カッパの日記 

2020年6月

20.6.1 焦り

 心の中に、「もう6月やぞ」と言う厳格な私と、「未だ6月やんか」と言う楽天的な私がいる。
 トップが動揺してはいけないのだが、今は正直、非常に焦りを覚えている。
 そう、「もう6月」派が大勢を占めているのだ。

 現在、6年生の保護者と個人保護者会を行っている。
 ほとんどの保護者は「もう6月」派だが、生徒本人たちは圧倒的に「未だ6月やんか」が多いのだ。
 ある程度は仕方ない事かも知れないが、そのギャップの大きさに私は悩まされている。

 意識の低い者たちは、学習の定着も悪い。
 学力が足りないから、こちらは必死になっているのに、当の本人達は何処吹く風。
 何のために危険を冒してまで授業を続けてきたのか。そう考えると、虚しくさえなってくる。

 こちらの想いが届かないもどかしさは、今までも常に感じてきたが、今年は特に大きく、時には苛立ちすら覚えてしまう。
 根比べでしょ!と言ってしまえばそれまでだが、何とかならないものか。
 本当にもう!はよ、目覚ませ!!

20.6.2 冷房

 負けた!蒸し暑さに。いや、己の意志の弱さに。
 とうとう、授業中にクーラーをつけてしまった。

 本来、この時期ならば、自然の風に任せて涼を取るべきなのだろうが、生徒達のリクエストもあり、つけたのだが・・・。
 加湿器をつけながらの除湿って意味あるのだろうか?さらには、換気のため、窓を開けたままでさ。
 いろいろ、腑に落ちない点はあったが、やはり違った。
 あっというまに涼しくなった。

 冷房と言えば思い出すのが、某校長先生。
 生徒達とのやり取りの中で
 「暑い。クーラー点けて」「あかん。まだ早い」「点けて!」「あかん。これくらいなんや、辛抱せい」
 押し問答の末、「私は絶対にクーラーは使わない」と宣言をしてしまい、灼熱の校長室が誕生してしまったらしい。
 長い間お目にかかっていないが、お元気でいらっしゃるだろうか。

 生徒のくしゃみ(「コーン」って、お前はキツネか)によって、冷房は中止となったが、その後はさほど蒸し暑さを感じることもなく、無事に過ごせた。
 そうか。このように点けたり消したりしながら使えば良いのだ。
 ふふふ。賢いでしょ!

20.6.3 再放送

 コロナの影響はTV界にも。
 ロケや撮影ができないからだろう。私が見ている番組では、名場面集や再放送が多い。(リモート編集なんてのもね)
 もちろん、一度見たからって、全てを克明に覚えているわけではないので、それなりに楽しめてはいるのだが、やはり新鮮味には欠ける。

 ところが、嬉しい再放送もある。
 生徒が教えてくれた。
 「『ごくせん』が再放送になるんやって」とね。

 うほほ〜い!嬉しいじゃないか。
 若き日の由紀恵様(2002年特別編だから18年前。なんと23歳の頃だ)に再び会えるなんて。

 これは見逃せませんよ!
 永久保存版決定で酒ね。
 おっと、録画の予約、忘れんようにせな。

20.6.4 おかえり

 家に帰ると、灯りがついている。
 ドアを開けると「おかえり」の声が聞こえる。

 久しく忘れていた、この喜び。

 思えば、この一瞬のために、一日がんばってきたのだ。
 いや、この一瞬があるからこそ、がんばれたのだ。

 ハニー!おかえり。ありがとうね。

20.6.5 宅急便

 次男が一人暮らしを始めるという。
 社会人になってからずっと寮生活だったが、年齢制限もあるらしく、かねてより早く出たいと言っていたのだ。

 実は、我が家の玄関には、数ヶ月前から洗濯機が鎮座している。洗濯機ばかりではない、電子レンジやコンロも一緒にだ。
 これらは、息子達が学生時代に兄弟で共同生活をしていた頃の家電。
 一旦は長男が引き取ったが、新居に引っ越す際、やはり不要になったようだ。
 処分も検討したが、次男がもしも使うならと、しばらく我が家で預かっていたのだ。

