<1200> 2017.4/17〜2017.4/23

 この通信が1200号を迎えることができました。25年以上毎週発行しているわけですから計算はあっておりますが、ここまで続けられたのは偏に保護者の方のご理解とご協力のたまものです。本当にありがとうございます。年ばかり取って、中身は全く進歩していない私ですが、これからもご指導とご鞭撻、どうぞよろしくお願い致します。
 感謝ウイークということで、今週1週間限定であることを試みたいと考えております。内容は秘密です。その成果は来週のこの欄でご報告させて頂きたいと思います。

<1201> 2017.4/24〜2017.4/30

 先週、この欄で「あることを試みたい」と書きました。先ずは、そのご報告から。
 「あること」とは「怒らないこと」でした。しかし、結論から申し上げると、無理でした。たった1日しか続きませんでした。何もしてこず、その上、いい加減な言い訳を繰り返す。ある生徒に我慢がならなかったのです。その生徒は今回が初めてではありません。「またか、もういいや」と、よほど無視しようかとも思いましたが、許容の限界をはるかに超えておりました。その生徒ほどではないにしろ、他の学年にも再三注意を受けながら一向に改めようとしない者がいます。その子が自分の非に気づくのが早いか、私が音を上げるのが早いか、根比べだと思い指導してまいりましたが、あまり叱ってばかりでは周囲の真面目にがんばっている生徒たちへの悪影響もあります。そろそろ注意をするのを控えようかと思い始めております。(その方が私も絶対に楽ですしね)まあ、極端に走るのもよくありませんから、結論はもう少し先に送りますが、心当たりのある人は早く改めて下さい。
 さて、もう一つ大切な報告があります。あまり良い話ではありません。
 教室のすぐそばにマンションが建つことになりました。工事は既に始まっております。高さ45m、15階建ての大きなマンションです。工事期間は約2年。当然、その間は大型車両が出入りしますし、工事の騒音もかなり大きいと予想されます。生徒の安全には今まで以上に注意を払い、生徒達には現場には絶対に近付かぬよう徹底的に伝えていきますが、送迎の保護者の方々にもかなりのご無理をお願いしなければならないでしょう。申し訳ありませんが、ご協力をお願い致します。ただ、問題は騒音です。工事を請け負う業者の方は認可の範囲は超えないと言われますが、実際どれほどのレベルかは(大きな音を伴う)工事が始まってみないと分かりません。ある程度の騒音対策は講じてもらえるそうですが、それでも私は心配です。
 保護者の皆様も不安が大きいと思います。この件に関して、全体保護者会を行い、説明を差し上げたいと考えております。ご足労をおかけ致しますが、ご参加下さりますよう、よろしくお願い申し上げます。

<1202> 2017.5/1〜2017.5/7

 あれよあれよという間に、はや5月。ついこの間まで、「桜がどうの、花見がどうだ」などと騒いでいたのがウソのようですが、世間は連休に入っているのですね。この変化の早さについていけないのは、私が年を取ったからでしょうか?
 さて、その連休。みなさんはどうお過ごしですか。HOPESでは祝祭日に関係なく授業を行っております。このことは塾開設以来変わっておりません。受験生に休日は無縁とは言え、低学年なら少しは考慮してくれても良さそうなものにと、今までも数多く指摘され続けておりましたが、正直申して、各人のご要望に応えていたらキリがないのです。ある方の事情を慮ったとしましょう。すると、別の方が「今度は私たち。5月の連休だけがどうして特別なの?」と、言われかねません。本当に申し訳ありませんが、個人的な事情による欠席には対応できませんので、悪しからずご了承下さい。
 そこで提案です。どうせなら、開き直って勉強三昧というのはいかがでしょうか。この連休を過ぎると、夏休みまで大きな休みはありません。新学期が始まってまだペースがつかめていない人もいるでしょう。早くも教科間の取り組み方にアンバランスが出始めている人もいます。一概には言えませんが、十分な時間が確保できていないことがその一因であることは間違いないと思います。この期間を利用して、態勢を立て直してもらいたいと願います。

<1203> 2017.5/8〜2017.5/14

 風薫る5月とよく言われます。「初夏の若葉の中を、さわやかに風が吹き渡ってくる」ことを表現しているのですが、本当に爽やかな季節となりました。連休も終わり、落ち着いた日々が戻ってきそうです。心を乱されることなく、精進してまいりたいと思います。短いですが、今週はこの辺で。

<1204> 2017.5/15〜2017.5/21

 5月の第二日曜日は「母の日」。みなさん、お母さんに何をしましたか。プレゼントはなくても、ありがとうの気持ちは伝えられましたか。きっとお母さんは喜んでくれたでしょう。
 それにしても親というのはありがたいものです。いつも君たちのことを見守ってくれています。おそらく、この世で一番優しい存在。それがお母さんです。そりゃ、怒られることもあるでしょう。けど、それにしても君たちのことを思ってのことなのです。親孝行しなさいとは言いませんが、ウソをつくのはやめなさい。だますつもりはなくても、軽いウソが結果的に親をとても悲しませることになりますよ。
 では、親を悲しませないためには、どうすればよいのでしょうか。難しいことではありません。自分の精一杯を尽くせば良いのです。
 さあ、季節もさわやか、気分も新たに張りきっていきましょう。

