<710> 2006.12/18〜2006.12/24
 東京まで日帰りで行ってまいりました。(正確には埼玉県さいたま市まで)今回はお仕事です。来年度より開講するアルゴクラブの研修を受けてきました。
 いや〜。楽しかったですよ。生徒たちに混じって実際に授業を受け、また私も少し授業をさせてもらいました。1クラスの人数は20名ちょっと。HOPESのどの学年よりも多いのですが、それ程多いとは感じませんでした。学年は2年生と3年生が中心で、1年生や他の学年の生徒もいました。と、これだけ聞けば、そんなメンバーでクラスが成立するのだろうかとお思いの方もいらっしゃるでしょう。私も初めはそう思いました。しかし、全くいらぬ心配でした。授業には見事な一体感がありました。ゲームをするときは、わいわいと楽しそうですが、集中すべきときは、みな真剣に考えていました。立体パズルを扱うスピードには驚かされました。私も挑戦してみましたが足もとにも及びませんでした。クラスのまとまりは、優秀な生徒が多いからというよりは、むしろ講師の力量に依るところが大きいと感じました。若い先生でしたが、パワフルでかつテンポよく進められていて、感心しました。しかし、その彼でも、全員にマナーとルールを徹底させるのは簡単ではなかったそうです。数ヶ月かかった生徒もいたとおっしゃっていました。授業の合間もレクチャーを受けるというなかなかハードなスケジュールでした。それでもとても有意義な時間でした。経営についても指導してもらい、クラス運営のコツも教えていただきました。低学年の指導にとどまらず、全ての学年に共通する点も多く、大いに参考になりました。来春2月からのアルゴクラブ。どうぞご期待下さい。私自身楽しみにしております。
 ところが、出発前に見た夢がいけなかった。東京で迷子になるというものでしたが、まさか正夢になろうとは。このコメントの原稿を書いているうちに乗り過ごしてしまいました。それにしても、東京駅に気が付かないなんて、ああ情けない。(呑んでもいなかったのに・・・)何とか帰宅することはできましたが、予定より大分遅れてしまいました。
<711> 2006.12/25〜2006.12/31
 いよいよ冬期集中講座の始まりです。6年生にとっては正真正銘の土壇場。1ヶ月後には全ての結果が出ています。泣くも笑うもこの最後の仕上げ次第。なのに・・・。初日からがっかりしました。朝の電話掛けをしたところ、本人と話が出来たのは何と半数以下。一体いつまで寝ているのでしょうか。眠るなとは申しません。きっと前の晩に遅くまで勉強していたのでしょう。(せめてそう信じたい)しかし、そろそろ朝型に切りかえていかなくては本番で頭が働きません。さらには、遅刻して来る人までいました。もう私の理解の限界を超えています。諦めているのですか。それともまだ何とかなるだろうと考えているのですか。このままではきっと後悔することになります。表現は悪いですが、死にものぐるいにやって、何とかなるかならないかのところにいるのです。甘い夢は捨てなさい。早く目を覚ますのです。限られた時間の中で、自分が何をすべきなのか、真剣に考えなさい。そして最大限の努力をするのです。
 低学年の皆さんにとっては、クリスマスやお正月と楽しい行事が続き、嬉しい冬休みだと思います。しかし、長い休みになるとペースを崩してしまう人が毎年必ずいます。生活のリズムだけは崩さないようにして下さい。学校がないからといって、夜更かしをしたり昼ごろまで寝たりするのはやめなさい。ふだんは時間に追われて勉強が雑になってしまっていた人も、休みの間はいつもより時間があるのですから、余裕を持ってできるはずです。しっかりとした計画を立て、丁寧にやっていきましょう。全ては自分の気持ち次第ですよ。
<712> 2007.1/1〜2006.1/7
 誰もいない静かな部屋で、今これを書いています。ただ今の時刻は午前0時15分。もう年が変わったのですね。新年といっても、何のことはない、ただの時間の区切りにすぎないはずなのに、妙に厳かな気分になるからおかしなものです。でも一応、新年のご挨拶を。
旧年中は大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
これからも、ご指導ご鞭撻の程どうぞよろしくお願いいたします。
 さて、いよいよ入試が始まります。今年はどんな結果が待ち受けているのでしょうか。例年ならば、期待半分、心配半分なのですが、今年ばかりは楽観は一切許されません。厳しい結果になるかもしれません。と言うのも、いまだに増えない勉強量。いや、時間は増えたか。しかし足りないのは質です。本当にどう考えているのでしょうか。本人達にすれば一生懸命なのでしょうが、私からすればまだまだ甘いように思えてならないのです。まあ、今さらこれ以上言っても仕方がないですかね。これから出てくる結果は全て自分の責任です。せめて、彼らがその事実を冷静に受けとめられるだけの精神力を持っていることを願いたいと思います。
 でも、本音を言うと・・・。おまえたち。最後の最後まであきらめるんじゃないぞ!全てが終わるまでは笑わない、そして泣かない。歯を食いしばってガンバレ!
