カッパの日記 

2012年8月

12.8.1 コピー代金

 先月、請求書を見て驚いた。
 コピーのカウンター料金が20万円近かったのだ。
 まあ一ヶ月分ではないが、それにしても普段の3倍以上。
 どうしたことかと考えた。
 思い出した。昨年末の展示会に出かけたときに、担当と話をしたのだった。
 「コピ―機と印刷機では、何枚から印刷機の方が得なの?」
 その時の返事を真に受け、最近の印刷は殆どコピー機に頼っていたのだった。

 「何とかなりませんか?」と担当に泣きつく。
 交渉(ほぼ丸呑みだが)の末、カウンター料金を少しだけ下げてもらった。(来月から)1枚につき0.5円安くなった。
 で、再度尋ねた。
 「コピ―機と印刷機では、何枚から印刷機の方が得なの?」
 「10枚までならコピー機ですね」
 「え〜!この前聞いた数字と全然ちがうやん」
 「申し訳ありません。よく調べてお答えするべきでした」
 (騙された〜)と思いつつも、終始笑顔のカッパちゃん。
 もうどうでもいいや。怒る気力もない。
 あ〜!次回の請求が恐ろしい。

12.8.2 雑巾

 授業が終われば、机を拭く。
 もちろん、毎日のことだ。
 生徒たちが次に気持ちよく使用できるように。
 先ずは水拭き。それからカラ拭き。
 生徒の数は少ないくせに机の数は無駄に多い我が教室。
 一つ一つを力を入れて拭くと、けっこう汗だくになる。

 雑巾がけが終わったら、(当たり前だが)その雑巾を洗う。
 けれど、なかなか雑巾はきれいにはならない。
 一度汚れてしまった雑巾は元の状態には戻らない。
 ある程度は仕方がないだろう。
 けど、毎日くり返し使っていると、次第にとんでもない色になってくる。
 そう、所謂「雑巾色」だ。
 こうなってしまったら、もうあかん。机を拭いているのか、汚しているのか分からない。

 今日、雑巾を新しいものに取り替えた。
 心なしか、いつもよりは机がきれいになったように思える。
 その分、雑巾はいきなり汚れたけれど。

 ふと、気がついた。
 「教育も、この雑巾と同じではないか」と。
 汚れた心では(生徒を)きれいに磨けない。
 けど、汚れるのを嫌がっていても、何もきれいにはできない。

 ああ!既に私はボロ雑巾なのだろうか。

12.8.3 暑気払い

 まだまだ元気なカッパちゃん。今朝など事務所にAM7:00入り。
 どう、気合入ってるでしょ。
 って、単に、仕事が溜まってきたから?
 え?違いま酒よ。愛で酒よ。生徒愛!美しいでしょ。

 おかげで早く帰宅できた。
 フフフ。今日は鍋なのだ。
 真夏に鍋。それも思い切り辛いキムチ鍋。
 しっかり汗をかいて暑気払いと目論んだ。
 え?結局そのための早出か〜い!てか?
 だから、違うって。生徒愛だってば。

 実はとんでもない汗かきの私。辛さには弱いくせに辛い物好きという困った性質だ。
 けど、汗かきにも2パターンあるのをご存じだろうか?
 汗をかきかき(醜く)へばっていくタイプと、汗をかいてすっきりリフレッシュというタイプ。
 スポーツマンの汗はもちろん後者だ。
 では、カッパちゃんは??
 今日は、不思議とスッキリ元気。爽やか呑ちゃん復活で酒。
 そのあと、大鼾で眠りこけていた(らしい)のは内緒だけどね。

 散髪もしたし、気分も爽やか。また明日から頑張るじょ!

12.8.4 オフなのに

 どうしてこんなに時間がないのだろう。
 今日はお休み。ゆっくり起きて、用事を済ませ、仕事も片付け、のんびりする(←理想的な一日)ハズだった。
 お寺さんのおつとめ、父の墓参りまでは予定通りだったが、結局、睡眠不足は解消されず、仕事も全く捗らなかった。
 ついさきほどまで、OB会の連絡メールを打っていた。

 仕事がとろいのだろうか。たしかに、メールに5時間以上はかかりすぎ。
 けど、オリンピックに夢中になっている訳でもない。(昨日のナデシコは応援したが、他は一切見ていない)
 それどころか、テレビはほとんど観ていない(ビデオが溜まる溜まる)。

 あ、そうか?呑むからいけないのか?
 今日も、ナイター見ながら(テレビ観てるやン!てか?)、あっという間に(30分後には)気絶していたな。
 どう考えたって、時間を作るには、呑む時間を減らすしかなさそうだ。
 う〜ん。困った。
 この問題については、とりあえず寝ながら考えるとしよう。お休み。ぎゃ!もうAM3:00だ。

12.8.5 すれ違い

 折角卒業生が訪ねてきてくれたのに、私は既に帰宅していた。
 その頃、「暑気払いじゃ」と、鍋を喜んで食っていた。
 残念・無念・また来年!なんて言っていられない。
 久しく会っていなかったし、「今年の同窓会はいつ?」と大分前からメールで尋ねていた子だ。
 「有給を使ってでも必ず参加します」と言ってくれたのに、結局、彼の気持ちには応えられなかった。

