<1320> 2019.11/18〜2019.11/24

 やらないといけないのは分かっているのに、なかなか行動に移せない。そして、そのことが気になっているから、他のことにも集中できない。気持ちもそわそわ、落ち着かない。
 誰もが経験あると思います。君たちの場合は、低学年なら宿題や復習。高学年なら苦手分野の克服ですかね。実行に移せない原因はいろいろ考えられます。時間が足りないからという理由が大半を占めるのでしょうが、それは言い訳に過ぎません。時間が無くなった原因を考えてみるのです。計画性の欠如。(論外ですが)やる気のなさ。授業中の理解の浅さ。目的意識の低さ。などが挙げられるでしょう。原因が分かれば、それを改めればよいのです。そうすれば、次から同じ失敗はしないはずです。
 しかし、それはあくまでも次から役に立つこと。今直面している問題の解決にはなりません。では、目下の問題はどうすれば良いのか。簡単です。やるしかないのです。逃げ回っていても何も解決しません。
 などと、偉そうに言っておりますが、現在の私は、まさに問題から逃げ回っている「口だけ男」そのものです。え?何のことですかって?冬期集中講座の時間割のことですよ。今年は日程が組みにくい。それは確かなのですが、ぼやいていても問題は解決しません。早急に取りかかりますので、発表まで今しばらく時間を下さい。どうかお願い致します。

<1321> 2019.11/25〜2019.12/1

 遅くなりましたが、冬期集中講座の時間割を作成致しました。今年は冬休みの期間が短く、変則的なものとなりましたが、予め伺っていた各ご家庭の事情は最大限考慮したつもりです。色々とご不満もお有りでしょうが、ご了承いただきたいと存じます。
 さて6年生諸君。いよいよ正念場を迎えますね。中には未だにスイッチの入っていない人もいるようですが、ほとんどの人は、少しずつ目の色が変わってきました。正直、残された時間は多くありません。ただ、この時期に一番いけないことは、時間が無いからと焦ってしまうことです。今こそ丁寧な復習が必要となります。何故?ですか。それは次がないからです。今やっている問題をもしも次に見ることがあるならば、それは本番の入試です。今完全に仕上げておかなければ、試験の時にできるはずはなく、無念の涙を流すことになるでしょう。焦らず・慌てず・諦めず。一つ一つ確実に仕上げていきましょう。

<1322> 2019.12/2〜2019.12/8

 師走です。師とは、先生のことではなく、お坊さんのこと。年末は、冷静沈着なはずのお坊さんでも走るほど忙しいから、師走と言うそうです。(諸説あります)しかし、師走と聞いただけで、何となく慌ただしく思えてしまうのは、私だけなのでしょうか。まあ、ふだんボーっと生きているから、よけいにそう感じてしまうのかも知れませんけどね。
 受験生諸君は、ボーっとしてはいられませんよ。今は、目標に向かってひたすら突き進むのみです。ゴールも間近なんですからね。再三再四くり返しておりますが、「慌てず・焦らず・諦めず」ですよ。健康にも十分注意を払うようにして下さいね。

