カッパの日記 

2018年4月

18.4.1 来客

 今日も一日ウソをつかなかった。
 「清く・正しく・美しく」
 年頭に立てた目標は確実に実行されつつある。

 なんて、大ウソかましても今日は許されるんだよね。
 けど、これから書くことは真実で酒よ。

 早朝より、不意の来客。
 ドアが開いたとき、私は教室の掃除中だった。(前の日に終わらせておけよってか!はい、ご尤も)
 驚いた。そこにはある家族が。卒業生の兄弟とそのご両親だ。
 そうだ!兄は21期生。今年、大学受験だったんだ。
 昨年、偶然父上にお目にかかった際、美術系の学校を志望していると伺ったのだが、どこかは聞けなかった。
 お父様とはFacebookで繋がっているので、UPされていた記事から金沢の方に決まったと言うことは分かっていたのだが・・・。

 本人の口から聞くことができた。
 「金沢美術工芸大学」
 国公立の美術大学だ。
 芸大同様、合格するには本人の技量が大きく物を言う。
 聞けばセンターの配点は600点に対し、実技は1400点らしい。ひえ〜!
 どんな分野かと尋ねると、「しかくデザイン」との返事。
 聞くんじゃなかった。私の頭の中に??マークが飛び交う。
 「四角?資格?そんなデザインあったっけ?それとも刺客?」
 その場は、知ったかぶりで頷いておいたが、話をしている内にようやく分かった。
 「視覚デザイン」だ。
 そう言えば、彼は漫画もよく描いていたっけ。
 無知で申し訳ない。
 正直に「四角いデザインかと思っておりました」と言うと、爆笑だったが、お母様の視線が冷たかったのは気のせいではないだろう。

 大阪と金沢。割と近いかと思いきや、結構離れているらしい。
 電車で2時間半。車だと4時間以上かかると言われた。
 昨日、住居を決めてこられたらしい。
 お疲れだろうに、わざわざ知らせに来て下さって、本当に恐縮だ。
 不意の来客などと書いた失礼もお詫びしたい。
 実は私の携帯の電源が切れていたため繋がらなかっただけで、ちゃんと事前に連絡を下さっていたようだ。

 また、私を超えていく若者が現れた。嬉しいな。
 彼の未来に乾杯!
 (あ、今日は休肝日だった。頂戴した銘酒は明日(必ず)味あわせていただきま酒)
 来年も吉報待っておりま酒よ!!

18.4.2 夏?

 急激な変化を喜ぶのは若者。
 この年になると、ゆっくりが嬉しい。

 ジャケットを薄手のものにしたのが昨日。
 今日は、カーディガンを脱いで授業をした。
 だって、本当に暑かったんだも〜ん。(数分後、くしゃみをしたのはお愛嬌ね)
 帰りの電車では、(気のせいではないだろう)慥かに冷房がかかっていた。

 春を通り過ぎ、早くも夏が来たのだろうか?
 まあ、「もうどうでもいいやっ!」て感じかな?

18.4.3 日記

 日記を書き始めてから12年経った。
 思えばよく続いたものだ。

 忙しさやまた心のコンディション不調もあり、何度も止めようかと思った。
 正直、義務的に書き続けていた頃もある。
 楽しんでいた時期もあったが、辛い時期の方が多かったかな。
 それでも、周りの応援のおかげで、思い留まり、書き続けた。
 しかし、元来、文章センスのない私。
 結果的には、自己満足に過ぎない拙文を曝し続けることになってしまった。
 あ〜、恥ずかしい。

 もちろん、辛いことばかりではない。良いこともあった。
 この日記のおかげで、小学生時代の級友達と再会することもできたし、精神的苦境を紛らわすこともできた。

 さて、どうしよう。
 もうしばらく続けようか。
 それとも、すっぱり止めようかな。

18.4.4 初観戦

 講習会中は早く上がれる日もある。(今春は3回も)
 大抵、知人と会う時間に充てるのだが、予定が合わず空白の時間ができることもある。
 そんな時、ハニーは私の好物でもてなしてくれる。
 今日は鍋。(夏日なんて関係ない。我が家は真夏でも鍋を食べる)
 ミルフィーユ鍋を美味しく頂いた。

 早く上がれる日には、もう一つ楽しみがある。
 そう、野球観戦だ。
 一時期ほどの熱狂からは冷めた(ハニーはウソやと言う)が、やっぱり贔屓のチームは応援してしまう。
 残念ながら、今日は負け。
 でもいいや。
 リアルなプレーを見られただけでも価値はある。
 (結果やポイントを教えてくれる)スポーツニュースも悪くはないが、生の興奮に勝るものはない。

 次に試合を見られるのはいつだろう。
 まさか、これで最後ということはあるまい。
 次回を楽しみにしよう。

 ※ 昨日の日記のお詫び。
 私なりに思うことがあり、逡巡をしたためま酒た。
 正直、悩みま酒たが、もうしばらく書かせて頂くことにいたしま酒た。
 甚だ勝手ではありま酒が、これからもお付き合いの程、よろしくお願い致しま酒。
 お騒がせして、ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!

