<1190> 2017.2/1〜2017.2/5

 少し暖かくなったかと思えばまた寒くなり、暦の上ではもうすぐ春ですが、なかなか春を実感することはできません。しかし、私の気持ちはフレッシュそのもの。そう、新学年の始まりですからね。
 さあ、みなさん。覚悟はできていますか。勉強はやればやるだけ実になります。徹底的に鍛えてあげますから、しっかりついてきて下さい。
 先ずは、生活習慣の確立から始めましょう。やったりやらなかったりでは効果は期待できません。少しずつでも毎日継続すれば、確実に力は着いていきます。そのためには、キチンとした計画を立てること。そしてその計画を実行する強い意志を持ち続けることです。新6年生は時間の確保が一番大切です。(難しいですけどね)低学年の諸君も同じですよ。新学年の授業時間帯に慣れるまではいろいろ戸惑いもあるでしょうが、「絶対やるぞ!」という強い気持ちを持ち続けていきましょうね。新入塾の人たちは、最初は分からない事が多いでしょうが、心配は要りません。分からない事は遠慮無く尋ねて下さい。無理なことを強いるつもりはありません。一緒に楽しくがんばっていきましょう。

<1191> 2017.2/6〜2017.2/12

 おおむね順調なスタートが切れたのではないでしょうか。まだ一週間ですが、生徒達のようすを見てホッとしております。特に、新3年生・新4年生が元気があってよいですね。今の新鮮な気持ちを忘れずに、これからも頑張ってもらいたいと思います。
 一方、心配な学年もあります。受験において一番大切な学年は何年生かご存知でしょうか。「そんなの6年生に決まってるじゃない」はい、慥かに6年生は大切です。しかし、6年生が必死になるのは当たり前のこと。6年生からがんばると言っているようでは遅いのです。一番大切な学年は5年生です。保護者会などでも再三再四申し上げて参りましたが、基礎をしっかり固め、応用力を付ける。この2つのことが5年生の間にできなければ、受験はとても苦しいものになります。目標をはっきりとさせるのも5年生の時期です。6年生はその目標に向かってただひたすら突き進むだけなのです。ところが、その一番大切な学年である5年生。彼らに改善の跡が見られないのです。4年生の間にも散々注意されたはずなのに、また同じ間違いを繰り返しています。早く気づいて下さい。そして一刻も早く改めて下さい。

<1192> 2017.2/13〜2017.2/19

 いつもはあって当たり前と思っているものが、なくなると途端に困ってしまう。そのような経験は、多かれ少なかれ、だれにでもあるのではないでしょうか。
え?何が言いたいのか分からないですか?困りましたね。じゃ、ヒントをあげましょう。君たちの身近にあるものですよ。
あ!分かった。お金でしょ!
 違います。そもそもお金はいつもあるものではありません。むしろ、ないことの方が多いです。もっと大切なものですよ。
 ああ、分かりました。親ですね。
 おいおい。たしかにそれはそうだけど、そこまで話を大きくするつもりはないよ。
 じゃあ、友達かな。
 君は、なかなか深いけど、もっとシンプルに考えようよ。ほら、いま流行っている。
 分かりましたよ。ドローンですね。
 違います。大体、ドローンなんて流行っていないでしょ。だれでも持っているものです。
 もう、わかりません。降参です。
 仕方ないね。教えてあげよう。正解は「健康」です。

 ダラダラと書いてしまいましたが、いま巷ではインフルエンザが大流行。先日、夜間休日診療所なる所へ初めて行きましたが、驚くほどの超満員。みながゼーゼー、ゲホゲホ。中には倒れ込むように眠っている人もいました。午後10時すぎに行ったのですが、遅い時刻にもかかわらず、そんな人が40人ほどもいたでしょうか。駐車場も満員で、車を停めるスペースもありません。帰ったのは、日が変わってからでしたが、まだ診察待ちの人が10人以上おられました。
君たちが、当たり前のように思っている健康。実は当たり前ではないのです。病気になって初めてその有り難さに気がつくのですが、それでは遅いと思いませんか。少しの心がけで防げるものならば、未然に防ぎたいもの。完全に防げるものではないかも知れませんが、せめて、外出後の手洗い・うがいや外出時のマスク着用は、お忘れ無きように。
 みんな、健康第一でがんばっていきましょうね。

