<580> 2004.3/8〜2004.3/14
 授業に活用できないかと、今年からテレビ(ビデオ)を教室に設置しました。エンジョイコース算数で、「算数大好き」(数学者の秋山仁先生が算数のおもしろさを紹介していくという形式で、10年ほど前にNHKで放送され、好評を博した番組です)のビデオを生徒達に見てもらおうと思ったのがきっかけでした。前回の授業では、生徒達(新4年生)は私が予想していた以上に引き込まれていました。「これなら使える!」と感じました。他にも利用方法がないか、いろいろ考えてみたいと思います。
 6年生には、先週放送されたNHKスペシャルのビデオを見せました。−よみがえる教室−。学校改革に取り組みながらも、志半ばで病に倒れた校長先生の話です。ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。死の直前まで学校に通い続け、衰えいく自分の体を教材にして「命とは何か」を問う授業を続けられました。私自身、とても感激したので、生徒達にも見せたくなったのです。
 夕食時のわずかな時間を利用したため、2回に分けてとなりましたが、生徒達の様子には驚かされました。普段はあれほどうるさい彼らが一言も発さないのです。全員が真剣に画面を見つめていました。感想はまだ聞いていませんが、今度の授業で聞いてみたいと思っています。
<581> 2004.3/15〜2004.3/21
 先日の保護者会は、ご多忙中にもかかわらず多数参加下さり、誠に有り難うございました。新学年が始まってからの生徒達の様子を中心に、現段階での注意すべき点(授業の受け方と家庭学習に関して)を話させていただきました。
 全体保護者会のたびに、いつも感じることがあります。私たちが学年全体としていくら良い感触を得ていても、個人個人は様々な問題を抱えているということです。もちろん、共通した悩みも多くあります。しかし、その解決方法は一通りではありません。一人一人に適した解決を図るには、各人の状況を把握しておかねばならず、そのためには、ご家庭との連絡を密にすることが必要です。本人・保護者・私どもがお互いに理解し合っていなければならないのは言うまでもないことでしょう。私どもは、全体保護者会をHOPESの理念や方針を理解していただく格好の機会と考えております。今回欠席なさった方々も今後はできるだけ参加下さいますようお願いいたします。
<582> 2004.3/22〜2004.4/4
 3月20日は旧6年生を集めて行う卒業記念パーティ(通称たこ焼きパーティ)の日でした。久しぶりに会う彼らは、とても明るく、元気でした。表情も晴れ晴れとしてしており、すっかり子どもらしい顔?に戻っていました。「ああ、これが本来のこの子達だったんだ」とやや複雑な思いもしましたが、現在の喜びは努力の末につかんだもの。中途半端な事をしていてはとうてい得られなかったはずです。厳しい事ばかりを要求しましたが、それを克服した彼らは、この受験を通じて一つ成長したはずです。きっと、これからも元気にがんばってくれることでしょう。次に会うときはもっともっと逞しくなっているかと思うと、今から楽しみです。
 さて、春期集中講座が始まります。現役生の諸君には、来年そして何年後かに、喜びが待っています。今は精一杯がんばりましょう。
<583> 2004.4/5〜2004.4/11
 桜が満開です。惜しむらくは一雨ごとに散ってしまう事。個人的には、長男の入学式まで咲いていて欲しいのですが、おそらく無理でしょう。
 さて、先日東京まで行って参りました。ネット上で知り合った方達とのオフ会です。初めは大はしゃぎするつもりでしたが、そんな雰囲気ではありませんでした。というのも主催者の娘さんが急遽入院。1才の頃にかかった癌の再発だそうです。彼女はまだ5年生です。昨年会ったときはとっても元気で、本当に活発な女の子でした。その日のオフ会に参加はできたものの、抗ガン剤の影響か食欲もなくかなり辛そうでした。これから約1年間の闘病生活が始まるのです。「頑張ってね、きっとよくなるよ」と言うのが精一杯でした。健康でいられる事のありがたさを痛感して、帰路につきました。詳しい事は彼女たちのホームページにあります。みんなも応援してあげて下さい。
 さあ、春期集中講座もあとわずかです。精一杯頑張っていきましょう。
<584> 2004.4/12〜2004.4/18
 「バカの壁」(養老孟司著)を読みました。今更と言った感もしますが、息子の春休みの宿題が「親と『バカの壁』を読んだ感想を話し合う事」だったため、仕方なく、通勤の電車の中で読みました。最近は本をほとんど読まなくなっていたので、少し苦痛でした。またこの手の「○○について私はこう思います。どうですか?」と言う類の話はどちらかと言えば苦手です。なぜなら筆者の考えを押しつけられるような気がして、なるほどと思えるような事でも抵抗したくなるからです。しかし、今回はできるだけ素直な気持ちで読もうと努めました。そのためか、割と面白く読めたように思います。ただ、話が多方面に広がっていて、私には理解しきれない部分が多かったです。要するに、私は結局ただのバカなのかも知れません。まあ、これを機に読書の時間を増やしていこうと思っておりますが、はたして・・・。
<585> 2004.4/19〜2004.4/25
 春というより、もう初夏を思わせる陽気です。今週もいろいろな事がありましたが、ここで報告?すべき内容でもありません。誠に申し訳ありませんが、1回お休みです。
<586> 2004.4/26〜2004.5/2
