<1300> 2019.6/10〜2019.6/16

 梅雨入りも間近。まだ、宣言は出されていないようですが、ここ数日の内には発表されるでしょう。しばらく、鬱陶しい日々が続くのかと思うと、気分も滅入りがちですが、天気だけは自分の意志ではどうにもなりません。せめて心の中だけでも晴れで爽やかにいきたいものです。
 しかし、正直なところ、雨の日には私の心配事が一気に増えます。生徒達の通塾時における事故の確率が高くなるからです。傘を差していると見通しが悪くなります。車の運転手も注意が散漫になりがちです。ただでさえ、訳の分からない事故が増えている昨今、どこでどんな災難に遭うか分かりません。電車や自転車で通塾している人たちは、今まで以上に注意を払って下さい。車で送迎の生徒が多い学年もありますが、そうなるとそれはそれで心配なのです。送り迎えだからと、傘も持たさず、送り出す保護者の何と多いことか。授業が終われば、生徒達は解放感から気が緩みます。教室を出て、お迎えの車まで一目散に駆け込む者も多くいます。傘を持っていない場合はなおさらです。それがいかに危険な行為かお分かり頂けますか。また、教室の真ん前まで車で乗り付ける非常識な方もいます。我が子のことしか考えていないのでしょう。大変危険ですから、絶対におやめ下さい。
 などと、文句ばかり書きましたが、たかが雨と侮ってはいけません。みなさん、安全第一で、元気に通塾して下さいね。

<1301> 2019.6/17〜2019.6/23

 私事で恐縮ですが、また1つ年を取ってしまいました。多くの保護者と生徒達、卒業生達からも祝っていただき、嬉しいような、照れくさいような、微妙な感じです。しかし、いつの間にか還暦も間近。もうすっかり老人の域です。まあ、仕方ないですけどね。
 吉田拓郎の歌に、今の私の心境と似たようなものがありますので、紹介いたします。
 こんな私ですが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 今日までそして明日から 

  わたしは今日まで生きてみました
  時にはだれかの力をかりて
  時にはだれかにしがみついて
  わたしは今日まで生きてみました
  そして今 わたしは思っています
   明日からも
   こうして生きて行くだろうと

  わたしは今日まで生きてみました
  時にはだれかをあざ笑って
  時にはだれかにおびやかされて
  わたしは今日まで生きてみました
  そして今 わたしは思っています
   明日からも
   こうして生きて行くだろうと

  わたしは今日まで生きてみました
  時にはだれかにうらぎられて
  時にはだれかと手をとりあって
  わたしは今日まで生きてみました
  そして今 わたしは思っています
   明日からも
   こうして生きて行くだろうと
  作詩      よしだたくろう

  わたしには わたしの生き方がある
  それはおそらく自分というものを
  知ることから始まるものでしょう

  けれど それにしたって
  どこで どう変わってしまうか
  そうです わからないまま生きてゆく
  明日からの そんなわたしです

  わたしは今日まで生きてみました
  わたしは今日まで生きてみました
  わたしは今日まで生きてみました
  わたしは今日まで生きてみました

  そして今 わたしは思っています
   明日からも
   こうして生きて行くだろうと

<1302> 2019.6/24〜2019.6/30

 今年は近畿地方に梅雨は来ないのだろうか。などと、悠長なことを書いている場合ではありません。梅雨は必ず来るはず。そして、梅雨が明けると夏です。夏と言えば、夏休み。受験生の正念場です。
 しかし、まだ夏期集中講座の時間割が完成しておりません。枠組みだけはできましたが、詳細を詰め切れていません。取りあえず、日程だけをお知らせ致しますので、決定版は今しばらくお待ち下さい。