18.4.5 変調

 やばい!体が少し変だ。
 疲れが溜まってきたか。
 風邪ではないだろうが、鼻水が少し。
 そんなことより、頭が回らないのだ。
 え?いつもと同じやろってかい。失礼な!
 講習会はあと4日。
 何とか保ちこえなきゃ。
 明日は、教え子2人(美少女コンビ)が来るらしいし。
 こりゃ、早めに休んで、しばらく禁酒かな。

18.4.6 靴

 靴が届いた。
 靴を通販で購入するのは初めてだ。
 靴だけは履いてみなけりゃわからない。けど、もしもサイズが合わなければ交換可能とあったので、思い切ったのだ。

うーたんとお揃い  帰宅後、早速試し履き。
 うんまあ、サイズはOKかな。
 まだ革が馴染んでいないから少し固いが、じきに履きやすくなるだろう。

 実は、次男にプレゼントした物と同じ。(サイズは違うぞ)
 お揃いでお出かけすることあるのかな〜。

18.4.7 禿げ頭ドリル

 また出た。漢字ドリル。今度は禿げ頭だ。
 『トレンディエンジェルのハゲラッチョかん字ドリル』(長いタイトルやな〜)

 しかし、こりゃひどい。
 二番煎じ、いや三番煎じもいいとこだ。
 1年生と2年生向けしかないようだが、断言しても良い。こいつは売れないだろう。
 なぜなら、うんこおならは誰でもするが、ハゲは万人に当はまらない。
 特別な者を揶揄する。つまりは、ハゲを馬鹿にしているのだ。
 芸人が自虐ネタでハゲを売りにするのは良いだろう。
 けど、その対象を一般にまで広げたら、それはもはやギャグではない、単なる悪口だ。
 これはよくない。いじめのイメージにもつながる。

 断っておくが、私がハゲだから言っているのではないぞ。
 いや、私は断じてハゲではない。毛髪量が少ないだけだ。

 以上の理由から、私は、このドリルを購入しない。
 絶対にね!

18.4.8 了

 正直、今日はタイトルに迷った。

 春期の集中講座は、今日で終了。
 だからと言って、終了は当たり前すぎるし、完了と言えるほど、どの学年も仕上がってはいない。
 了解は、あまりに自己都合過ぎるし、了承するほど上から目線の事案はない。
 感無量は字が違うしね。
 取りあえず「終わり」という意味で使わせてもらった。

 おっと、心配めさるな。日記を終わるのではないぞ。(え?心配なんてしてないてか)
 自分の気持ちに区切りをつけたかっただけだ。

 自己満足と言われようがかまわない。
 今年の春は、目一杯がんばった(つもり)。
 オフがないのは毎年のことなれど、空き時間すら殆ど無かった。
 HPにUPしていた時間割を見て、この日のこの時間なら空いているはずと訪ねてくれた卒業生達。
 ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!
 見えないところでも私はがんばっているのよ。(なんて、やたらと偉そうで酒ね〜)

 HP通信に「自己採点60点」と書いたことに偽りはない。
 「こんだけがんばったなら100点でも良いのとちゃう?」と、自分に甘く他人には厳しいもう一人の私が唆す。
 けど、私が100点と言えるのは、全員が第一志望合格を達成したときだけだ。

 だから、もっともっとがんばりま酒。
 けど、今日は呑ませてね。(もう呑んでるけど)

 帰宅直後、倒れ込むように寝床に滑り込んだ。
 「よく保った」と自分を褒めながらね。

 一杯呑んで、やっと回復。
 でも、この日記を書いたら、また眠りま酒。
 まだ21:00だけど。おや酒みなさい。

18.4.9 コンロ(ビルトインタイプ)