 あ〜あ。会いたかったな〜。
 せめてアポをとってくれていたらと思ったが、彼を責めることはできない。
 だって、彼が生徒の頃には、私が教室にいないことなど考えられなかったのだから。私がいつでもいるのが当たり前だったのだ。

 電話を掛けたら、もう千葉に戻っていた。
 今年から社会人になったそうだ。
 在籍中は色々心配を掛けた子だったが、もう大丈夫だろう。それにしても、早いもんだ。
 その彼に、「先生。頑張って下さい!」と、言われたときは、思わず泣きそうになった。
 「すまん」 色んな意味で申し訳なさが募った。

 この埋め合わせは、今度必ず。そのときゃ、ゆっくり呑もうや。

12.8.6 姪

 私には姉がいる。知る人ぞ知る、知らない人は全く知らない。
 今日はその姉の誕生日。私よりも確実に年上なので、もう完璧なおばさんだ。
 あ!いかん。この日記は姉も読んでいるのだった。
 訂正しなくては。
 とても私より年上には見えない。いつまでも若々しく美しい姉で、私は鼻が高い。
 ま、これならいいだろう。(実は、長い間会っていないけど・・・)

 誕生日おめでとうの電話をかけたら、思いもかけぬ報せがあった。
 姉の長女(すなわち私からすれば姪)の結婚が決まったそうだ。
 姪が赤ちゃんの頃には、私が子守をしていたこともあった。その子がと思うと、感慨深い。
 当たり前だが、いつまでも子どもじゃない。今じゃすっかり大人。お医者さんをしている。
 少し前から、義兄からは「誰かいい人おらん?」と訊かれていた。
 流石に、生徒を紹介するわけにもいかんしな〜と、困っていたのだが、めでたしめでたし。

 式は来年2月だそうだ。
 もちろん万難を排して出席するじょ〜!
 え?来んといて!ってかい。そりゃないぜ!
 大人しく一人ニコニコと呑んでいるから、絶対に暴れへんから、是非ご招待下され。

12.8.7 逢魔が時

 「PCにだって感情はある」(いやこの世の万物すべては生きている。たとえ機械であろうとも)
 かねてより、そう固く信じている馬鹿カッパ。
 事務所のPC(パソ子ちゃん)は、たいてい午前中は機嫌が悪く、家のPC(パソ太郎)は22:00からしばらくの間、働きたがらない。
 「魔の時間帯」と私は呼んでいるのだが、本当にこの時間は調子が悪いのだ。

 ところが、分かっているのに、ついつい同じ間違いをくり返すのが、馬鹿の馬鹿たる証左。
 昨日も、ぐずっているパソ子にお仕置きを食らわしたら、手ひどい仕返しを受けた。
 なんと9時間にもわたるストライキ。もう、まいった、まいった。
 寝起きが悪いのにいきなり働かせたから怒ったのかい?  本当に、このわがまま娘め。一体、誰に似たんだ。

 家のパソ太郎も同じ様なもの。まあ、こいつは我が家10年以上におり、もう大分年をとってきた。
 動きが悪いのは年のせいと、割り引いてはいるが、いつもある時間帯(22:00〜24:00)はネットに繋がりにくくなる。
 眠たくなるのだろうか。そのくせ、夜中は元気なのだ。

 どいつも、こいつも素直に言うことをきいてくれない。
 さりとて、取り替える余裕なんてあろう筈はなく、この子達とこのまま付き合って行くしかないのだが。
 そう、だましだまし、機嫌をとりながらね。

12.8.8 プロならば

 オリンピック、盛り上がってま酒ね。
 マスコミでは、連日、日本勢の活躍が報道され、テレビも時間を問わず実況放送を行っている。
 おかげで寝不足だという人も多いのではないだろうか。

 応援ムードに水を差すようで申し訳ないが、あえて一言。
 応援よりも先ずは自分のことを優先すべきではないだろうか。
 当たり前と言えば当たり前すぎるのだが、自分の本分を忘れて応援にうつつを抜かすのはどうかと思う。

 受験生にとって、一番大切なのはメダルの数じゃない。
 冷たい言い方かも知れないが、メダルが多かろうが少なかろうが、自分の人生には関係ないのだ。
 もちろん、教える立場でも同じ。
 テレビ観戦のせいで寝不足で・・・。なんて言い訳にもならない。
 プロ失格。いやそれ以前にプロとは言えない。
 例えば、手術中に医者があくびをするなんてことは考えられないだろう。
 そんな奴に命を預けてなんていられない。
 私だって、生徒たちの人生を預かっているのだ。いい加減なことは許されない。

12.8.9 前半終了

 とりあえず、前半終了。
 今年は元気だ。
 バテてもいないし、滅入ってもいない。
 そりゃ人間だから、常に冷静というわけにはいかないが、生徒に対して感情的になることもなかった。
 え?22年目にして初めて?

 少し楽な時間割にしたせいもあるが、やはり体調管理に気を配ってくれたハニーのおかげだろう。
 さて、問題は後半だ。
 いきなり、ハニーが次男と里帰り。
 ま、数日のことだから大丈夫だとは思うのだが・・・。

12.8.10 一目瞭然

 ハニーが髪を切った(らしい)。
 と言うのは、会話の途中で判明したのだが、
 「やっぱり!一目で分かったよ」と言ったら、パンチが飛んできた。
 だって、そんな毛先を揃えた程度で分かるはずないやん。
 詐欺や。騙しや。訴えてやる。(誰を?)