 先日、母校に行って参りました。校長先生に教育講演会をお願いするためにです。
 息子と一緒に出かけたため、学校には約束の時間よりずいぶん早く着きました。廊下で待っていたら、職員の方が何度も何度も目の前を通っていきました。きっと不審者に思われたのでしょう。教頭先生が声をかけて下さり、まだ少し早かったのですが、校長室に案内していただきました。
 校長先生とお話しするのは初めてでした。私が在籍していたころから教師をなさっておられましたから、お顔は存じ上げていたのですが、先生が私の事を覚えておられるかは分かりません。(このことは怖くて聞けませんでした)私が、おそるおそる「講演会をしていただけませんか」とお願いしたところ、お忙しいお体にもかかわらず、快くお引き受け下さいました。(校長先生は現在も英語の授業を担当なさっていらっしゃいます)しかも、私が平日でお願いしたいと無理を申し上げると、わざわざ学校の休日を選んで下さいました。本当にありがたく思いました。正直なところ、おそらく断られるだろうと思っていただけに、言い表せないほどの感激でした。
 それにしても大変緊張しました。校長室と言う場所だけでも身構えてしまいます。高校時代に、校長室で叱られた記憶のせいでしょうか。前日はよく眠れなかった上、朝から満員電車でもみくちゃにされた事も手伝って、学校を出た途端ほっとし、同時にどっと疲れが出ました。帰りの電車で幸せな眠りについたのは言うまでもありません。
<587> 2004.5/3〜2004.5/9
 GW、みなさんどうお過ごしでしょうか。今年は大型連休になりましたね。幸い今日までは(日曜現在)好天にも恵まれており、どこへ出かけるにしても最高の気分ではないでしょうか。ただ、どこも大変な人出でしょうが。
 某塾ではこの連休の間、1日12時間の特訓を行うと、新聞に書いてありました。私どもはそこまではしようと思いませんが、平常通りの授業を行います。特に6年生諸君は、連休だなどと浮かれている場合ではありません。家庭でじっくりと時間をかけて勉強に取り組める、絶好の機会とお考え下さい。低学年のみなさんも、オンとオフを上手く使い分けて下さい。(最近4年生がたるんでいるように思えます)さあ、自分で納得できる、充実した毎日を送りましょう。
<588> 2004.5/10〜2004.5/16
 5/9(日)は「母の日」でした。みなさんはお母さんに何かしましたか。私はここ数年、何のプレゼントもしておりません。と言うより、母の日に限らず、親孝行らしきことは全くしておりません。特に最近は月に一度会うか会わないかで、電話もあまりしていません。親のありがたさはよく分かっているつもりです。しかし、いつの間にか感謝の気持ちを忘れ、「存在自体があたりまえ」のように思っていたようです。とんでもない事です。元気でいてくれるのが当然のように考えていてはいけません。さらに、口には出さないだけで、息子の事はずーっと心配し続けているはずです。「心配かけないことが一番の親孝行だ」と言われた事を思い出しました。今度ゆっくり母と話をしてみようと思います。
<589> 2004.5/17〜2004.5/23
 長男が目を怪我しました。クラブ活動中に、サッカーボールが直接目に当たったのです。学校から連絡があり、すぐに病院に連れて行ってもらいました。「網膜震盪」との診断を受けました。初めて聞く病名で、いささかおののきました。目に強い衝撃を受け、網膜が少しぐらぐらしているそうで、「最悪の場合失明もあり得るが、安静にしていればまあ大丈夫でしょう。念のため、もう一度病院に来なさい」とのことでした。本人は「少し目がかすむ。チョット痛い」と言っていましたが、それなら大したことはないだろうと安心しておりました。
 ところが月曜日。(今年から私は週に1度休みがあり、それが月曜なのです)クラブも休むと言っていたから、もうそろそろ帰ってくるはずなのに、遅いな〜。等と思いながら、息子の帰りを待っていると、何と病院から電話。病状を説明するから、しっかり聞いて欲しい、と言われました。「網膜剥離までではないが、それに近い状態で極めて心配である。おそらく手術が必要だろう。入院する事になるだろうから病院を決めてもらいたい・・・」正直、慌てました。すぐに病院へと向かいました。先生から改めて説明を聞きました。大変丁寧に話して下さり、納得できました。大きな病院でもう一度検査を受けるように言われ、紹介状を書いていただきました。入院となると、神戸の病院では不便なので、奈良の病院にしました。
 次の日、早速「天理よろづ相談所」に行きました。この病院は初めてです。とにかく大きい。建物はまるで御殿のようです。患者も多い。待つこと数時間。ようやく診察してもらえました。待っている間の不安なこと。息子といろいろな話をするのですが、気が気ではありませんでした。そして、診断の結果は「別段、異常は見られません。経過を観察しましょう」でした。一瞬、我が耳を疑いましたが、確認してもやはり「大丈夫」と言われました。最悪の事態を考えていただけに、ほっとしました。
 しかし、こんな事ってあるのでしょうか。怪我をしてから数日経っているから、安定したのでしょうか。数日後、最初の病院でもう一度診察してもらったところ、「やはり網膜震盪の痕跡があります。出血も認められます」でした。結局4人の医師に診てもらいました。しかし、全員がすべて違った診断なのです。様子を見ていくしかないのでしょうが、正直なところまだ安心はしておりません。

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