<1303> 2019.7/1〜2019.7/7

 G20大阪サミット。各国の首脳が集まるということで、ものものしい警備や交通規制など、一般市民にまで少なからぬ影響が出ました。迷惑を蒙った大人も多いことでしょう。しかし、君たち小学生は、学校がお休みになり、降って湧いたような連休に大喜びしていたのではありませんか。
 実は私、少しだけ期待しておりました。この連休に5年生や6年生がどれほど真剣に勉強に取り組むかをね。ふだんから、時間がない、時間が足りないと、自分の不完全な学習を時間のせいにしている人たちも、時間があるときならばていねいに取り組めるだろう。と、思ったのです。あえて、事前に警告を口にしませんでしたが、結果は予想以上にひどいものでした。中にはいつもよりもいい加減な者もいました。正直がっかりしました。しかし、これではっきりしました。勉強不足の原因は、時間が足りないからではありません。意識が低いからなのです。自分のためにしていると言う事が全く分かっていないからなのです。言い訳を繰り返してきていた人も、これで分かったこと思います。
 夏休みは、全ての時間が、自分の意志次第です。上手に使えば効果が上がりますが、もったいない使い方をすれば、何も得られずに終わるでしょう。今回のことを反省材料として、時間の有効利用を心がけてもらいたいと思います。

<1304> 2019.7/8〜2019.7/14

 先日の全体保護者会には、多数ご参加下さり、誠にありがとうございました。29年目の夏を迎えることができた事への感謝の気持ちを込め、現在の心境を話させて頂きました。
 改めて申すまでもないことですが、主役は子どもたちです。私たちは彼らの応援をするだけで、保護者の方々もそれは同じでしょう。ただ、想いは同じでも、関わり方は、私たちと保護者とでは大きく異なります。その点をご理解頂き、保護者の方々に協力してもらいながら、より良い結果につながるよう、精一杯の努力を続けてまいりたいと思っております。どうぞよろしくお願い致します。

<1305> 2019.7/15〜2019.7/21

 いよいよ夏休みが近づいてきました。皆さん、覚悟はできていますか。いや、脅すつもりはありません。君たちの気持ちを確かめたいのです。
 3年生や4年生なら、夏休みのスケジュールは全然大したことありません。むしろ、かなり楽です。宿題もためなければ楽勝です。なのに、毎年いるのです。計画性もなく毎日をダラダラと過ごし、挙げ句はウソやゴマカシに走る人がね。はっきり言います。勉強が嫌なら無理にやらなくても結構。ウソをつくよりはるかにましです。しかし、楽ばかりに逃げていても何も得られるものはありません。
 5年生は少しハードになりますね。強い意志がなければ乗り切れないかも知れません。勉強は誰のためのもので、何のために行っているのか、はっきり認識しておく必要があるでしょう。ただ、気持ちさえしっかりと持っていれば大丈夫。学力は確実に付いてきます。
 6年生。中途半端な気持ちでは絶対に無理です。この調子でも何とかなるだろうと言う甘い考えは即刻捨てなさい。楽がしたいなら、受験は諦めなさい。手抜きやゴマカシは自分の可能性を潰すことになります。精一杯の努力をした者だけが、最後に笑うことができるのです。もちろん楽ではありません。けれど、苦しさを楽しさに変えることはできます。(その具体的な方法は、今日の応援大会で伝えます)目標をしっかりと見つめて、最大限の努力をしていきましょう。

<1306> 2019.7/22〜2019.8/4

  7月22日はHOPESの創立記念日です。28年前の夏にスタートいたしました。保護者の方々のご理解とご協力のおかげで、細々とではありますが、ここまで続けることができました。ありがとうございます。私も、全身全霊をかけて生徒達に向き合ってまいりました。年を重ねるにつれ、体力の衰えを感じることは増えてきましたが、気力はまだ充実しております。これからも、精一杯、生徒の指導に邁進していこうと考えておりますので、どうぞよろしくお願い致します。
と、ここまでは保護者の方向けのメッセージ。ここからは生徒諸君にね。
 とうとう始まりました。夏休み。6年生諸君。わかっていますね。この夏は今までの夏とは違います。君たちの人生を左右するほど大きな意味を持つ夏となります。悔いを残さぬよう、精一杯の努力をして下さい。全ては君たちの気持ち次第です。がんばりましょう。
 低学年の諸君も、規則正しい生活を心がけ、充実した毎日を過ごして下さい。そのためには先ず目標を持つこと。そして、その目標達成のための計画を立て、強い意志で実行していくのです。申し訳ありませんが、中途半端な取り組みしかできない人たちの相手は致しかねますので、そのつもりで、本気でかかってきて下さい。