 現在18:00。昼間に食べたトンカツがまだもたれている。
 初めて行く店で、食べているときは、「こりゃ美味しい」なんて言っていたのにな〜。
 やっぱ、年寄りに油もんはきついわ。

 今日は一日、家で仕事をがんばるつもりだったが、大して捗らなかった。
 う〜ん。ピンチじゃ。
 それにしても、ネタがない。
 つまらんことばかりで、ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!

12.8.11 大失敗

 準備は万端。
 この日のために、できるだけのことは、全部やった。
 案内状作成・出欠とりまとめ・名簿作成・連絡諸々。
 我ながらよくやった。少しは恩返しができたと思う。

 う〜ん。完璧!

 の、はずだった。

 と書きながら、実は今、青ざめている。

 宿を予約したのは2ヶ月前。
 昨年の反省を活かし、料金の安さだけに騙されぬよう、割と小綺麗なホテルを押さえた。
 七日前予約確認メールが届いた。当然無視。
 前日予約確認メールが届いた。一応確認。
 あれ?このメールおかしいわ。「ご利用人数1人」だって。ははは、馬鹿だな〜!
 ははは、は、は?
 え?もしかして?
 予約したときのメールを探す。お!出てきた。
 うわ〜!「1人」ってなってる。

 どないしよ。慌てるな。先ずは、電話やな。
 (小一時間のブランクがあると思って下され)
 ふぅ〜。何とかなった。ちょっと損したけど。

 本当に馬っ鹿だな〜。昨日からキャンセルばっかだ。

12.8.12 ミステリー

 OB会、無事終了。
 幹事としての初仕事。まあ、多少の失敗はあったが、何とか許していただけるレベルではないだろうか。
 恩師ともお会いでき、大先輩たちともお話をすることができた。
 不思議なもので、OBに囲まれていると、自分が高校時代に戻ったような錯覚にとらわれる。
 だからいいのだ。純粋だった頃に戻れるわけはないが、そのときの自分を思い出すだけで元気になれる。

 それにしても忙しかった。
 いつもなら、好きなだけ呑んで、気楽に話をしていればよかったのだが、今回は緊張のしっぱなし。
 ほとんど呑めなかったし、座ることもままならない。
 時間がこれほど短く感じたのは初めてだった。

 さあ、二次会だ。
 呑むぞ!食べるぞ!騒ぐぞ!と、意気込んで臨んだが・・・。
 出席者の約半分がそのまま一軒に流れ込んだものだから、超満員。
 空腹は全く満たされなかったが(そりゃ枝豆食べただけだもの)、気を遣わないで良いだけ気が楽だ。
 緊張は次第に解けていき、いつものぐだぐだ状態に。

 割と早い時間に、二次会もお開きになった。(料理も酒も不味すぎたのだろう)
 そこで事件は起こった。

 店に入るとき、自分の靴を靴箱に入れた。番号は26番。
 しっかり鍵もかけ、番号札はずっと持っていた。
 ところが、いざ帰る段になり靴箱を開けたら、そこには違う靴が入っていた。
 OB会のメンバーの靴ではない。
 店員に客全員に聞いてもらい、しばらくしてその靴の持ち主は判明した。
 その人は3番の番号札を持っていた。
 で、3番の靴箱を開けると、そこは空。
 仕方ない。全ての靴箱を順に開けていく。
 あった。4番の靴箱に私の靴が。

 さて、一体何故このようなことが起こったのか。
 酔っぱらった私が、4番に靴を入れ26番の札だけ取ったのか?とも思ったが、私が26番に入れたのをハニーは目撃している。
 26番の箱にあった靴の持ち主が3番の札を持っていたのも謎だ。
 誰かの悪戯?しかしそれにはマスターキーが必要だ。じゃ、店員?ありえないだろ。
 う〜ん。真夏の夜のミステリー?まあ、その店には二度と行くことはないだろうが、不思議すぎる。

 見つかってホッとしたが、その間約30分。先輩たちは全員お帰りになっており、ご挨拶もできず終いだった。
 残ってくれた後輩たちと飲み直す気にもなれず、頭をひねりながら、宿に帰った呑ちゃんであった。

12.8.13 本業専念

 私の本業は塾の先生。忘れちゃいけない。
 随分と雑事に振り回されたが、さあそろそろ本業に専念しよう。
 と言うより、専念しなければ。

 何が何でもやるんだ!
 生徒達に要求しているなら、私もやらねば。
 

12.8.14 「5年3組リョウタ組」

 石田衣良の小説。
 小学校が舞台。
 教育現場のさまざまな問題を、若手教師の視点から見て、取り上げている。

 まだ読みかけだが、なかなか良い。
 石田衣良を見直した。
 男女間の心情ばかりを書いているチャライ奴かと思っていたが、どうやら誤解していたようだ。
 そう思っているのなら、読まなきゃ良いじゃないかってかい?確かにそうなんだけど、何か惹かれるのよね。