 むっちゃ眠った。10時間爆睡。いつもの倍以上で、今度は寝過ぎで腰が痛い。

 仕事が終われば、次は家の用事だ。
 「ガスコンロの調子が悪い」と、母が言うので、近くのショールームまで。

 驚いたね。従来のコンロの概念が覆された。
 カチッとひねってボッとつく。これがコンロだよね。
 けど、今は違うんで酒。
 パネル操作になっているのよ。
 複雑な機能なんかどうせ使いこなせないからと、母はシンプルな物を希望した。
 しかし、一番シンプルなタイプでも、色々と便利になっている。
 鍋が乗っていない状態では火がつかないとか、高熱になりすぎないとかね。
 地震の揺れを感じたら、自動で火が消えるのもあった。
 すっかり気に入ってしまった母。「これ(=一番シンプル)にする。これにする」と大はしゃぎ。

 しかし、問題が1つ。
 サイズだ。最低でも60cmは必要だと言われた。
 現在使用しているものは家を建てたときの物。
 ショールームのお姉ちゃんは「大丈夫でしょ」と言ってくれたが、
 35年以上前のことだと告げると、大きなお目々をさらに丸くしていた。
 しばし言葉を失った後、「大事に使われていたのですね〜」と続けたが、
 きっと本心では「ありえへんわ!」と思っていたに違いない。

 ハニーから報告があった。
 サイズはジャスト60cm。おそらく設置可能だろうとのことで酒た。
 良かった。良かった。

18.4.10 鼻水

 どうしたことだ。
 急に鼻水が止まらなくなった。
 ”I can't stop the HANAMIZU〜♪
  こらえ切れず、鼻水がとまらない”
 などと、歌っている場合じゃない。

 花粉症だろうか?
 いや、違う。私はそんなにデリケートじゃない。

 ハウスダスト?
 思い当たる節は大いにあるが、発症したのが電車の中だから、違うだろう。

 風邪?
 熱も咳も何もないから、これも違うはず。

 単なる疲れ?
 慥かに講習会中は疲れていたが、この前の爆睡で回復した。
 少し歯が浮いているのは気になるが、一時的なものと思いたい。

 調べてみま酒た。
 これじゃないかな。「血管運動性鼻炎」
 ※ アレルギー反応の関与が証明できず、病気の原因がはっきりしないものの、鼻粘膜の自律神経の異常によって、くしゃみ、鼻水、鼻づまりといった、アレルギー性鼻炎と同じ症状を示す病気
 だそうだ。
 原因不明?はっきりせんやっちゃな〜。
 ストレスとも関係があると、サイトにはあった。

 症状が出るときと治まっているときとが一定していない。
 現在は治まっているから、まあいいか?

18.4.11 お花

 天気予報によると「午後から雨」だった。
 「じゃあ、午前中なら大丈夫だね」と、少しだけ早起きしてお出かけしてきま酒た。

 鼻つながりではないが、花を見に行ったのだ。
 え?もう桜は終わっているでしょ!
 はい、慥かにね。けど、花は桜だけではありません。
 今回は「菜の花」と「チューリップ」の豪華2本立て。
 同じ場所ではなかったが、幸い、割と近かった(車で30分程度の距離)ので、駆け足でハシゴしてきま酒た。  

菜の花

 先ずは、藤原宮跡。
 一面の菜の花畑。黄色一色もなかなかの壮観だ。
 辺りには桜の木が一杯。桜はすっかり散っていたが、時期が重なれば素晴らしかっただろう。
 来年以降、チャンスを狙いたい。

チューリップ

 次は、馬見丘陵公園
 折しも、「チューリップフェア」が開催中。
 色鮮やかに咲き誇り、実に見事だった。
 写真の花は赤だが、童謡にもある通り、白もあれば黄色も。本当に色とりどり。
 ばらのような花びらのチューリップ(ドリームタッチと言うそうで酒)もあれば、突然変異だろうか、花びらの色が一枚だけ違うのもあり、目を楽しませてくれた。
 合間に植えられたビオラも可憐だった。
 滞在時間はほんの10数分なれど、大いに満足。
 この公園は広大で、今回見たのは一部だけ。中央エリアには、「花の道」というチューリップロードがあるそうだ。
 機会があれば、今度はゆっくりと訪ねたいものだ。

 公園を出た頃、雨がぱらぱらと。
 幸せな午前中。ラッキーで酒た。

18.4.12 取材

 取材を受けた。
 何とリクルートから。
 しかも、教育関係ではなく、住宅関連の部署からだ。
 なじぇ?
 取材申し込みのメールが来たときは、疑問符が100個くらい飛び交ったが、まあ会ってから判断すればいいやと、「良いで酒よ」と軽く返事をした。

 現れたのは、安達祐実似の可愛らしい女性と若い男性カメラマン。
 どんな人が来るのだろうかと身構えていたのに、いきなり緊張が緩んだ。
 実際、取材と言うよりは、終始、卒業生と話をしているような感じだった。
 彼女たちも受験の経験があるらしく、自分の塾時代のことを懐かしんで?いるようだった。
 時間にして30分少し。
 聞かれたとおりに答えたが、私の考えはちゃんと伝わっただろうか。