 そして、この度、目出度く次男の元に戻ることになった。
 家電達も、再び活躍の日が来るとは思っていなかっただろう。
 きっと、再会にお互い涙するに違いない。

 問題は、彼等をどうやって次男の元に届けるかだ。
 宅配業者や引っ越し屋さん。
 いろいろ調べてみたが、梱包は自分でしないといけないとか、料金がかさむとかで、途方に暮れていた。
 私たちが東京まで運ぶという案もあったが、正直、その時間も体力もない。
 いっそ全て新しい物を揃えた方が良いのではないかと、ほぼその線で決まりかけていたのだが・・・。

 念のため、ダメもとでもう一度調べて見ると、あれ?良いのがあるではないか。
 電話で問い合わせると、梱包もしてくれると言う。料金もさほど高くない。
 やったね。
 「探し物は最後に見つかる」(←これ、呑ちゃんの法則)は、やはり正しかった。
 「らくらく家財宅急便」クロネコヤマトのサービスだ。

 昨日、引き取りに来てくれた。
 数ヶ月とはいえ、一緒に暮らした友との別れは寂しくもあったが、元のご主人様の所に戻るのだ。
 彼等もその方が幸せだろう。
 料金も少しまけてもらえたし、ラッキーラッキー!

20.6.6 大失敗

 昨日のこと。
 生徒の親子とスーパーで出会った。
 仲の良い親子。微笑ましい光景だ。
 でも、こんな時刻(13:00過ぎ)に珍しいなと思いつつも、当然、声を掛ける。
 「どないしたん。こんな時間に?」

 しかし、返ってきたのは、いぶかしげな眼差し。
 「アンタこそ何でここにおるねん?」と言わんばかりだ。
 保護者が口を開いた。
 「1時に行ったら教室が閉まっていた」と。

 が〜ん!
 やってしまった。
 その子は13:00から自習に来ることになっていたのだ。
 朝からバタバタしており、すっかり失念していた。

 申し訳ない。
 けど、よく出会えたものだ。
 これって、やっぱり運命かな〜。

20.6.7 鍋

 久し振りに鍋をいただいた。
 幸せ!

20.6.8 何のため

 一人の生徒が言った。
 「僕は何のために勉強するのか分からない」
 勉強する意味を教えて欲しいと。

 なるほど。意味も分からず、ただやらされていると感じていたから、頑張れなかったのか。
 さて、どう伝えよう。
 その子にわかりやすい言葉で言わなければならない。

 「勉強は、簡単に言えば『武器』だ。自分で生きていくために必要になる『武器』だ」
 「けして、何かになるための手段ではない。自分で考え、自分の意志で行動するために必要な力を身につけるために勉強しているのだ」
 と、持論を述べさせてもらった。

 小一時間話をしたが、さて、どれほど理解してもらえただろうか。

20.6.9 幸せ

 私は今、とても幸せだ。

 今宵も鍋が頂けるから?
 それだけではない。

 たとえお金はなくても、愛する人がそばにいる。
 健康でいられる上に、好きな仕事をさせてもらっている。
 いろんな人に助けてもらい、こうして生きている。

 これで文句を言ったら、バチが当たる。
 全てのことに感謝したい。

20.6.10 梅雨入り

 近畿地方も梅雨入りしたそうだ。
 奇しくも、今日は二十四節気の入梅にも当たるらしい。
 しばらく鬱陶しい日々が続くと思うと、気は滅入るが、文句は言うまい。
 健康注意でがんばりま酒。

20.6.11 網戸2

 網戸が届いた。
 早速、救世主が取り付けに来て下さった。
 なんと有り難いことだろう。(N様。感謝で酒)
 後学のためにと、作業を見せて頂いたが、私一人では絶対に無理だった。

 これでもう、虫に悩まされることもあるまい。
 あのパチモンは、結局役に立たなかったけどね。

網戸と扇風機  おっと、もう一つ。
 扇風機もセットした。
 これは一人で組み立てられたぞ。酒ごいだろ!

 さあ、生徒諸君。
 冷房完備の上に、換気もバッチリ。
 快適な学習環境が整ったはずだ。
 これで文句言ったら、大人しい私でも切れるで!