 きっとそのうちこの小説もドラマになったり、映画化されたりするんだろうな。
 しかし、これは映像にして欲しくない。
 映像になると押しつけがましくなる。
 役者の個性が勝っている場合、読み手のイメージした人物像が潰されてしまうからだ。
 できれば勝手に想像して楽しみたい。久しぶりにそう感じた作品だ。
 

12.8.15 寝不足

 何故だろう。寝不足の日々が続いている。
 ここ数日は3〜4時間睡眠だ。
 確かに、蒸し暑くて寝苦しいが、夜遊びしていたわけでもないし、オリンピックを見ていたわけでもない。
 ただ、気がつけば夜が更けている。
 時間の感覚が失われてしまったかのようだ。

 流石に、体も頭も利かなくなってきた。
 今日は早く眠ろう。
 おっと、その前に、少し部屋をかたづけなければ。
 だって、今晩遅くハニーが帰ってくるんだもん。

12.8.16 夢枕

 霊の存在を否定も肯定もしない私だが、流石は盆である。
 死んだ親父が夢に出てきた。(初盆ではない。親父が死んだのはもう10数年前のことだ)

 4時間睡眠がクセになってしまったのか、それとも単に冷房のタイマーが3時間で切れるから、暑くなって目が覚めるのか。
 とにかく、あれほど(どれほど?)疲れ果て、横になった途端に眠りに落ちた昨夜でさえ、4時間で目が覚めた。
 幸い今日は授業がないからともう一度眠りについたが、慢性的な睡眠不足は解消されてはいない。

 え〜い!鬱陶しい。とお思いの方も多いだろう。
 言い訳が長くなったが、ちょっとお昼寝してたのね。ハニーと仲良くポンポンにタオルケット掛けて。(ハニーも長旅etcで疲れていた)
 親父はお墓参りにも行かないで、並んで寝ている私たちに腹を据えかねたのだろうか。
 いきなり、仕事をやりかけにしていた私のパソコンを持っていこうとする。
 電源もついたままなのに、何と乱暴な。(断っておくが、親父は私とは違い、温厚な性格だ)
 思わず「何すんねん!」
 「うるさい。どうせ使こてへんやろ。それに、もともとこりゃ、わしのや」
 「(え?ちゃうやろ)ちょっと寝てただけやン。うわ〜!図が消えとる。えーかげんにせーよ」

 お互いに何かいろいろとどなり合っていたような気がする。
 普通亡くなった人は口をきかないっていうけどね。なんでやね〜ん。

 と言うより、何で久しぶりに会った?親父とケンカせなあかんねん。
 親父は何を伝えたかったのだろうか。
 お墓参りには、今月は行ったけど、ほったらかしにしていたのも確かだ。
 ごめんなさい。必ず、次回のオフの日には伺いま酒。

 このことハニーに告げると、
 「お父さん。パソコン欲しいのかな〜?」って、・・・。
 お父様。私は素敵なハニーに守られておりま酒。(おかげでおそらく)大丈夫で酒から、どうぞご安心を!
 

12.8.17 一時帰宅

 「青春18きっぷ」で東京〜宇和島間を旅行?いや、移動中の次男。  今朝、久々に帰ってきた。
 正月に帰ってきて以来だから、私とは半年以上ぶりのご対面だ。
 変わらぬ姿に一安心。
 けど、移動に疲れていたのだろう。昨夜も寝ていないと言っていたし、疲れはありありと見て取れた。

 どうして「青春18きっぷ」なんだ?
 確かに安いけど、時間がかかりすぎるだろ。
 そんなに鉄道好きでもなかった筈だし。
 私は理解に苦しむが、これが若さの特権なのか。

 今日中に東京に着かねばならぬからと、昼まで少し眠って、バタバタと出て行ってしまった。
 我が家の滞在時間は5時間弱。父との会話は10分だった。
 まあ、それでも十分嬉しいが・・・。
 今月末には、もう一度帰って来るという。
 ふふふ。今度は一緒に呑めるだろう。

12.8.18 落雷

 私がかんしゃくを起こしたのではない。
 先ほどまで陽が射していたかと思えば、いきなり外が薄暗くなり、窓には大粒の雨が。
 生徒達に「夕立だね(まだお昼だけど)」と言い終わるか終わらぬうちに、雷鳴が轟いた。
 「きゃ〜!きゃ〜!」と最初はわざと戯けていた子ども(及び私)だが、次第に心配になってくる。
 いつもとはちょっと様子が違う。
 かなり近い。ピカッと光ったら、即ガラガラドッシャ〜ン!
 しかも、普段ならすぐに遠くへ行ってしまうのに、長時間にわたって鳴り響いている。
 雨足が弱まる気配はない。
 少し音がおさまったかなと思ったら、また大音響。大袈裟に言えば、窓が割れるかと思えるほど。
 近くに落ちたようだ。被害が出なければよいが。

 念のために、PCの電源を落としておいてよかった。
 ピカッと外に閃いた瞬間、部屋の電気が消えた。停電だ。
 停電はほんの一瞬だったが、子供達も本気で?怯えはじめている。
 「部屋にいる限りは大丈夫だよ」と落ち着かせるが、
 「うわ〜ん。どうなるの?帰られへんの」
 「そうなったら、ここでキャンプや」
 「え〜!風呂もあらへんのに〜!絶対に、い・や・や!」
 突然、日常を取り戻すところが面白い。