<713> 2007.1/8〜2007.1/14
 いよいよ入試が始まりました。先ずは前哨戦。四国や北海道の学校からです。折しも寒波到来。当日は小雪が舞っており、身も心も引き締まりました。さて、どんな結果が待ち受けているのでしょうか。6年生諸君にとって、これからの約3週間は試練のときです。何よりも精神面での強さが必要となります。全てが終わるまでは、泣かない・笑わない。苦しいときにこそ、人としての真価が問われるのです。最後の最後まで、歯を食いしばってがんばれ!体調には十分注意するんだぞ。さあラストスパート。ゴールは間近です。
<714> 2007.1/15〜2007.1/21
 6年生にとっては最後の週です。HOPES通信も今回で最終となりました。
 最後まで怒られ続けた子ども達でした。生徒が年々幼くなっているように感じます。最近の風潮として仕方ないのかもしれませんが、特にこの学年には甘い考えの子が多かったと思います。仕上がりの甘さは意識の甘さが原因です。復習や宿題はとりあえずやってはいるものの、そこから真剣さは伝わってきませんでした。言われるから、やらないと怒られるから、適当にしているだけ。全てがいい加減。なのに何とかなるだろうと思っている。注意されてもその場限り。失敗しても叱られたらそれで終わり。反省はありません。また同じことのくり返しです。親や周りの者が助けてくれるとでも思っていたのでしょうか。
 これから巣立っていく君たちに、励ましの言葉を贈ろうとも思いましたが、終わりだけ優しくしても仕方ない。遊びたかったら遊びなさい。怠けたかったら怠ければよろしい。その結果がどうであれ、全ては自分の責任です。これからはだれも助けてはくれません。自分の意志で行動しなさい。自分の足で歩きなさい。そうすれば何かを感じるでしょう。何かが見えてくるでしょう。君たちがたくましく成長してくれることを願っています。
<715> 2007.1/22〜2007.1/28
 いよいよ統一入試が始まりました。現在1/20(土)の午前10:00。生徒たちは試練に挑戦中。私は落ち着かない気持ちでこれを書いております。平常心で臨めているだろうか。緊張で頭の中がまっ白になってはいないだろうか。問題は落ち着いて読めているだろうか。つまらないミスはしていないだろうか。などと、心配は尽きません。長い時間かけてきたものが、たった数時間のテストで判断されるのかと思うと、胸が締め付けられる思いがします。しかし、条件はどの子も同じ。十分ではなかったかもしれませんが、精一杯がんばってきたのです。あとは、彼らを信じるのみです。
 この数日間の心の持ち方次第で、全てが決まります。ここまでの努力が報われるかどうかは、君たちの精神力にかかっています。結果も次々にわかって来るでしょうが、泣くも笑うも全てが終わってから。今は歯を食いしばって、がんばれ!必ず春は来ます。
<716> 2007.1/29〜2007.2/4
 先日の新年度保護者会には、ご多忙中にも関わらず、多数ご参加頂き誠にありがとうございました。ほぼ全員の方がご出席下さりました。私どもの責任の重さに、改めて身が引き締まる思いでした。
 さて、今年度の入試もほぼ終了いたしました。努力が報われた人は本当に良かったと思います。しかしながら、現実とは厳しいものです。精一杯がんばったけれども、第一志望に届かなかった者も少なくありません。事実を受け入れることができるまでには時間がかかるかもしれませんが、結果に対して卑屈になる必要はないのです。たかが中学受験。合格したから偉い、不合格だからダメだなんてことは絶対にありません。大切なのはこれからです。正々堂々と勝負したのです。胸をはって生きていけばよいのです。反省すべきところは謙虚に受けとめ、ここでの経験を今後の人生に役立ててもらいたいと思います。
<717> 2007.2/5〜2007.2/11
 新学年がスタートしました。生徒たちはなかなか元気で、やる気が伝わってきました。ただ、新5年生には眠たそうにしている者が多かったです。早く新しい時間帯に慣れてもらいたいと思います。