20.6.12 扇風機

 扇風機は『山善』の製品だった。
 懐かしさがこみ上げてきて、嬉しくなった。

 なじぇ?ってかい?
 もしかしたら、私は『山善』に入社していたかも知れなかったのだ。
 いや、内定もいただいており、ほぼそうなるはずだったのだが・・・。

 お世話になった方々の名前は今でも覚えている。
 30年以上前の話だし、それっきりお目にかかっていないから、お元気でいらっしゃるかも分からないが。

 運命って面白いで酒ね。
 もしもの話はしたくないが、人生は何処でどう変わるか分からないものだ。
 もちろん、私は今の人生に後悔なんてしていませんけどね。

20.6.13 難題

 超難解なパズルに挑もうとしている私。
 いや、挑むだけでは意味が無い。答えを出さなければいけないのだ。

 何の話かって?
 夏休みの時間割だ。
 従来ならば、回数と日数が各学年ほぼ決まっていたので、せいぜいつるかめ算の応用レベルで、時間割は組めた。
 しかし、今年は違う。
 各学校、夏休みの期間はバラバラ。10日もない学校すらある。
 もちろん、夏休みが短くなるのは想定内。
 そのために、4月から追加授業を行ってきたのだが、そのせいで残り回数がバラバラになってしまった。

 さて、どうしよう。
 6年生を中心に組むしかないのだが、正直、完璧な時間割を作り上げる自信は無い。

 いや、弱音を吐いてどうする。やらねばならないのだ。
 リミットは1週間。
 「私に解けない問題は無い!」(←分かるかな〜。ヒントは北川景子で酒よ〜ン)の意気で、やるしかないか。

20.6.14 新居訪問

 長男が還暦の祝いをしてくれると言う。
 喜び勇んで、長男夫婦の家まで。もちろんハニーも一緒だ。

 祝い事は私の還暦だけではない。
 結婚1周年・新築祝い・就職(転職)祝い・長男とお嫁さんの誕生祝い、全てひっくるめて、とにかくパーティなのだ。

 2月に完成したばかりの新築は、流石にピカピカ。
 通されたのは2階のリビング&ダイニング。幸せいっぱいの空間は、とても微笑ましい。

手作りケーキ  お嫁ちゃんの飼い犬がけたたましく吠える(ヤキモチを焼いているのだろうか、歓迎されていないのは十分に伝わってきた)が意に介せず、乾杯じゃ。
 食べきれないほどのご馳走が並んだ。(実際、食べきれなかった)
 ビールにカクテル、日本酒もいっぱい頂いた。
 写真は、お嫁ちゃん手作りのケーキにご満悦のカッパちゃん。ケーキをアテにまだ呑んだっけ。

プレゼント  もちろん、食べて呑んでばかりじゃないぞ。たくさん話もした。
 母校に戻れた長男の生き生きとした顔が、とても逞しく思えた。
 次男もオンラインでの参加予定だったのだが、何故か連絡が取れず、それだけが残念。
 プレゼントももらったよ。欲しがっていた物がどうして分かるのかと思ったら、ハニーが情報提供していたようだ。
 とにかく、心づくしのおもてなしの数々に、大感激のカッパちゃん。
 お嫁ちゃん。あじがとうね。疲れたでしょう。これに懲りずに、また呼んでね。

20.6.15 還暦

 私が子どもの頃、60歳と言えばとんでもない老人のように思えた。
 その年に自分がなろうとは・・・。
 正直、なんとも言えない微妙な感じだ。

お手紙  多くの人から祝ってもらった。
 メールやメッセージ・生徒達からの手紙など。いっぱい、いっぱい
 メッセージの返事はまだ書き切れていない。

 HOPES通信にも書いたが、私は年だけ重ねた未熟者。
 身体はジジイでも中身は子ども。逆コナンで酒ね!なんて、言っていても良いのだろうか。

ピカチュウマスク  ここまでたくさんの人のおかげで生かさせていただきま酒た。
 全ての人々に感謝したい。
 あじがとうごじゃりま酒。
 どうぞ、これからもよろしくお願いいたしま酒。

 写真は、卒業生の保護者におねだりして作ってもらったマスク。
 鼻毛の書いてある奴が欲しかったのだが、無理ばかりは言えん。
 流石に、これ着けていたら怒らないやろと思ったが、あかん。いきなり大爆発してしまった。