 まあ、1時間ほどで雨も小降りになり、雷鳴もかすかに聞こえる程度になった。
 はて?ネットに接続できないぞ。ランも繋がらない。
 うっそ〜ん!一難去ってまた一難。
 なんとか、復旧。(理由は分からぬが、コンセントを一旦全て抜いて、つなぎ直すと元に戻った)

 地震・雷・火事・オヤジ。昔から怖い物の代表とされてきた。
 オヤジはいまや怖い存在ではないだろうが、今回の雷は、本当に怖かった。
 ちょっとちびったことは内緒にしておこう。

 死亡事故まで起こっていたとは知らず、不謹慎な発言、お詫びいたします。

12.8.19 見直しの大切さ

 脱稿間近。って、脱肛ちゃいまっせ。
 秋に発売予定の問題集。2冊のうち、ようやく1冊の目処が何とか立った。
 と言っても、新規に作成したものではない。現在生徒達に使用させているものの改訂版だ。
 一応、全ての図を書き直し、問題を一部差し替え、さらに丁寧な(しつこい)解説を加えた。
 予定が大幅に遅れており、気持ちばかりが焦っているのだが、いやいや、ここで慌ててはならない。
 こんな時こそ、慎重を期さねばならぬ。仕上げを欠いては全てが無に帰す。
 前回の反省をふまえ、念には念を入れて見直しているが、それにしても恐ろしい。
 見直す度にミスが見つかるのだ。

 つくづく自分の雑さが嫌になる。
 初版を書き上げた時(5年前)は、嬉しさのあまり、ろくに見直しをしなかった。
 けど、それはとんでもない思い上がりだった。はっきり言って世間を舐めていた。
 思えば、20数年前に問題集を作ったときも同じような状況だったのかも知れぬ。
 そのときは出版社のバックアップがあったから、何度も他人のチェックが入った。
 本来なら、その一つ一つに感謝すべきなのに、その時の私は「細かいことばかり言うなよ」と、ろくに取り合わなかった。

 前回の失敗は、昔の教訓を活かすどころか、何とかなるわと楽観視し過ぎていたことが原因だ。
 今回も全く一人。当たり前だが、誰も助けてはくれない。
 一つのものを作り上げることの大変さと、それに伴う責任も、今さらながら痛感している。

 生徒達にはいつも「見直ししなさい。見直ししないのは、(自分が正しいと思い込んでいる、単なる)思い上がりだぞ!」と、言っている私。
 自分の言葉がそのままはね返ってきた。
 明日、再度チェックし、印刷所に出そうと思う。

12.8.20 休み明け

 今日から低学年も授業再開。
 みんな健康的に日焼けして、なかなか良い感じだ。
 目にも力が漲っている。

 と喜んでいたのも束の間。
 肝心の授業になると・・・。

 あれ?何か変だぞ。
 突然、目が虚ろになる。
 いつもに増して、集中力がない。
 たった今教えたことが理解できていない。
 確かに小学3年生に3時間も集中力を持続せよと言う方にも無理があるのだが、しっかり鍛えたおかげで最近は、何とか持続できるようになっていたのに。
 何と言うことだ。まるで、新学年スタート時のような状況だった。

 はは〜ん。なるほど。分かったぞ。
 これが世に言う「休み呆け」の状態なのか。

 以前、学校(公立)の先生が嘆いておられたのを思い出した。
 「何でもかんでも連休にしてしまい、子供達を先頭に世間は喜んでいるが、教育現場は大変迷惑している」と。
 「3日も全く勉強から離れた状態が続けば、休み明けの授業中は、半数以上の子がボーッとしている」らしい。

 彼らは2週間以上も授業がなかったんだ。呆けるのも仕方ないかも知れない。
 授業がなくても、学習を自主的に継続していた子はまだマシだったが、緊張から完全に解放され、すっかり普通の小学生に戻ってしまった坊や達。
 こりゃ、以前の状態にまで高めるには、少し時間がかかりそうだ。あ〜あ!

12.8.21 校了

 やっと上がった。って言っても全部自分次第だけど。
 前日に全ての図書き換えなどのハプニングはあったが、(おそらく)良いものが出来たのではないかと思う。
 後はミスのないことを願うばかりだ。

 とりあえず、今日は祝杯を挙げ、ゆっくり眠ることにしよう。

 けど、のんびりなんてしていられない。
 もう1冊を遅くても20日以内に仕上げねばならぬ。
 さあ、がんばるべ。

12.8.22 授業

 PCに向かって問題集の原稿作成ばかりしていると、頭が痛くなる。
 やっぱり、体は適度に動かさなくちゃいけない。
 その意味では、私にとって、授業はちょうどよい運動なのかも知れぬ。

 しかし、つくづく自分の未熟さを痛感している。
 授業をしていると、問題集の言葉足らずが気になり、原稿を書いていると、授業の雑さが見えてくる。
 私はどちらもまだまだ中途半端だ。
 まあ、嘆くより、前向きに捉えよう。
 自分の足りないところが見えたんだ。ならば、補っていけばよい。