 最後に写真をと言われ、途端に緊張が走った。
 笑顔が硬いと言われても、こちらは素人。良い表情なんてのは、所詮無理で酒よ。
 まあ、アップじゃないからなんとかなるでしょう。

 さて、今回の取材はどんな記事になるのだろうか。
 今後のことは一切知らせてもらっていないが、まさか以前一度あったように「協賛を」と言われるのではないだろうな。
 まあ、そのときゃ、断れば良いか。

18.4.13 筍

 以心伝心。
 「筍が食べたいな〜」と思っていたら、ハニーが筍を買ってくれていた。
 実は、私も同じ日、駅前で筍を売っていたおじさんから買おうとしていた。
 ただ、お金が足りなくて(財布の中には札がなかった)諦めたのだ。

 ハニーは道の駅で見つけたそうで、ついでに、フキとイタドリもゲット。
 イタドリを食べたのは初めて。ただの雑草かと思っておりま酒た。
 けど、とっても美味。筍と共に、とても美味しく頂きま酒た。

 春で酒ね〜!
 幸せ!

18.4.14 男○○

 正直、男○○と言われる人物はあまり信用していない。
 もちろん、自分からそう名乗っているわけではなく、周りが勝手に持ち上げているだけなのだろうが、胡散臭さがつきまとう。
 まあ、もっとも私には関係ないことだが・・・。

 TVで村田修一を取り上げていた。密着取材のようだ。
 彼の引退というよりは解雇には納得いかないものがあったし、嫌いな選手ではなかったので、つい最後まで見てしまった。
 新天地で精一杯がんばって欲しい。そして本人の希望するプロ野球復帰が叶えば良いと思う。
 しかし、一つだけ彼はウソ?をついていた。
 「家族のためにがんばります」と言っていたが果たしてどうだろう。
 100%の偽りではないのだろうが、仕事は自分のためにするもの。
 もっと正直に言えば、己の満足のためにするもの。
 家族を言い訳に使って欲しくなかった。

 何て思う私。ゆがんでいるのかな〜。

18.4.15 忘れ物

 いつも「忘れ物はない?」と聞いてくれるハニーだが、あいにく今朝は調子が悪くて寝込んでいた。
 起こさないようにそっと家を出たのだが・・・。

 スマホを忘れていることに気がついた。
 定期も一緒に入れているから、あれがないと出勤できない。(財布の中に電車賃は残っていない)
 慌てて戻る。雨が強くなってきた。

 駅まで着いて、今度はネクタイをしていないことに気がつく。
 「あちゃ〜。どうしよう」
 そのまま出社とも考えたが、今日は保護者との面談もある。
 急いで戻った。ずぶ濡れに近い状態になった。

 部屋でごそごそしていたら、結局ハニーを起こす羽目に。
 ごめんね。ハニー!
 慌てて飛び出したら、後ろでハニーの声がする。
 「パンは?持っていかないの?」
 そうだ。昼食用にと用意してくれていたのだ。

 最後はいつもの「忘れ物はない?」。
 「ない!」とキッパリ。
 びしょ濡れ状態で電車に飛び乗った。

 遅刻には至らなかったが、慌ただしい朝だった。
 え?自業自得?
 はい、ごもっとも。

18.4.16 不安

 訳あって、今日から独り。
 不安じゃ。

 寝ぼうしないだろうか。
 忘れ物しないだろうか。
 ちゃんと帰宅できるだろうか。
 う〜ん。

 でも、きっと大丈夫。
 ハニー!心配しないで良いからね。
 行ってらっしゃい!

18.4.17 記憶

 記憶は捏造されるらしい。
 え?うっそ〜ん!

 独身に戻ったからと言って、遊びほうける私ではない。
 かと言って、急いで帰る必要も無いのだが、それでも真っ直ぐ帰宅。習慣は偉大だ。
 しかし、帰ったところで誰もいない。(当然で酒よね)
 じゃ、仕方ない。テレビでも見ようかとなる。
 ところが、今宵は、そのテレビが秀逸だった。