20.6.16 フィルタークリーニング

 午前中から出社したのは、こんな事をするためじゃなかったのに・・・。
 急ぎの用事があるときに限って、要らんことをしてしまう。
 何を思ったか、始めてしまったのだ。クーラーのフィルター掃除をね。
 もちろん、フィルター掃除が要らんことだと言いたいのではない。
 これからのシーズンを無事に過ごすためには、大切な仕事だ。

 結構、埃がたまっていた。1年ぶりだもんな〜。
 水洗いし、枠も拭いて、床に落ちた埃を掃除機で綺麗にし、はい終了。
 小1時間の作業で、楽勝。午前中には完了した。

 これで止めたら良かったのだ。
 しかし、換気扇にも埃がたまっていることに気がつき、つい、ついでだからと取りかかってしまった。
 バカで酒。おバカで酒。いいえ、大バカで酒た。
 クーラーのフィルターは乾燥中。当然、冷房をかけるわけにはいかない。
 網戸があるとは言え、教室は半ば密室状態。
 あっという間に、汗だくになってしまった。

 汗をかいたら、全ての機能が著しく劣化する私。
 何もしないまま、できないまま、時間ばかりが過ぎていった。
 換気扇はまだ2つも残っているというのに。

還暦ケーキ  写真は、昨日保護者から頂いた還暦祝いのケーキ。
 すごいでしょ!このカッパちゃん、赤いちゃんちゃんこまで着ているのよ。
 ハニーと2人で平らげるのはかなりの苦行(美味しかったで酒よ)だったが、おかげでパワーフルチャージ。
 ありがとうございま酒た。

 さて、そろそろ汗も引いた。残りの換気扇をやっつけるか。
 おいおい、時間割はどないするねん。夢でまでうなされていたというのにさ。

20.6.17 アジサイ

 今日はオフ。ハニーと出かけるのは久し振り。(4ヶ月ぶりか)
 天気次第では目的地を変えるつもりだったが、梅雨の時期とは思えない快晴。予定通り、万博記念公園へ。

 ところが、出発間際にPCの前で絶叫している私。
 「なんでやね〜ん!」
 念のためにと確認したところ、水曜日は休園とあったのだ。

 まあ、着いてから気がつくのよりはマシ、と気をとり直し、行き先を再検討。
 キーワードは『アジサイ』。
 各地に名所はあるのだが、行ったことのない場所でとなると難しい。
 一つ良さげなスポットを発見。
 路が狭くて運転注意とあったが、山の中腹で涼しいだろうと善峯寺に決定!

 出発も遅れ、高速を使わずに走ったため、時間はかかったが、昼前には京都入り。
 慥かに路は狭かった。しかし、幸い対向車には出会わず、無事に目的地到着。
 さあ、行くぞ。雲一つ無い青空の下、歩を進めた。
 しかし、暑い!結構な坂道だし、快晴が恨めしく思えた。

アジサイカッパちゃんとアジサイ  いろんな種類のアジサイが咲き誇っていた。
 大ぶりの花が多かったが、咲き始めの可憐なものも。色も、白・ピンク・青と多彩だ。
 立ち止まると汗が噴き出すが、木陰は涼しく、景色もきれい。
 お勧めで酒!足腰が元気なうちなら、一度訪れる値打ちはありま酒よ。

 早めに帰宅。夕餐はもちろん鍋だ。
 心身共に疲れも取れて、元気回復。
 さあ、これでもう大丈夫。がんばろう!

20.6.18 こけた

 「痛い!非常〜に痛い!」

 駅の階段でこけた。
 つい先ほどの話だ。
 痛みは少し和らいだが、まだ膝はジンジンしている。

 最初は、何が起きたか分からなかった。
 なぜ、私は倒れているのだ。こんな場所で?
 親切なお方が「大丈夫ですか」と声を掛けて下さったが、俄には返事ができない。
 視線を向けることもできずに、「ダ・ダ・大丈夫です」と答えたが、立ち上がれなかった。
 どうやら、階段を下る途中で、一段踏み外したようだ。