 蛇足だが、授業と問題集、生徒にとってどちらが分かり易いのだろうか。
 生徒本人のレベルにもよるが、教える側とすれば圧倒的に授業の方が楽だし、生徒にもプラスになると思う。
 もちろん、授業には参加しなければならない。ただ教室にいるだけでは参加したことにはならない。
 即ち、自分の力で考え、そして説明をちゃんと聞くというルールを守ることが大前提になる。
 授業(ライブ)は、生徒の反応がじかに伝わってくるから、進めやすい。
 ある方法で説明して生徒が理解できなけば、別の道を示せばよい。あるいは、もう一度説明することも可能だ。
 言うまでもないことだが、授業が成立するには、教材がしっかりしていなければならない。
 分かりきったことをくどくどと説明されて喜ぶほど生徒はお人好しではないし、そこまで暇人でもなかろう。
 けれど、私の教材にはその心配は不要だ。何故なら、私は今いる生徒のレベルに合わせて教材を作成しているのだから。
 私の授業が完璧だと言いたいわけではない。あくまでも問題集と較べての話だ。
 授業にだって弱点はある。
 ライブゆえのハプニングは付き物だし、特に私の授業では、前回までの内容を理解しておく必要があり(すなわち復習が必須)、また集中力が切れたら授業に参加している意味がなくなる。
 受講者側の準備が欠かせないという意味では、ハードルが高いと言われてもしかたないだろう。私の授業が難しいと敬遠される一番の理由はそこかも知れぬ。
 だが、復習を怠らず、積極的な姿勢で臨む子にとっては、これほど分かり易い授業はないはずだ。
 前回の確認から始まり、基本から応用させていく。難問に挑戦するにしても、いきなりどうだ!ではない。必ずヒントがその日の授業に隠されている。

 受講者が少ないのは残念極まりないことだが、私は十分の授業の基本姿勢は崩したくない。
 理解して下さる方が一人でも増えることを信じて、精進あるのみだ。
 呑ちゃん。ファイト〜!オ〜!

12.8.23 おかえり

 次男帰宅。今回はショートステイではなく、しばらく滞在できるらしい。
 昨日帰省したものの、家にも寄らずそのまま高校時代の仲間との呑み会に参加した次男。
 私が帰宅する寸前に帰ってきたようだ。
 帰宅して驚いた。
 お友達と一緒だという。
 しかも、その子は現在風呂に入っている。
 え?え?え?女の子?と思った読者の方(及び私)。
 残念で酒た。
 私と似て奥手の次男。連れは男の子だった。しかも近所の子。帰る前に汗を流したかっただけのようだ。

 昨夜は私も疲労困憊だったので、そのままお休み。
 本日、お帰りパーティを開催した。(と言っても、単なる家呑みだが)
 久しぶりに話ができ、嬉しかったカッパちゃん。けど、あっという間にダウン(私が)。
 滞在中にぜひもう一度機会を持ちたい。
 今度は体調を整えて臨むぞ!

12.8.24 大先輩

 自分のことでもないのに、自慢するのは気がひけるのだが・・・。

 私にはゴールドメダリストの先輩がいる。
 いや、先輩と呼ぶには畏れ多すぎる。御年90歳を迎えられた大先輩だ。

 マスターズ水泳大会と言えばお分かり頂けるだろうか。
 ご存じの方も多いだろうが、早い話が18歳以上の方を対象にした各年齢別の水泳大会の事。個人の能力に応じて、18才から24才、25才から5才ごとに区分した年齢別に、100才までの幅広い年齢層にわたって水泳競技を楽しむもので、『健康・友情・相互理解・競技』をモットーとしているらしい。「FINA」(=国際水泳連盟)が主宰している。
 先輩は、そのマスターズ水泳大会で世界一なのだ。

 先輩とは、今年もOB会でお目にかかった。
 OB会には毎年参加されており、年令を感じさせない矍鑠としたお姿には、今や神々しさまでが漂う。
 今年は、イタリアで行われた世界選手権で4種目中2種目で優勝。残りは銀メダルと銅メダルだったそうだ。ちなみに4年前のオーストラリア大会では4種目全て優勝という快挙を達成されている。
 え、どうせ年寄りばかりで参加者も少ないのだろうてかい?
 とんでもない、90歳だけでも全世界から一競技に70人ほどが出場されるらしい。
 その年で泳ぎ続けておられるだけでも素晴らしいことなのに、競泳。それも世界一の記録を持っていらっしゃる。何とも凄すぎるではないか。
 10月にはシンガポールでの試合に出場されるという。すげ〜!