<1323> 2019.12/9〜2019.12/15

 若者の国語力の低下が叫ばれるようになって久しいですが、先日も、世界の15歳の学力を調査する「国際学習到達度調査(PISA)」の結果が発表され、読解力については日本の順位が4位から8位に低下したと、報道されていました。順位に関しては大騒ぎすることではないと思いますが、私も日ごろから、生徒達の国語力のなさには、嘆き、憂いております。
 先ず、表現ができない。自分の考えを相手に伝える手段として言語があるはずですが、彼らは文章では話せません。私が何か訊ねると、返事はせいぜい単語の羅列。ひどい場合は無言で頷くだけ。これでは、相手に伝わるはずがありません。生徒同士の会話はもっとすごいです。相手の言う事は全く聞かず、自分の言いたい事だけを一方的にまくし立てる。「会話は言葉のキャッチボール」と、よく耳にしますが、彼らには全く当てはまりません。話すことですらこの有様ですから、書くに至ってはさらにとんでもない状態です。生徒達の作文を見る度に驚かされます。主語や述語のない文章はもはや当たり前。句読点もほとんどなく、改行も一切しない。ただ呟いているだけの、そう、まるで独り言です。
 一体どうしてこうなってしまったのでしょうか。読書量の激減、スマホや携帯の普及に伴うコミュニケーションツールの弊害、ゲームやテレビの悪影響。色々と原因は挙げられますが、私は子ども達を取り巻く環境の変化が大きな要因の一つだと思います。やや大袈裟な表現になりますが、昔の子どもは大勢の中で生き残るために必死でした。黙っていては放っておかれる、集団の中で生活するにはコミュニケーション能力が絶対に必要でした。しかし、現在は少子化の時代。子どもが自ら訴えなくても、周りの大人が助けてくれます。困ったことがあればすぐに手をさしのべてもらえるので、子ども達はそれに甘えてしまいます。その結果、人の話が聞けない、意志表現ができない、自分の意志で行動できない、今の子ども達ができあがってしまったのではないかと思います。
 では、どのようにすれば、状況は改善されるのでしょうか。簡単ではありませんが、原因となっている悪影響を取り除いていくのが一番確かな方法ではないかと、私は考えます。保護者の方々も、本気で考え、取り組んでもらいたいと思います。例えばテレビ。テレビを見るなとは言いにくい。ならば、テレビを見た時間と同じ時間だけ読書をさせる。いや、ご褒美の先渡しは良い結果につながりません。ですから、読書をした時間だけならテレビを見ても良いと約束させる。また、日常会話においては、子どもに答えを選ばせるのではなく、自分の意見を言わせるように仕向ける等、試行錯誤になっても構いませんから、効果的な方法を探してみてもらいたいと思います。しかし、何よりも子ども達自身が改善に意識的に取り組むことが必要です。読解力は読書を通じて、文章構成力は作文によって培われるでしょう。コミュニケーション能力は一番難しいかも知れません。日常生活において、友達や周囲の大人との関わりを通じ、少しずつ身につけていくしかないのでしょうが、例えば「思いつきだけで発言をしない。思ったことを一旦考え直してから口にする」等も、意識して取り入れていけば、効果が望めるのではないでしょうか。
 専門外のことを偉そうに言える立場ではありませんが、自身の経験もふまえ、現状改善の一助になればと思い、書かせていただきました。

<1324> 2019.12/16〜2019.12/22

 今回は、御礼とお詫びを申し上げなければなりません。
 先ずは、御礼。先日の全体保護者会には、ご多忙にも関わらず多数ご参加下さり、誠にありがとうございました。各学年の現在の状況を正直に申し上げました。また、改善するためにどうすれば良いか、例を挙げて示させていただきましたが、ご理解下さりましたでしょうか。
 問題はその後です。毎回、保護者会では拙い表現力で何とか気持ちを伝えようと努め、精根尽き果ててしまうのが常なのですが、今回は終了後に悪寒まで走る始末。その日は早めに帰宅しましたが、翌日病院に行くと、なんとインフルエンザに罹患しておりました。保護者会では偉そうに「病気予防に対する意識が低すぎます」などと言っておきながら、本人がこの態では、全く面目もありません。
 取りあえず、私の授業は全て休講にさせてもらいました。生徒諸君にはご迷惑をおかけいたしました。本当に申し訳ありませんでした。おかげさまで、もうすっかり回復いたしましたが、3日間も授業をしなかったのは何年ぶりのことでしょうか。おそらく20数年ぶりだと思います。ただ、何もせずに寝ているのも退屈極まりないこと。改めて、私から授業を取ったら何も残らないことを気づかされました。
 入試までの時間が一日一日と少なくなっているこの時期に、長期間の休みなどもっての外ですが、まだ冬期集中講座が始まる前であったのが、不幸中の幸いかと思います。残りの日々は生徒達と一緒に全力で目標達成に向かって努力してまいります。生徒諸君も健康には十分注意し、ベストを尽くしましょう。