 偶々つけたチャンネルでは、(途中からだが)記憶術なるものを取り上げていた。
 最近、めっきり記憶が衰えてきた私。
 昔の生徒ならば、即、色々な出来事と共に蘇るのだが、偶に現役生の名前がすぐに出て来ないことがある。(あ、もちろん、数秒後には出ま酒から、ご安心?を)
 興味津々、食い入るように見たのだが・・・。
 スーパー記憶術と絶賛されていたテクニックにはあまり感動しなかった。(そもそも種明かしもしてくれなかったしね)
 けど、おそらく番組的には付け足し的に用意した話題なのだろうが、私は次のネタに引きこまれた。(久し振りの贔屓チームの勝利にもかかわらず、スポーツニュースを見忘れるほどにね)
 「記憶は捏造される」

 思い当たる節はある。
 例えば、幼稚園時代。
 当時のことを覚えているはずもないのに、あとから「あんた。こんなことしたんよ」と言われたら、どう反応するできる?
 「ありえへんわ!」と即返できるのは、最初だけだろう。
 そもそも、幼児時代なんて曖昧な記憶しかないのだから、「そんなことあらへんわ」とは言い切れない。
 「ふ〜ん。もしかしたら、そんなことあったのかもな」と思い始めても、無理はない。
 (私の場合は、「あんたは隣の町の幼稚園に殴り込みに行ったのよ。友達3人で丸太ん棒を担いでね」だった)

 さらに、最初は半信半疑でも、くり返し言われたらどうなるか。それも複数の人から。
 もはや、受け容れるしかなかろう。
 その人達の中では、既成事実として(懐かしく)語られているのだから。

 先ほど挙げた、私の例の真偽は分からない。
 けど、記憶ほど曖昧なものはない。
 それだけは慥かだ。

 そもそも、人の脳は精密な記憶装置ではない。
 ファジーという言葉が流行った時期のことを、覚えている方はいらっしゃるだろうか。(私は嫌いだったが)
 人の脳は辛かったことや嫌な経験は忘れるようにできているのだ。
 何故なら、自分の失敗の全てを覚えていれば、誰でも(恥ずかしくて?)生きてはいけないはず。
 都合の悪いことは忘れるようにと、遺伝子的にもインプットされているのではないか。
 と、私は思う。

 政治家やお偉いさん達がすぐ口にする「記憶にございません」は明らかにウソだろうが、刷り込まれてしまった記憶は結構あるのではないだろうか。
 なんか、記憶に自信が無くなってきたぞ。

18.4.18 お片付け

 私のデスク周りの『夢一夜』状態は、悪化の一途をたどるばかり。
 このままじゃ、いけない。そのうち、けが人が出る。

 書類を積み上げるからいけないのだ。でも、収納する場所がないのだ。
 ということで、書類ケースを購入した。B4サイズの原稿が収まるタイプだ。
 そのケースが本日届いた。わ〜い!わ〜い!
 げ!今度はそのケースを置く場所がない。
 仕方が無い。片付けるか。

 一体何を放置していたのだろう。先ずはその探索からだ。
 机の後ろに山積みされていたのは、過去の模擬テストや算数オリンピック等の問題や成績だった。
 実際、全く活用していないのだから、処分しても良いのだが、取りあえずは別の場所に移動。(これだからいけないのよね)
 その他、諸々は思い切って処分。
 やたらとスッキリとした。掃除機も(何年かぶりに)かけて、キレイキレイ。
 書類ケースも無事収まった。

 よ〜し、もっとキレイにするぞ。と思ったが、授業の時間が迫って来た。
 残念。今日はこのくらいにしといたろ!
 ま、近いうちに実行しまっさ。必ずね。

18.4.19 女性問題

 生徒も見るかも知れないこの日記。
 ここに書くべきことではないのだろうが・・・。

 セクハラや女性問題で、連日、ニュースや報道番組が騒がしいったらありゃしない。
 批判覚悟で申し上げれば、「別にいいやん。好きにすれば」と、私は思うのだ。

 おっと、誤解しないで頂きたい。
 渦中の人物を擁護するつもりはさらさら無い。はっきり言って、あいつら馬鹿や。クソや!
 けど、ここぞとばかりに揚げ足取りの猛攻撃を掛けるマスコミや野党の国会議員。
 こいつらには、正直、その100倍吐き気がする。

 国会運営には1日3億円かかるという。とんでもない金額だ。それを分かっている議員はどれほどいるのか。
 恐らく、いないだろう。というよりは、そんなはした金と思っている輩の方が多いのかも知れない。
 だから、勘違いしてしまうのだ。結局、みな同じ穴の狢や。

 人の気持ちより、我が欲望。そして、それをよしとする世間。
 全部間違っている。クソばっかりや!