 しかし、最近は緑内障を患われ、視野が狭くなられたとか。難聴もあり、お一人では行動するのが困難になったと嘆かれていた。
 けれど、そこは奥様が付き添われ、しっかりフォローされている。
 また、この奥様がお美しいお方なのだ。
 ご婦人の年令を公表するのは憚れるから秘するが、ご結婚されたのはまだお若い頃(20歳前?)だったとお聞きしたから、金婚式はとうの昔に終えられたことだけは確かだ。一体結婚生活何年になられるのだろう。
 先日のOB会では、恩師の米寿を祝うHappyBirthdayを声高らかに独唱された。

 ここまで読んでこられた方々。それがお前に何の関係がある?とお思いだろうか。
 ふぉふぉふぉ。ちゃんと関係あるのだ。
 今日、大先輩からイタリアのお土産が届いたのだ。しかも、奥様直筆のお手紙つきで。どーだ!まいったか。
 先日会場で二言三言お言葉をかけて頂き、それだけでも光栄の極みなのに、プレゼントまで。なんともまあ嬉しいではないか。
 野菜の皮むき器と鍋敷き?どちらも、イタリアらしい明るい色づかいで、大変可愛らしい。奥様のセンスなのであろう。大事に大事に飾らせていただこう。
 え?使うなんてとんでもない。畏れ多すぎま酒。

 生徒達にも、この大先輩のことは話をしたことがある。
 私が「あ〜疲れた。もう年かな?」と言うと、
 「何言うてんのん!90歳のメダリストに笑われるで!」と叱咤激励される。
 「おまえら、比べる相手が違いすぎるやろ」と言いたいのをぐっと堪えて、
 「そうやな。がんばらな」と応える健気なカッパちゃん。
 いや、ほんま。大先輩には敵わないのは仕方ないとしても、弱音を吐いていてはいけませんね。
 大いに反省。はい。頑張りま酒!

12.8.25 若者の街

 久しぶりにお街へ。
 心斎橋から本町。それから難波まで。

 昼間のミナミは若者でごった返していた。
 活気に溢れていると言えばよいのだろうが、既に初老の域に足を踏み入れた私にとっては、苦痛でしかなかった。
 真っ直ぐ歩くのもままならぬ。飛び交う言葉は意味不明だし(実際アジアからの観光客が多い)、面白そうな店もたくさんあるのだが心が動かない。
 若い頃は刺激に充ち満ちた魅惑的な街に思えたものだが、年令とともに感じ方は変わるのだと痛感した。

 あ〜。疲れた。

12.8.26 インタビュー

 知人から電話。
 (いろいろな)経営者の話を聞きたい若者がいるから、協力してもらえないか?と。
 私なんか、経営者失格の最たる例。そんな私の話が参考になろう筈はないのだが、それでも構わないからと仰るので、引き受けた。

 経営理念?
 そんな大それたことを語る資格はない。「子ども達の将来の夢への応援」と答えた。
 信念?
 精一杯がんばることで、子ども達が努力することの尊さを感じてもらえたら嬉しい。
 もちろん全ての努力が必ず報われるわけではないが、それは大人になってから知ればよいこと。子どもの間は夢を追い続けてもらいたい。

 多分、この辺りでもう、私が『経営者』ではないことを、インタビュアーも感じたのではないだろうか。
 「こいつ、経営を甘く見ている。『職人』としては一流かも知れないが、経営者の器じゃない」と、見抜かれていたかも知れない。
 そうなのだ。経営者たる者、利潤を追求しなければならない。
 経営が安定していればサービス向上に繋がり、ひいては、生徒達の為にもなる。利益を顧客に還元するとはそういうことだ。値引きじゃない。
 自分たちの生活もかかっている。きれいごと(理念や信念)だけでは生きていけない。
 誰しも、世の為・人の為だけでは働けない。だが、誰もがお金の為だけに働いているのでもないはずだ。などと、言っている事自体が、私の甘さなのだろう。

 と、いろいろと質問に答えているうちに、私も自分が見えてきた。
 このような機会を設けて下さった事に感謝したい。
 ただ、大半が世間話で終わってしまい、若者(なかなかの好青年だった)には済まないことをした。
 ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!

12.8.27 オンチ

 「カッパ!カッパ!カッパのマークのかぁぱ寿司♪」
 皆さんよくご存じのこの唄
 朝からご機嫌で歌っていたのね。
 そしたら、ハニーが
 「微妙に違うな」と言うではないか。
 「どこがちがうのさ〜?じゃあ、歌ってよ」と言っても、微笑むばかりで教えてくれない。
 「そりゃ、私は音痴で酒よ。少年少女合唱団の入団テストで、全ての音を『ド』と答え、一人だけ『ぼくは帰っても良いよ』と言われた男で酒よ」
 すっかり拗ねてしまったカッパちゃん。

 ふと、同級生のことを思い出した。小学校時代のことを口にしたからだろうか。
 「たしか、オンチ君って友達いたよな〜。賢い子だったな〜。『科学と学習』の『科学』に載ったこともあったしな〜」
 小学校卒業以来全く会っていないが、今何しているんだろう。
 検索したら公立高校の先生をしている同姓同名(オンチオサム)の人が出てきた。
 はて、同一人物だろうか。誰か知っていたら教えて頂戴。

12.8.28 ジェネレーションギャップ

 いや〜!ショック!仲間由紀恵を知らない生徒がいるなんて。
 現4年生までは全員知っている。私がファンであることも。
 私の携帯が震えるたびに「あ、由紀恵様からメールだ」と言うと、「ありえへん!ありえへん!」と呆れながら応えてくれる。
 ところが、現3年生は一人も知らなかった。
 問題の答えが「な・か・ま・ゆ・き・え」になっても、ポカ〜んとしたままだった。
 他の学年だったら、「な」が出てきただけで、「またか?」という顔をするのに。

 これが、ジェネレーションギャップというやつか。
 まあ、これも仕方ないだろう。
 私がAKBを知らないように、彼らにとっては由紀恵様は単なるオバチャン女優なのだ。
 う〜ん。でもね・・・。

12.8.29 無料?