<1205> 2017.5/22〜2017.5/28

 先日の臨時全体保護者会にはご多忙中にもかかわらず、多数ご参加下さりありがとうございました。
 教室の隣接地で行われているマンション建築工事に関して説明を差し上げました。と、申しましても、工事の日程表をご覧頂き、私が知らされている概要をお伝えしただけで、私どもにこれといった対策があるわけでもなく、現況と今後の見通しをお知らせしたのみでした。各学年の学習状況の報告もさせていただきましたが、折角、足を運んで下さった保護者の方々には、有益な話があまりなく、申し訳なく思っております。
 ただ、繰り返しにはなりますが、これからも生徒達の安全を第一に考えてまいりたいと存じますので、ご協力の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。

<1206> 2017.5/29〜2017.6/4

 ようやく5月らしい爽やかな季節となったと喜んでいたら、なんともう6月です。早いですね。
 みなさんは、充実した毎日を送れていますか。私は最近あまり調子が良いとは言えない状態でした。原因は分かっております。ほとんどが個人的な事情によるものですが、簡単に言えば、疲れてしまったのですね。肉体的にも精神的にも。疲れたなら休めば良いのですが、休めないから余計に疲れる。悪循環でした。
 けど、もう大丈夫です。今週は年間休講日があります。しっかりと心も体も休めて、リフレッシュしたいと思っております。

<1207> 2017.6/5〜2017.6/11

 独り言を書きます。気にしないで下さい。
 物事をどう感じるかは人それぞれです。楽しいと思うか、辛いと思うか。また、嬉しく思うか、悲しく思うか。面白いと感じるか、つまらなく感じるか。それは個人の勝手です。しかし、どう思おうが、そこにある事実は変わりません。どうせなら、否定的に捉えずに楽しく考えたいものです。明るい人の回りには、明るい人が集まります。自分を幸せだと思える人は、幸せになれます。逆もまた然りです。みなさん。どうぞ幸せになって下さい。

<1208> 2017.6/12〜2017.6/18

 今の子ども達は弱い。精神的に脆く、困難に立ち向かおうとしない。すぐに諦める、もしくは逃げ出す。好きなことには飛びつくが、嫌なことからは目をそらす。ハングリーさに欠け、根性がない。努力をしようとせず、結果ばかりを求める。
 いきなり強烈な愚痴を書いてしまいましたが、これは近年ずっと感じてきたことです。そして、最近の生徒を見ていると、特にその弱さを痛感します。これを時代の風潮と片付けて良いものなのか。果たして、そのような者達に対して、私のような指導は適しているのだろうか。長い間悩んでおりました。算数が少し得意なだけの私ごときが偉そうに言うことではありませんが、私は子ども達に勉強だけを教えたいわけではないのです。入試は合格だけが目的ではないはず。合格は努力の延長にあるもので、大切なのは結果ではなく、そこに至るまでの過程です。そう信じ、一切の妥協を捨て、徹底的に厳しさを追求してまいりました。私は子ども達に、勉強を通じて努力する尊さを知ってもらいたかったのです。ところが、私の想いは生徒達には届きません。彼らはすぐにウソをつき、誤魔化そうとします。いや、生徒達ばかりではなく保護者の方からも理解されていないのではないでしょうか。そのもどかしさから、自棄にもなりかけておりました。
 そんな折、卒業生の一人が訪ねてきてくれました。4年生から通ってくれた子で、私の中では当時の幼かったイメージが強く残っておりました。最後に会ったのは彼が高校生のときでしたから、かれこれ20年前のことです。その彼も今では立派な社会人。家庭も築き、長男を連れて訪ねてくれました。いろいろ話をしているうちに、彼がこう言いました。「苦しかったことや辛かったこともあったけど、いや辛かったことの方が多かったですね。でも、それを乗り切れたから今の自分があるのだと思います」と。正直、嬉しかったです。「私のやってきたことは無駄ではなかった。ちゃんと彼に伝わっているではないか」とね。
 ありがとう。私はがんばります。もう迷いません。たとえ、私の考えが今の時代に受け容れられなくとも、信念を曲げてまで指導するわけにはいきません。もちろん、柔軟な対応が必要であることは承知しております。分かってもらえないからと諦めることなく、理解してもらえるまで、私も努力しようと思います。

<1209> 2017.6/19〜2017.6/25

 私事で恐縮ですが、先日また一つ年を重ねてしまいました。いつの間にかもう57才です。多くの生徒たちや保護者の方々からお祝いのメッセージを頂きました。ありがとうございます。しかし、正直、恥ずかしいやら照れくさいやらで素直に喜べない自分がおります。
 ただ、57才という年令。私が子供の頃にはたしかに老人の入り口だったように思いますが、今の時代ならまだ老け込むような年でもありません。幸い体は元気ですし、気力も衰えておりません。迷いも払拭できましたし、当分はがんばれそうです。どうぞご安心下さい。そして、これからもよろしくお願い申し上げます。

←前のページ ↑先頭へ 次のページ→


Copyright © 2001-2024 HOPES