 さらに情けないことには、今回辞任した知事は私の後輩に当たるらしい。
 いくら頭が良くてもダメな奴はダメ。それを証明してくれたことには敬意を払いたいが、なんかな〜。
 どうみても、格好悪すぎるやろ。
 人間的な魅力の足りない奴が、権力と金に物を言わせてのさばろうとする。
 それ自体が醜いことに、はよ気付よな。

 残念ながら、同級生にもこのタイプは多い。
 先生と呼ばれる輩にもね。
 今さら、そいつらを更正させるつもりはない。(絶対に無理だし)
 だから、せめて私は、襟を正したいと思う。

18.4.20 買い物

 また、やってしまった。
 ポイントに釣られて、次々とポチってしまった。
 あ〜、馬鹿馬鹿馬鹿。
 お金もないのに、急の要でない物まで。
 仕方ない。水飲んで我慢しようっと!
 あ、そうだ。水も買ったんだった。

18.4.21 喜びと哀しみ

 事務所に届いた2通の報せ。珍しく、私の個人名宛てになっていた。

 1つは卒業生(27期生)の保護者から。
 先日の卒業記念パーティの写真を送った御礼と、近況が記されていた。
 本人からの報告もあった。ボチボチ新生活にも慣れ始め、がんばっているようだ。
 「HOPESで過ごした時間は私の一生の宝です」とあって、胸が熱くなった。
 最後は、「お酒の飲み過ぎにはご注意下さい」と書かれていた。
 はい、肝臓に銘じておきま酒!

 もう1通は、お世話になった学校の先生からだった。
 退職したとのこと。非常に残念だ。
 その方との出会いは15年ほど前になる。
 初めてお目にかかったときに、「なんて熱い方なんだ」と驚いた。
 私も熱血を自負していたが、その方は熱いだけではない。温かい心をお持ちだった。
 私はすっかりファンになってしまい、以来、お目にかかる度に元気を頂いた。
 色々な事を教わった。
 「生徒を叱る場合、まず5つ褒めてから1つ注意しなさい」
 「学力は夢を達成するための武器である。しかし学力だけではいけない。土台としての人間力が必要だ」
 数え切れないほど、多くのことを教えて頂いた。

 教師生活を40年続けられたと葉書にはあった。
 いたたまれなくなった私は、すぐに先生に電話した。
 電話の声はお元気そうだった。
 「体調はいかがですか」と伺うと(先生は一時期大病を患われていた)、「肩の荷が下りたせいか、頗る順調ですよ」と笑っておられた。
 「ありがとうございました」としか言えなかった私。だって、泣きそうだったんだもの。
 先生!本当に、ありがとうございました。

18.4.22 スーパー

 スーパーマンのスーパーではない。
 スーパー理系のスーパーでもない。
 もちろん、字幕スーパーでもない。
 スーパーマーケットのスーパーだ。

 独身生活も1週間。そろそろ飽きてきた。
 全く料理のできない私にとって、食事が一番の問題。
 居酒屋で済ませば楽なのだが、毎晩外で呑んでいたら金が保たない。
 従って、スーパーで総菜を買うことが多くなるのだが、問題は時間だ。
 帰宅してからだと、絶対に近所のスーパーは開いていない。
 途中下車し、開いている店に入るのだが、ほとんど品物は残っていない。
 値引きシールが貼ってあるのは嬉しいけどね。

 昨夜はいつもより1時間ほど早く帰れた。
 いつもの店に寄ると、え〜!こんなにたくさん残っているの。
 嬉しくなってしまった。値引きシールも貼ってあったしね。

 今宵は早く帰れそうにない。
 仕方が無く、教室の近所のスーパーに行ったのだが、これまた驚き。
 日曜日の18:00頃って、いつもこんなに賑わっているの?
 ほとんどが家族連れで、親子で買い物している姿は微笑ましい。
 品揃えも豊富で、どれにしようか迷ってしまった。
 しかし、残念。値引きシールは貼っていなかった。
 正価で買うのは損したような気がするものね。え?変で酒か?

 品揃えか価格か。どちらを優先するか。う〜ん、難しい問題だ。

18.4.23 追加料金

 また騙された。
 実家の「コンロ設置」の件だ。
 結局、コンロだけでなく、レンジフードも交換することになった。
 電話で何度か交渉し、納得する金額に落ち着いていたはずだった。
 ところが、設置当日になって、追加料金が必要だと言われたのだ。