 あ〜!情けない。
 誓って言うが、完全にシラフだ。(←当たり前)
 かつて、新大阪駅で派手に一番上から中央付近の踊り場まで頭から滑り落ちたことはあるが、あの時は泥酔状態。(十数年前の波泳会の帰りの出来事)
 しかし、今回は・・・。
 「昼、何食べようかな〜?あ、そうだ。財布持ってきてたかな」と、カバンを覗き込んだ途端だった。
 足元を見ずに歩いたからなのだろう。

 幸い、一段だけだったし、両手をついたおかげでズボンも破けずに済んだ。
 それにしても、情けない。
 気持ちだけいくら若くても、体は確実に老人なのね。
 ショボ〜ん。しばらくは大人しくしておこうか。

20.6.19 開幕

 プロ野球が開幕した。
 奇しくも、今日6月19日は「ベースボールの記念日」にあたるそうだ。

 実に3ヶ月ほど遅れたことになる。
 待ちに待ったと言うファンも多いだろう。私の母親など真にそうだ。

 これから一喜一憂の日々が始まるのか。
 正直、嬉しくもあり、少々煩わしくもある。
 (勝てば嬉しいが、勝ち続けられるわけはない。所詮は他人事に振り回される煩わしさかな)

 まあ、世間も日常を取り戻しつつあるのだと、前向きに考えるべきなのだろうが。
 取りあえず、初勝利&通算6000勝。おめれとう!

20.6.20 サーキュレーター

 サーキュレーターが届いた。

 実は、サーキュレーターなるものを、最近まで知らなかった私。
 サーキュレーターを言い換えると「空気循環器」となるそうだ。

 なるほどね。けど、扇風機と何が違うねん。
 用途?扇風機でも空気は循環できるで。
 風力?たしかに直線的な力強さは感じるが・・・。

 いやいや、それだけではあるまい。
 きっと、扇風機にはできない何かもっとすごい得意技があるに違いない。
 だって、サイズは小さいくせに、値段は扇風機の倍以上だもんね。

 ご存知の方はどうか教えて下され。

20.6.21 日食

 晴れていたら、16:00過ぎから見られるはずだった、部分日食。
 楽しみにしていたのにな〜。
 急に曇りだして、結局見られず。
 生徒達にも、絶対見ようねと言っていたのに・・・。

 「残念。無念。また来年」とはならないのが、辛い。
 何でも、夏至と父の日と月食が同時に起きるのは、次は700年後だという。
 生きていられるかな〜。

20.6.22 足し算

 昔は完徹でも平気だったのに・・・。

 年を取るのは悲しいね。
 ほんの少し睡眠時間が短かった(3時間弱?)だけで、今日はほとんど頭が働かなかった。

 どうせ呑んでたんでしょ!で酒って?
 ちがいま酒よ。一滴も呑んでおりません。
 ひたすら、夏の時間割を作成しておりま酒た。

 通信には「夏の時間割を作成しました」と書いたが、実は枠を決めただけで、科目は決まっていなかった。
 「現在、詳細を見直しております」の言葉にウソはないのだが、多少の誇張は入っていることは否めない。

 科目を決めるとはどう言うことなのか?
 な〜に、とりわけ難しい作業ではない。
 決まった時間枠の中に、バランスを考慮しながら決められた回数を配置するだけのことだ。
 ところが、決まったと思って回数を数え直してみるが、その度に数が違うのだ。
 情けなくなってきた。
 まさかと思われるかも知れないが、本当に数を数えられなくなっていたのだ。
 とうとう最後は、大きな紙に正という字を書いて数える始末。
 やっと予定数と一致した。
 なんと、この作業に2時間以上もかかってしまった。とほほ。
 途中から、何故か、鼻水も止まらなくなってきたしさ。

 さて、後はパソコンに打ちこんで表を完成させるだけだ。
 けど、もうダメ。今日はもう寝ま酒。お休みなさい。

20.6.23 完成

 やっと、夏期集中講座の時間割が完成した。
 予想以上の大仕事になってしまった。
 全ては、コロナのせいだ。(自分の未熟さを他人のせいにするのは良くないことだと分かっている。しかし、コロナは人ちゃうし)

 夏休みが大幅に短縮されるのは想定内のことだった。
 それ故、4月から先行追加授業を行ってきたが、実は、調子に乗ってたくさんやり過ぎてしまったのだ。
 正直焦った。やり過ぎた分の授業は追加で行えば良いのだが、足りない教材は(当たり前だが)新規に作成するしかない。
 さらに、各学校で夏休みの期間はバラバラ。従来の時間帯で行えるのは10日もない。
 もう!一体、どないせいちゅうねん!