<1193> 2017.2/20〜2017.2/26

 人を疑うのは辛いことです。しかし、人を信じるのはもっと大変なことです。
 いきなり何の話か分からないかも知れませんが、その大変なことをずっと続けている人がいるのです。
 「誰やねん。そんなアホな人は?」なんて思ったあなた。あなたこそ本物のアホです。
 その人はあなたのそばにいます。いつもあなたを優しい眼差しで見つめてくれています。
 もうお分かりですね。そう、その人は、お母さんです。
 あなたがいくら上手にウソをつこうが、誤魔化そうが、親の目はだませません。あなたのウソなど全てお見通しです。それでもあなたを信じてくれる。今度こそ反省しただろう。今度こそちゃんとやってくれるはず。と、あなたが立ち直るのをひたすら信じ、待っているのです。
 「え、そんなことないよ。だって無茶苦茶怒るもん」ですか?
 もう、あなたは救いがたいアホですね。怒るのは愛情の表れです。あなたにちゃんとしてもらいたいから怒るのです。そんなことも気づかず、「あ、今回はウソがばれなかった。怒られなかったから良かった」などと喜んでいるようでは、話になりませんよ。
 親の愛を分かれ!とは言いません。けれど、親にウソをつくのはやめましょう。そのウソは、あなたの周りの人を全て不幸にします。

<1194> 2017.2/27〜2017.3/5

 「2月は逃げる」とはよく言ったもの。(ついでに「1月は行く」で「3月は去る」です)
 あっという間に2月が終わってしまいました。新学年が始まってもう1ヶ月経ったのです。(新6年生は1月半)
 さて、みなさん、新生活にはもう慣れましたか。生活習慣は確立できましたか?
 私からすると、みんな必死にがんばって、何とかついてきているように思えます。正直、余裕のある人は見当たりません。
 毎日大変ですね。しんどいですか?辛いですか?そりゃ、楽ではないでしょう。けれど、それで良いのです。だって、こうするしかないのですから。
 今は大変でも、自分の精一杯を尽くしていけば、必ず先が見えてきます。すぐに楽にはならないでしょうが、状況は少しずつ良くなっていくはずです。あきめないで今のがんばりを続けていって下さい。

<1195> 2017.3/6〜2017.3/12

 「自分は今幸せなのだろうか?」そんなことを考えたことはありませんか?生徒諸君は、まだ若く可能性に満ちあふれていますから、そのようなことを考えないかも知れませんね。けど、保護者の方々ならきっと一度や二度は思いを巡らせた経験がお有りなのではないでしょうか。私は結構あります。しかし、いつも結論は出ないのです。
 そもそも、幸せの基準って何でしょう。他人との比較ではないことは確かです。結局は、自分の満足度なのでしょう。けど、欲を言えばきりがありませんし、いいかげんなところで妥協もしたくありません。この年になってやっと、無事でいられることの有り難さを感じられるようになりましたが、それまでは不満ばかりを口にしていたように思います。「足るを知る」ことはとても大切です。このことに気がつかない限り、私はずっと不幸のままだったはずです。幸い、私は現在健康ですし、仕事もあります。愛する家族もおり、一体これ以上何を望むのだと言われそうです。
 しかし、もう一人の自分が叫ぶのです。「これで良いのか、これで本当に満足なのか」とね。現状をありがたいと思う気持ちは大切です。けれど、だからと言って全てをこれで良しと考えるのは如何なものでしょう。向上心を捨ててしまってはいけないと思うのです。まあ、私自身はそんなに変われないでしょう。自分の事を棚に上げて言うべきではないのですが、生徒諸君に対してはもっともっと多くのことを望みたいのです。偉そうなことを申しますが、未来は現在の延長です。今を充実させることが未来の幸せにつながります。だからこそ、今を精一杯生きてもらいたいのです。特に生徒諸君のように無限の可能性を秘めている若者達にはね。