 その業者のHPには、一番最初に『追加料金一切なし!ウェブ見積もりの価格のみ!施工当日の追加料金は一切発生しません』と書かれている。
 見積もりの際には写真を送っているので、現況も分かっているはず。
 なのに、「写真を見たときは分かりませんでしたが、これだと・・・」と言われ、追加工事が必要だと宣う。
 「おかしいじゃないか」とメールで抗議をすると、
 「では、追加の工事はナシで良いですね。その際は、現状の設置状況になりますが、よろしいでしょうか?」と開き直られた。
 現在、追加の部品がいるとかで工事は途中で止まっている。その状況で放置するのかと、電話で問い糾したら、
 「最初の見積もりの分は工事をいたします。けど、希望に添えるようにはならないかと・・・」。
 「なんやと〜!」と言いたいのを堪えつつ、「事前の現況確認を怠ったからではないのか」と追求すると、
 「それは認めます。けど、似たようなケースはよくあるのです」と言うではないか。
 「じゃ、HPの謳い文句は偽りですよね」に対しては、「解釈の相違ではありませんか」とこちらがおかしいと言わんばかり。
 これ以上は平行線だと思い、電話を切ったが、どうも納得がいかない。

 代金は請求された通りに振り込んだ。
 業者の代表者から改めて説明があるらしいが、納得できる応対だと良いのだけどね。

18.4.24 市長

 同級生が市長になった。
 奈良県宇陀市の市長選に見事当選したのだ。
 おめでとう!心から祝福させて頂きたい。

 と言っても、彼と私はあまり接点がなかった。
 在校時代、彼はバトミントン部で、私は水泳部。陸上と水中じゃね。
 いや、それ以前に決定的な違いがあった。
 彼は真面目だけど、私はちゃらんぽらん。
 ただ、彼のことを嫌いではなかった。
 口をきいたこともない奴らが多い中で、彼とは話をしたことがある。
 友人を介しての付き合いではあるが、私の認識では『彼=良い奴』だったことは慥かだ。
 しかし、彼とは卒業以来一度も会っていない。(う〜ん。かれこれ40年以上になりま酒ね)
 だから、彼がどんな人生を歩んできたのか、(市長選は2度目の挑戦らしいが)政治活動はいつからそしてどうして始めたのか、等のディテールは一切知らない。
 唯一の接点と言えば、Facebookくらいかな。

 今回の選挙戦も心の中では応援していたが、現実のアクションは起こさなかった。
 (資金援助をできるような身分でもなかったしね。同じく選挙に出たKと彼とでは、私の中の温度差が大きかった)

 同級生の中でも反応はいろいろだった。
 同じクラブのメンバーは(きっと親友なのだろう)、即、行動を起こした。
 けど、中には「落ちたら呑もうや」なんて、公然と言い放つとんでもない輩も。
 まあ、発言者と彼の親密ぐあいを預かり知らぬ私が批判する立場ではないが、ジョークにしても酷いだろう。
 (いつも上から目線の発言ばかり。そのくせ本人の自覚はない。だから私はあいつらが嫌いなのだ)

 ところが、当選の報が届くなり、みなの態度は一変した。
 賞賛の嵐だ。
 かの発言をした者は「約束通り、表敬訪問をいたします」だと。
 いつの間にか、宇陀市ツアーまで企画されている。
 まあ、ネタとして陽気に騒ぎたい気持ちが分からないでもないが、やはりその豹変ぶりに私は引いてしまう。
 いつも私は言っている。
 「『おめでとう!よく、がんばったね!』という言える資格は、一緒に闘ってきた者だけにしかないのだ」とね。

 え?「ツアーの案内が来たら、どうする?」てか。
 ごめんなさい。私は不参加で酒。(行きたいけどね。有資格者ではないからさ)

18.4.25 鉄人逝く

 衣笠祥雄氏の訃報に触れた。
 「え?若すぎるだろう?」
 正直驚いたが、71歳だったそうだ。
 ガンと闘病中だったらしいが、全く知らなかった。
 そりゃそうだ。氏の友人達ですら、「数日前の実況解説で、少し元気がないかと心配したけど」と言っていたくらいなのだから。

 偶々、衣笠氏の追悼番組を見ることができた。
 元祖、鉄人の異名を持つ衣笠氏。(鉄人=金本あにきのイメージが強いが、私の世代ならは衣笠氏だ)
 特別ファンだったわけではないが、すごい人だと尊敬していた。
 番組では、衣笠選手としての成績(それはそれで偉大なのだが)よりも、氏の人柄にスポットを当てていた。
 「けして、人に怒りをぶつけない」
 衣笠選手が受けた死球の数は161。しかし、死球を受けても絶えず笑顔だったという。
 そして、衣笠選手のモットーは「フルスイング」
 番組で紹介された言葉には、思わず泣いてしまった。
 「人が一生懸命やれば痛いこともある。野球も人生と一緒だよ」
 正確には覚えていないが、正しく氏の人柄を表しているように思えた。
 素晴らしい人生の先輩に、改めて敬意を表したい。