<1307> 2019.8/5〜2019.8/19

 酷暑の毎日。皆さん、お元気ですか。私は少しバテております。けど、心はまだ元気。やる気の感じられない一部の生徒相手に心が折れそうになりながらも、なんとか持ちこたえております。
 さて、今年の6年生。連日、朝から晩までよくがんばっていますね。体調を崩さないか心配になる程です。まあ、健康面に関してはご家庭にお任せするとして、私にできることは彼らに学力をつけること。ひいては、彼らに自信を持たせることです。
 実は、この自信というもの、非常にやっかいなのです。なかなか自信を持つことはできません。根拠のない自信ほどみっともないものはありませんから、これは論外とします。では、どうすればよいのか。簡単に言うと、徹底的に勉強するしかないのです。やってやってやり抜いて、今まで苦手だった分野を克服できたとき、初めて自信が生まれます。例えば、一流のアスリート達の自信はどこから来るものなのか。才能だけによるものではありません。どんな人でも不安を抱えています。猛練習の末に成果が現れ、ようやくその不安を拭うことができるのです。
 君たちは今精一杯がんばっています。しかし、まだ自信を持つまでには至っていません。どうしてでしょうか。努力が足りないとは言いません。しかし、敢えて言わせてもらえば、絶対に仕上げるぞという意識が足りないのです。だから、つい分かった気になっただけで終わっているのです。復習もしています。宿題もやっています。分からなければ質問にも来ています。でも、質問に来て説明を聞いただけで納得していませんか。折角もう少しの所まで来ているのに、非常にもったいないと思います。そこでもう一度解き直すのです。正解が出るまでね。知識分野であれば、もう一度調べ直すのです。時間が無いことを言い訳にしてはいけません。中途半端に終わるより、たとえそこで多少時間がかかっても、完全に仕上げる方が賢明なのは言うまでもありませんよね。何が何でもやりぬきましょう。
 さて、低学年の諸君は、しばらく授業がありません。だからといってダラダラするのではなく、規則正しい生活を心がけること。また後半、元気な顔を見せて下さいね。

<1308> 2019.8/20〜2019.9/1

 夏休みも残すところ10日となりました。早いものですね。毎日を充実させるべく、必死にがんばってきたつもりですが、ふと空しくなってしまうことがあります。私は生徒達に何をしてきたのでしょうか。そう考えると、悲しくなってしまうのです。がんばれ!がんばれ!と励ましてもダメ。厳しくしてもダメ。生徒達はすぐ楽に逃げてしまいます。想いの届かないもどかしさに、悶々とするばかりです。
 以前は多くを語らなくても大丈夫でした。「黙って俺についてこい。絶対に道は拓ける」と姿勢を見せるだけで、みな信じてついてきてくれました。そして、精一杯の努力の末、自分の目標を手にしてきました。なのに、今の生徒達ときたら・・・。私の神通力が消えてしまったのでしょうか。いや、神通力なんて、元々そんなものは無かったのです。全ては私の勘違いだったのでしょう。
 嘆いてばかりでは何も始まりません。それは分かっておりますが、本人達が気がつかないことにはどうしようもないのです。残り時間は限られています。手遅れにならないことを祈ります。

<1309> 2019.9/2〜2019.9/8

 夏休みが終わりました。終わってしまったと言った方が良いかも知れません。それほど、個人的には充実感の乏しい今年の夏でした。はっきり言って、手応えがなかったのです。もちろん、全員が全員そうだとは言いません。精一杯がんばった子もいます。しかし、低学年においては、言われるから仕方なくやる。自主性もなければ目的意識もない。当然、授業は受け身一方。家庭学習もいい加減。そんな子が大半を占めていました。6年生でも、長時間取り組んではいるものの、計画性もなく、ただ行き当たりばったりにノルマをこなすだけ。弱点補強の意識も低いため、結果的に弱点は補強されるどころか、増えるばかり。
 自習に来ていても、集中できず、挙げ句はおしゃべりを始める始末。そんな子が1人や2人ではないのです。もう言語道断。開いた口がふさがらないとは、正にこのことでしょう。何度も注意を喚起致しましたが、最後まで気がつかずに終わってしまった人が多かったように思います。残念で仕方ありません。
 済んでしまったことは言っても始まらない?いいえ、敢えて言わせてもらいます。考えを改めないことには、このままでは何一つ結果は望めません。これからは残り時間との勝負になってきます。限られた時間を効率よく使うには、何よりも先ず「何とかなるさ。何とかなるでしょう」という甘い考えを捨てることです。もう一度目標を見直し、目標達成のための計画を立て直すべきです。

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