<1196> 2017.3/13〜2017.3/19

 『物言えば唇寒し秋の風』芭蕉の句らしいですね。その意味は、「人の短所を言ったあとは、後味が悪く、寂しい気持ちがするもの。それから転じて、何事につけても余計なことを言うと、災いを招くということ」です。
 まさに私の日常そのものです。心が荒んでいるのでしょうか。周りの人がみないい加減に思え、文句ばかり言っています。自分の事は棚に上げてね。生徒達のことにしても、彼らには良いところがたくさんあるのに、目につくのは足りないところばかり。ついつい、非難めいたことを口にしてしまいます。で、その後は、必ず落ち込むのです。
 どうすれば良いのでしょう。細かいことに目くじらを立てず、多少のことは大目に見れば良いのでしょうか。いや、それ以前に、自分を判断の基準とするこの思い上がりを何とかする必要がありそうです。そうすれば、自己嫌悪の世界から抜け出せるかも知れません。もっと謙虚に生きなければと、思う毎日です。今日はこの辺で。

<1197> 2017.3/20〜2017.3/29

 ようやく春めいてまいりました。桜の花もじきに開くことでしょう。
 先日の全体保護者会には、多数ご参加下さりありがとうございました。各学年の現在の状況及びこれから改めていくべき点などを話させていただきました。
 6年生の悩みは何と言っても時間が無いこと。4〜5年生はやる気が無いこと。新入生たちはやり方が分からないこと。各学年の問題をざっと言ってしまうと、いささか乱暴ですが、こんな感じでしょうか。
 解決策はそれぞれですが、先ずは生活習慣を確立させることが大切です。生活のリズムが乱れていては、落ち着いて勉強に取り組めません。当然、学力が伸びるはずもありません。ふだんは時間に余裕がなく、どうしてもあわてて勉強をしてしまっている人たちにとって、春休みは生活のリズムをとりもどす良い機会です。しっかりとした計画を立て、実行して下さい。

<1198> 2017.3/30〜2017.4/9

 今年は桜の開花が遅いようです。例年ならばそろそろ街がピンクに染まる頃なのですが、まだ桜の便りは聞こえてきません。まあ、気長に待ちましょう。もっとも、日がな一日、授業と教材作成に追われている私に、花見は縁がなさそうですけどね。
 さて、肝心の生徒達ですが、少し改善が見られたように感じております。まあ、全員が全員とは申しませんが、6年生は自覚が芽生えたのでしょうか。自習室での様子を見ておりますと、わき目も振らずひたすら集中して勉強に取り組んでいました。これは素晴らしいことです。普段は時間が足りなく、ついおざなりになってしまっていた教科の復習も、春休みの期間中ならていねいに取り組むことができます。今の気持ちを継続していけば、手応えを感じられる時が必ずやって来ます。あと10日ほどになりましたが、精一杯の努力を続けてもらいたいと思います。一方、低学年の諸君は・・・。彼らも早く目覚めてくれると嬉しいのですけどね。
 今週より、26期生の受験体験記を掲載いたします。どの作文も本音で書かれた素晴らしいものです。彼らの体験を他人事とは思わず、我が身に振り替えて、真剣にとらえてもらいたいと思います。

<1199> 2017.6/23〜2017.6/29

 春休みが終わりました。長かったような、いや終わってしまえば短かったような、実際あっという間の20日間でした。
 みなさんは充実した毎日が送れましたか。私はダメでしたね。自己採点で20点という、過去最低の出来でした。
 減点の理由はいろいろあります。先ずは、予定していたことが実行できなかったこと。朝の電話かけや個人保護者会などです。時間が足りなかった事を言い訳にしておりますが、果たしてそれだけでしょうか。何が何でもやってやろうという気持ちが足りなかったように思います。次は、一人一人に対するケアが薄かったことです。無理な要求をしたつもりはありませんが、課題を果たせなかった者に対して、できなかったことを責めるだけではなく、できなかった原因を考えさせるようにすべきでした。自分の事を棚に上げ、偉そうにばかり言う。全く最低ですね。このままでは、指導者失格です。本当に改めていかねばならないことばかりです。
 さて、新学期の始まりです。新学年で、慣れないこともあるでしょうが、時間を上手く使ってください。心機一転、張りきっていきましょうね。

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