 楽天koboから販売されている、電子ブック kobo Touch。
 かなり以前から宣伝されているので、ご存じの方も多いのではないか。
 実は購入しようかどうかと悩んでいた。

 メリット
  1.新しい物好きのカッパちゃん。好奇心が満たされる。
  2.本だと嵩張り、読んだ後の保管場所が必要だが、電子ブックならその心配は不要。
  3.旅先などで何冊も持ち運ばなくても良い。
 デメリット
  1.高い(7980円)。
  2.読んだ本を他の人に貸せない。
  3.旅に出ることも少ないし、そもそも外出先で読書はしない。通勤時の読書なら文庫本で十分。

 先日、街頭で実物に触れる機会があった。
 思っていたより軽くて、なかなか素敵だ。
 帰宅後、思わず申し込みかけたが、すんでの所で思い止まった。
 理由はやはり価格だ。3000円分のポイントが付いてくるから、実質は5000円で購入できるのだが、それでも絶対必要ではないものにやはり5000円は出し辛い。

 けど、よほど売れていないのだろうか。今日届いたメールに驚いた。
 「kobo Touch 7980円引きクーポンをお届けしました」とあるではないか。
 え?!7980−7980=0!じゃあ、無料?
 いやいや、そんな美味しい話があるはずはない。これは、罠だ!騙されるものか!と、メールを改めて読み返してみたが、条件は購入後にアンケートに答えるだけのようだ。

 しばし、逡巡。けど・・・。
 ええい!行ったれ〜!

 思い切って、クリックをすると、購入画面に変わった。しかし、そこには「売り切れました」の文字が。
 そうか、そう言うことか。ただの宣伝。釣りだったのね。世の中、そんなに甘くはないわな。
 などと、ぼやきつつ、未練タラタラ、再度クリック。
 すると・・・。あれ?今度は売り切れていない。
 申し込んでしまった。

 さて、果たしてどんな結末が待っているのだろう。
 ラッキーと喜んで良いのか。それともとんでもない罠だったのか。
 「タダより高いものはない」とはならないことを祈るのみだ。
 今後の報告を、刮目して待たれよ。

12.8.30 拓郎コンサート

 "拓郎LIVE2012"の案内が届いた。
 もう二度とステージで彼の勇姿を見ることはないだろうと諦めていただけに、喜ばしい限りだ。

 会場は関東だが、たとえどこであろうと、これは行かぬ手は無かろう。
 さらに嬉しいことには、私のオフの日に当たっている。
 関西でもしてくれたら良いのにな〜。

 さて、問題はチケットを入手できるかどうかだが・・・。

12.8.31 泡盛

 今日はオフ。夏休み最終の自習日に朝から集まった6年生達の激励に赴きたかったが、電話で勘弁させてもらった。
 何故かって?実は焦っている。
 秋に発売する予定の問題集。1冊は脱稿しているが、もう1冊はまだ半分も仕上がっていない。

 昨夜はPCトラブルで帰宅後の作業はゼロ。
 遅れを取り戻そうと、4:00起きで頑張ったが、またもやPCフリーズ。
 パソ太郎!おまえもか?!動かなければ出社せねばならぬ。
 慌てて無茶をしたらいつもの二の舞だと思い、動き出すのをひたすら待っていたが、どうもおかしい。
 反応するときと全く反応しないときがある。今までのフリーズとは様子が違う。
 キーボードでの操作には反応するが、マウスは微妙。左クリックにだけ反応するのだ。
 は、は〜ん。って、遅すぎる。気づくまで2時間以上も要した。
 マウスを交換して、はい解決。
 良かった良かったなんて、喜んではいられない。くっそ〜!時間を返せ。

 結局、自分に課したノルマは達成できなかった。
 こんなことでは、生徒に偉そうには言えない。

 けど、仕方ない。今日は大事な日。
 仕事より大事?って。
 もうお分かりだろう。
 そう。次男との時間。プライスレス。

 沖縄土産の泡盛をあてに、鍋を食らう。至福の時じゃ!
 泡盛なんて何年ぶりじゃ?
 次男は初めての味に顔をしかめていたが、私は懐かしかった。
 あの独特の匂いに記憶が蘇る。
 思い起こせば30年ほど前。初めて渡った南国の地で、初めて呑んだ泡盛は「渡難」。しかも40度。
 宿で半ば地元民と化しつつある長期逗留者達に薦められ、調子に乗って呑みすぎた私は、それから2日間寝込んでしまった。

 沖縄か〜。行きたいな〜!
 由紀恵様の生まれ故郷だからではない。
 沖縄で過ごす時間は特別だ。海辺で眺める夕日。極彩色の空が劇的に色を変えていく。
 時の過ぎゆくのも忘れるとは、まさにこのことだ。

 息子達が幼かった頃に行ったきり。もう10年以上前のことだ。
 再び家族で訪れる日は来るのだろうか?夢のような話が、夢だからこそ叶うことを願いたい。

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