<1325> 2019.12/23〜2019.12/31

 え、今年ももう終わり?正直驚いております。クリスマスなんて全く実感ありません。しかし、世間は動いています。1週間後には新年を迎える。これは、紛う事なき事実です。
 さて、いよいよ冬期集中講座が始まりました。
 受験生にとって、改めて言うまでもありませんが、正に土壇場。もう後がありません。これが最後のチャンスです。ここまでの努力を喜びにつなげることが出来るかどうかは、全て最後の仕上げ次第です。慌てず・焦らず・諦めず、今まで以上にていねいな復習を心がけ、万全の準備で臨みましょう。ちょっとした油断や妥協が命取りになります。気持ちを引き締めて、さあラストスパート。もちろん健康第一。健康管理には万全の注意を払って下さいよ。
 低学年の諸君は、冬休みは楽しい計画やイベントがいっぱいあるでしょう。それでも、やるべき事はちゃんとする。メリハリのきいた毎日を送って下さい。では、良いお年を!

<1326> 2020.1/1〜2020.1/12

     勤 我 信 念
 旧年中はお世話になり、誠にありがとうございました。
 今後ともご指導ご鞭撻の程どうぞよろしくお願いいたします。
 2020年が始まりました。今年はどんな年になるのでしょうか。なんて、気楽なことは言ってはいられません。自分の人生は自分で切り拓く。自分の努力で変えていく。生徒諸君には、受け身ではなく、積極的に行動してもらいたいと思います。
 え、私?私は今年還暦を迎えますが、老いさらばえることなく、精一杯がんばりたいと思います。ですから、年頭の目標として、今年も「勤我信念」を掲げさせていただきました。「勤しんで我が信念を貫きます」と、勝手にこじつけたものですが、ぶれることなく、我が信念に基づいて生きていきたいと思っております。
 さて、受験生諸君。残された時間はわずかです。今は、今できる限りのことをしなさい。泣くのも笑うのも全てが終わってから。さあ、全力でゴールまで駆け抜けましょう。
 

<1327> 2020.1/13〜2020.1/19

 6年生と過ごす最後の1週間となりました。彼らには、本当に悩まされ続けました。いくら言っても一向に改まらない甘い考え。努力しないでも何とかなるだろうと思い続けていたようです。そんな彼らも、少しは現実の厳しさに目覚めたのではないでしょうか。

 6年生諸君。勝負はまだまだこれからです。勝負と言っても人との争いではありません。自分との闘いです。その闘いで君たちの真価が問われるのです。ここまで培ってきた全て(学力だけではなく、精神力および人間力もふくめて、全てです)を出し切って闘ってきて下さい。結果を恐れることはありません。結果で人の値打ちは決まらないのですから。最後の最後まで歯を食いしばって頑張って下さい。泣くも笑うも全てが終わってからです。
 健闘を祈ります。思う存分、自分を発揮してきて下さい。さあ、行ってらっしゃい。
 君たちが笑顔で帰ってきてくれることを信じております。

<1328> 2020.1/20〜2020.1/26

 統一入試が始まりました。ここまで培ってきた全てを出し切って、闘ってもらいたいと思います。結果が全てではありませんが、君たちが努力の成果を出せることを願っております。闘いはまだ続いています。最後の最後まで歯を食いしばって、頑張って下さい。
 5年生諸君。新学年の授業は既に始まっています。今度は君たちが主役です。精一杯の努力で夢をつかみましょう。

<1329> 2020.1/27〜2020.1/31

 29期生の入試が終わりました。
 念願の第一志望に合格できた人、おめでとう。がんばったけど、惜しくも目標に届かなかった人、残念でした。悔しかったでしょう。しかし、正々堂々、力一杯闘った結果ですから、落ち込むことはありません。ここまで努力し続けた自分を誇りに、これからもしっかりと胸を張って生きていって下さい。
 さて、新学年のスタートです。新6年生のみならず、低学年のみなさんも、自分の精一杯をつくすこと。目標達成のために、気持ちを引き締めてがんばっていきましょう。

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