 さて、今年度の新しい取り組みである「アルゴクラブ」。第1回の授業は無事に終了しました。初めはメンバーが集まらないのではないかと心配しましたが、思いの外の盛況で、ほっとしました。実を申せば、授業前は少し緊張しました。何年ぶりのことでしょうか。しかしなかなか心地よい緊張感でした。イメージトレーニングでは万全だったのですが、スムーズにできなかったところもありました。ただ、私自身が楽しむことができたので、きっとこれからはもっと楽しくやっていけると思います。
 ところで、本来考えることは楽しいはずです。誰でも理解できればうれしいのです。なのにいつの間にか、それが苦痛に代わってしまうことがよくあります。一体なぜでしょう。私は結果ばかりを追い求めることが原因だと考えます。入試はその最たる例にしばしば挙げられます。合格しなければ意味がない。今までの努力がむだになる。などとよく言われますが、はたして本当でしょうか。私はそうは思いません。「大切なのは本人がどれだけ真剣だったか。精一杯がんばったのであれば、結果は問題ではない。結果より過程だ」と、常々生徒たちにも言い続けてきました。しかし、その私自身が、いつの間にか結果を求めていたのかもしれません。結果が悪いより良い方がいいじゃないかと思っていたのも事実です。その考えが生徒たちを萎縮させていたのであれば、大いに反省すべきです。もう一度、考えることの楽しさを生徒たちに伝えることに重きを置き、授業に没頭したいと考えております。ただ、「楽しいこと」と「楽すること」とは違いますよ。いいですね。生徒諸君。
<718> 2007.2/12〜2007.2/18
 今週は何を書こうかと、同時期の通信のバックナンバーを読んでいたら、不思議なことに気が付きました。毎年、この時期に私は体調を崩しているのです。正確には覚えていないのですが、風邪を引いたり、指が動かなくなったりとしているようです。
 なぜでしょう。もう若くないことは確かです。以前は全く休まなくても平気でしたが、無理の利かない年令になっているのでしょうね。しかし、最大の原因は、やはり入試が終了し緊張が緩んでしまったことだと思います。張りつめていれば多少のことなら我慢ができます。と言うより、気がつかないことも多いのでしょう。急にあちこち痛くなるのは、突然の発病や症状の悪化ではないはずです。
 先週から手首が痛いのも、きっと大したことはないのでしょう。でも、一応病院で診てもらおうかと思います。私達は身体が資本。元気がなくては生徒達に元気を与えることはできません。気持ちだけはいつまでも若いのですけどね。
<719> 2007.2/19〜2007.2/25
 新学年が始まって2週間。新6年生では早くも1回目の復習テストが行われました。その結果は・・・。う〜ん。覚悟していたとはいえ、「ああ、また一からやり直しか」というのが正直な感想です。旧6年生を送り出した直後なので、よけいにそう感じるのでしょうが、毎年このギャップには悩まされます。ただ、今年の5年→6年はまだ何とかなりそうに思えます。ていねいに復習し、一つ一つ身につけていくことができれば大丈夫でしょう。(6年生諸君。安心しないで下さいね。あくまでも条件付きですよ。)
 それよりも心配なのは、新5年生です。4年生の間に教えたはずのことがほとんど身についていません。それも基本中の基本事項がです。授業をして呆然としてしまいました。また、この学年は難関コースを4年生で受講していなかった者が多いためか、論理的に思考を展開することが難しいようで、その点も大いに気がかりです。まあ、嘆いてばかりでも仕方ありません。幸いまだ時間はあります。先ずは、小テストに出題するような基本レベルを完全に理解させることを目指して、より丁寧に教えていきたいと思います。あきらめたら終わりです。絶対に負けへんぞ〜!(って、何に?)

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