 記憶力

 記憶力の低下が著しい。
 以前なら、入試問題を見た瞬間に、「○○中学校の××年度の問題」と分かったのに、今は○○中学校は思い出せても××年度が曖昧なのだ。
 それ故、教材を作る際にやたらと時間がかかってしまう。
 下手すりゃ、10数年分を引っ張り出して選び出さねばならない。
 情けない限りだ。

 本に関しても同じ。
 先日、母校の文化祭に行った時、古本市で購入した本2冊。
 うち1冊は以前に購入していたものだったのだが、いくら読み直してもサッパリ記憶が蘇らない。
 こんな事は初めてだったので、大ショック。
 その作品が駄作だと言いたいのではない。畏れ多い大先生に叱られてしまう。
 慥かに、読んでいても面白くはなかったけどね。前回は途中で読むのやめたのかな?
 だから、記憶から消えたのか。
 うん、きっとそうだ。そういうことにしておこうか。
 生徒に関しても、途中退塾の生徒は意識的に記憶から消しているからね。

23.5.31 今度はインフルエンザ

 新型コロナウイルスの規制が緩くなった途端、今度はインフルエンザが流行っているという。
 ニュースでも取り上げられていたし、とある学校では学年閉鎖だと聞く。

 ニュースでは、免疫力の低下が原因だと報じられていたが、私はそれだけではないと思う。
 マスクをしない人が増えたからだ。いや、むしろ、こちらの方が主な原因なのでは。
 しかし、マスクオフを否定したくないから、マスコミは別の理由で誤魔化しているのではないか。
 加えて、規制緩和に伴う人々の警戒感の希薄が、今回のインフルエンザ流行を加速しているように思える。

 私は、マスクをし続けま酒。
 電車に乗っても、マスクをしていない人には近寄りません。当然、そんな人の隣なんて絶対に座りません。
 座っていても、隣に来たら、席を立ちま酒。

 生徒諸君にもマスクはしてもらおうと思っております。
 ご理解とご協力、ヨロシクね。

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