 久し振りに頭を使ったわ。
 かなり歪なものになってしまったが、なんとか(生徒の学力向上に)必要最低限のものはできたと思う。
 自画自賛に過ぎないのは承知している。
 時間割ができただけでは意味が無いこともね。

 絵に書いた餅にならぬよう、気合いをいれて授業をしていこう。
 私のこの想い。どうか生徒達に伝わりま酒ように!

20.6.24 小者

 少し暑ければ「暑い」と文句を言い、寒ければ「寒い」とぼやく。
 腹が減ったと言っては不機嫌になり、満腹になれば「もう食えない」と宣う。
 なんて小さいのだ。私の器は。

 自分でも嫌になる。
 文句を言う前に、ありがとうと何故言わぬ。
 生きていることに感謝しろ!
 他人を責める前に己を振り返れ!
 頭では分かっていても、なかなか実行できない。

 ただ、他人を慮ることは大切だが、他人の評価を気にする必要は無いと思う。
 自分の思うがままに生きていけば良いのだ。
 誰かのために生きるなんて無理。
 誰の役に立たなくても良いのだ。人に迷惑さえかけなければね。

 これまでもこうして生きてきたつもりだし、きっと死ぬまで変わらないだろうな。

20.6.25 バイト代で

燎平から  教え子が贈ってくれた還暦祝い。
 念願叶って、今年から東大生になった子からだ。

 なんと、自分がバイトで稼いだお金で買ってくれたそうだ。
 ありがたい。
 けして安いものではない。けど、金額の多寡を言いたいのではない。
 その気持ちが嬉しいではないか。

 早速呑んでみた。
 うまい!
 いや、不味いはずがない。あいつの気持ちが込められているのだから。

 メールには「もっとバイトで稼げたらより良いお酒を送ります」とあった。
 アホぬかせ。そうそう何度も受け取れるか。
 それより、こちらに帰ってきたら、一緒に呑もうぜ。

20.6.26 匂い

 匂いというと臭いイメージがある(?)が、ご心配なく。今回は良い匂いで酒。
 ならば、香りと言った方が良いかも知れぬ。けど、やはり匂いなのね。

 換気のために教室の窓を開放していることは、何度も書いている。(またかと思わないでね)
 網戸をつけたおかげで、虫が入ってくる心配は無くなった。
 熱気は、冷房とサーキュレーターで防げる。
 しかしこの度、新たな問題が・・・。

 時刻にすると18:00頃かな。
 毎日、その時刻になると、何とも言えない良い匂いがしてくる。
 匂いの発生源は、教室に隣接するマンションからに違いない。
 もうお分かりで酒ね。そう、夕餉の匂いだ。
 料理に関しては全くの門外漢の私には、その匂いの正体が何なのかは分からない。
 正体は分からないが、郷愁を誘う懐かしい匂いである事は慥かだ。

 私が子供の頃、夕方になると必ず、どこからともなく漂ってきたあの匂い。
 外遊びに夢中になっていても、その匂いをかぐと「早く帰らなくちゃ」と子供心に焦りを覚えたものだ。
 (私には)とんとご無沙汰になってしまった匂いだが、今でも住宅地には漂っているのだろうか。
 いや、現に教室に流れてくるのだから、今も昔と同じなのだろう。
 そう思うと、何となく嬉しさを覚える。

 生徒達も、その匂いを感じると、表情が変わる。
 低学年は授業が終わってから家で食事をとる。授業は19:00までなので、ちょうどお腹が空き始める頃なのだ。
 6年生(5年生も偶に)の食事時間は19:00からなので、これまた、彼等にしてはたまらない匂いとなるのだろう。
 私も同じ。まあ、大人だから我慢できるし、空腹感より郷愁の方が勝ってるかな。