18.4.26 今宵はワインで

 気取っているつもりはない。
 そもそも、独り身だしさ。
 そう!ただ単に、日本酒が切れたのと、ビールを冷やし忘れていただけのことなのだ。

 そんなわけで、スーパーではワインメニューで総菜を選んだ。
 それが、全部大当たりだった。
 「幸せ!」(料理よりもワインが美味かったのかもしれないけどね)

 ふと人生について考えた。(ここら辺が酔っ払いのややこしいところやね)
 毎日は、嬉しいことや悔しいことの連続で成り立っている。
 良いことばかりは続かないし(続いて欲しいのだが)、悪いこともそうそう続かない(うんにゃ、結構続くよ、これは)はずだ。

 そろそろ、残り少なくなった?我が命。
 欲張らなければ、そこそこ幸せに生きられるのではないか。
 マルゴーやロマネコンティ(私の経験した高級ワインはこれだけ)を飲まなくても、美味しいワインはいくらでもある。
 身の丈を分かって生きていけば、それなりの充実感は味わえるのではないか。

 と、思ったのだ。(一瞬ね)

 違う。現状を肯定することは大切だ。(否定し始めたら生きていけないしね)
 けど、現状に満足することは逃避だ。(いきなり飛躍しすぎか?)

 なんちゃってね。
 いやいや、既に何が言いたかったのかも分からない状態(結局ワインは飲み干してしまった)なので、今宵はここら辺で。
 ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ〜!

18.4.27 おかえり

 ハニーが帰ってきた。
 息子達が帰省するので、それに合わせて予定を早めたのだ。

 少し疲れていた。
 無理もない。
 身体的疲労もさることながら、いろいろと心労が絶えないようだ。

 私は始発に乗ってお出迎え。
 4:00起床は、流石に少し眠い。
 次男は今晩遅くに帰ってくるらしいが、それまで起きていられるだろうか?

18.4.28 格別の味

 一口食べて思わず叫んでしまった。
 「美味〜!」

 今宵は休肝日。ハニーがカレーを作ってくれた。
 けして特別な料理ではない。いつもと同じはずなのだが、それが無茶苦茶美味しかったのだ。

 私はカレー好きで、外でもよく食べるが、今まで食べた中でも一番美味しく思えた。
 なぜだろう。
 外食やスーパーの総菜ばかりで、手作りの料理が久し振りだったからか。
 いや、それだけではないだろう。
 今まではハニーの手料理を当たり前のように感じていたが、危ない、危ない。日常の幸せを見逃すところだった。

 明日は、息子達が帰ってくる。
 久し振りの母の味に涙するだろうか。

18.4.29 同い年ワイン

 久し振りの全員集合。

 テーブルに所狭しと並べられたご馳走の数々。
 魚だけでも、鯛が二匹にハゲが一匹。うわ〜!食べきれないぞ!

 飲み物もこの日のために調達した。
 ビールにワインに日本酒。さあ、三酒混合パーティの始まりだ。

ハニーと同い年

 写真は、一見何の変哲も無いワイン。
 けど、よくご覧あれ。
 1967年産なのだ。
 そう、ハニーの生まれた年に作られたワイン。いわば、ハニーと同い年。(ごめんね、ハニー。年がバレちゃったね)
 昨年の誕生日にプレゼントした。
 いざ、乾杯だ。

 しかし・・・。
 予想していた味ではなかった。
 家での保存状態が良くなかったのだろうか。
 次男に至っては、一口飲んで「もう、要らん」と言い出す始末。
 慥かに、コルクもボロボロに近い状態だったが、私にはそれ程酷い味には思えなかった。
 「まあ、50年も経てば、あちこちガタは来るわ」と、悲しげに呟くハニー。
 そんなオチを付けるためにプレゼントしたのではないのだけどね。

 まあ、宴は盛り上がったから良いので酒が・・・。

18.4.30 それぞれの悩み

 息子達が帰ってしまった。
 寂しいが、仕方の無いこと。
 元気な顔を見られただけでも、幸せと思おう。

 今回の帰省では、みながそれぞれに悩みを抱えていた。
 仕事のことや将来のことなど。
 長男はそれをダイレクトにぶつけてきた。次男は控え目に。
 そんな彼らの悩みに、私はしっかりと向き合えただろうか。
 ただ、酔っ払ってはしゃいでいただけじゃないだろうか。
 本当にダメな親父だ。同じ過ちを何回繰り返せば気が済むのだ。

 反省ばかりじゃ進展はしない。よく考えてから、次の行動に移りたい。

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