 もうお分かりのように、私はこの匂いが嫌ではない。
 けど、生徒達にとっては少々辛い時間帯になるようだ。
 まあ、慣れてもらうしかないけどね。
 30年前。塾を開設した当時の教室は焼き肉屋の地下だった。
 その頃の強烈な匂いに比べれば、はるかに穏やかだしさ。

20.6.27 差し入れ

 友人より、思いもよらぬ差し入れをいただいた。

茶谷氏より  私が暑がりだからと、制汗グッズと清涼肌着。
 私がお酒好きだからと、消毒用のアルコールとお酒の入ったお菓子。
 ありがたいね〜。

 どうして、人は他人に優しくできるのだろう。
 どうして、私にはそれができないのだろう。
 器の違いかな。

 涼感スプレーを早速使用。
 効果絶大。まだ鳥肌が立ってま酒。
 感謝!

20.6.28 ぱっつんぱっつん

 昨日から半袖。
 いただいた清涼肌着に身を包み、これで蒸し暑さとはサヨウナラ。快適な日々が待っている。
 と、思っていたのだが。

 おかしい。
 肌着がキツい。
 Yシャツもキツい。
 全てがぱっつんぱっつんだ。
 サイズが合っていないのか?
 いや、Yシャツは昨年も着ていたものだ。
 なじぇ?

 そう、結論は1つ。
 服が縮んだのではない。
 私が肥大したのだ。

 ぐわ〜ん!ショック。
 心なしか(いや確実に)、下腹もぽっこりしている。
 還暦を迎え、体型も幼児化したのでしょ!って。
 冗談じゃない。ハゲの上にデブだなんて。いやじゃいやじゃ!
 よ〜し!痩せるぞ!
 取りあえず、1日4食(オイオイ)を2食にする事から始めよう!

20.6.29 救いの女神

 これまで、何度彼女に救われたか。

 今日も辛いことがあった。
 想いの届かぬもどかしさ。
 突き放すフリをしながらも、僅かな望みに賭けていた。
 けど、結局、また裏切られた。

 この仕事は、こんな事のくり返し。
 それは十分承知しているつもり。
 けど、こちらも生身の人間。
 元気を装ってはいるものの、実はそれほどタフではない。
 「やめたら〜!」と、何度叫んだことか。

 荒んだ気持ちで帰宅。
 生憎、愛しのハニーは帰省中。
 「おかえりなさい」の声で癒されることはない。
 となれば、酒で悔しさを紛らわせるしかない。いつものようにね。

 呑みながら、ふと思い出した。
 「見ていないビデオがあったじゃないか」とね。
 ありま酒た。ありま酒たよ。とびきりのビデオがね。

 泣きま酒たね。アホみたいに一人で号泣。(一人だから良いんだよ)
 心が洗われま酒た。
 己の愚かさにも気がつきま酒た。
 もう一度、可能性に(ゼロではないのであれば)賭けてみようかな。
 由紀恵様。あじがとう。
 やっぱ『ごくせん』。最高で酒!!

GOGOGOGOGO!  あ、写真と本文は無関係。
 5日前の奇跡をUPさせて頂きま酒た。
 GOGOGOGOGO!てね。
 さあ、元気出していこ〜!

20.6.30 呆れ

 怒っているのではない。憤りを通り越して呆れるしかないのだ。

 って、一体何に対して?
 (今回は)生徒達にではない。
 政治家どもにだ。特に、国会議員。
 私からすれば、彼等は理解を超えた存在。
 もちろん、中には粉骨砕身、世のため人のために働いている方もおられるのだろう。
 けど、国会中に居眠りをする老人達。
 バレたら頭は下げるけど、バレなければ好き放題。
 口では偉そうにきれい事ばかり言うが、頭の中は己の損得ばかり。
 そんな奴らに何故ボーナスが支給される?
 国民が苦しんでいるというのに、文句を言うばかりで何もしない、できない輩が何故特別扱いされるのか。

 おかしいよ。
 いくら叫んでも、詮無きことと分かってはいるが。
 政治って何なのさ。国会議員ってそれ程偉いの?

 久し振りに、日本人をやめたくなってきた。
 この国の良心は何処に行ったのだ。
 え?諸外国に比べればまだマシ?
 もう若くない私でも、若者達が無軌道に突っ走りたくなる気持ちが分かる。
 暴れる元気もないけどね。

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