<860> 2010.2/8〜2010.2/14

 新学年がスタートして1週間経ちました。新6年生はすでに半月経っていますので、今回は低学年のお話です。
 新3年生。こんなことを言っては失礼ですが、とても可愛らしい。まるで赤ちゃんです。まあ、学校ではまだ2年生なのですから、頼りなく思えるのも当然?ですね。ただ、いつまでも甘えていてはいけません。教室に入り、授業が始まったら、自分一人のことです。誰も助けてはくれませんよ。しっかりと考え、答えを出すようにしていきましょう。
 新4年生。私自身、君たちが4年生になったとは思えないところがあります。まだまだ幼い。けれど、新学年を迎えがんばるぞ〜という君たちの気合いは十分伝わってきました。まだ1週間だけですが、授業の雰囲気も良かったですよ。問題は、授業時間が長くなる金曜日ですね。きっと今までは9:00を過ぎて勉強するような事はなかったのでしょう。中にはその時間ならもう眠っていたという人もいるかも知れませんね。みんなとても眠たそうにしていました。「いや、寝てへんで」と言い張るでしょう。もちろん、だれも眠ったりはしていませんでした。けれど、脳みそは半分眠っているような状態でしたよ。いささか乱暴な言い方ではありますが、早く慣れて欲しいと思います。
 新5年生。素晴らしいです。ほとんどの人が、目を輝かせて授業に臨んでいました。今のやる気をこれからも継続してもらいたいと思います。中にはまだエンジンのかかっていない人も見受けられましたが、大切なのは目標と計画ですよ。宿題も4年生の時よりは多くなります。行き当たりばったりにならないように、計画どおり実行していって下さい。

<861> 2010.2/15〜2010.2/21

 今年度の関西の中学入試もどうやら落ち着いたようです。もしかしたら追加合格があるかと思い、(実際とても惜しい状況の子が数人いました)19期生の合格者氏名の掲載をためらっていたのですが、現実はやはり甘くはなかったようです。
 さて、今年度の結果ですが、全員が複数校合格。進学する学校も決まりました。
 第一志望の中学校に合格できた人、本当におめでとう。合格したこともさることながら、努力が結果として表れたことを心より嬉しく思います。ただ、懸命の努力にもかかわらず、あと一歩の所で夢が叶わなかった人もいます。さぞ口惜しかったでしょう。けれど、合格したから偉いとか、不合格だからだめだとかは絶対に考えないで下さい。結果で判断するのは、愚か者のすることです。一生懸命がんばったのならば、胸を張って堂々としていればよいのです。まして、中学受験はゴールでも何でもありません。大切なのはこれからです。これからは自分の力で歩いていくのです。どこで学ぼうが、結局は本人次第です。いつまでも小さいことを気にしていてはいけません。新しいステージで自分の可能性を思いっきり広げてもらいたいと思います。
 彼らの名前を書きながら、1人1人の事を思い出し、しばし感慨にふけっておりました。けれど、私はこの想いを封印します。立ち止まって過去を振り返るのはもう少し先のこと、今は現在を精一杯生きるしかありません。私には生徒達を預かっている責任があります。信じてついてきてくれる者たちの期待を裏切るわけにはまいりません。微力ではありますが、できる限りの事をしていきたいと考えております。  

<862> 2010.2/22〜2010.2/28

 早くも2月の最終週。相変わらずバタバタと慌ただしい毎日です。生徒諸君には計画性を持って学習しましょうと言い続けているくせに、情けない限りです。やらなければならないことは山ほどあるのに、直前まで放置していたり、ひどいときには忘れていたりしたこともありました。私もMYDOノートを書いていたのですが、最近はいい加減になっておりました。大いに反省しています。
 さて、新学年になって最初の復習テストが終了しました。テストを返却する際に、生徒達と少しお話(=「近くでトーク」と言うのですよ)をします。点数の良し悪しを責めるのではありませんから、ご安心下さい。授業態度に問題がある者には注意しますが、主に、家庭学習がちゃんとできているか、生活のリズムが乱れていないか等を尋ね、スケジュールの確認をさせてもらうのです。ほとんどの者が順調なスタートを切れたようですが、中には「一体どうしたの?」と聞きたくなるような人もいます。早く、生活習慣を確立させてもらいたいと思います。困っていることがあれば相談に乗りますよ。

<863> 2010.3/1〜2010.3/7

 最近感じていることを、自戒の念を込めて書きます。

 あと何年生きられるのだろうか?
 その答えは誰も知らない。
 分からないから、無駄に時間を浪費し、まあ今日はのんびりしようかなどと考える。
 私の時間の使い方は正にその通り。実にもったいない。特に最近そう思う。
 例えば、明日この命が尽きるかも知れない。
 あまりに刹那的過ぎるかとも思うが、そうは言っても10年後20年後に生きている保証は何もない。
 しかし、思うのだ。このままだと、死期を悟ったその瞬間にきっと後悔するだろうと。
 そこで、こう考えた。時間を区切ってみよう。
 例えば、自分の余命を1年だとしてみる。そして、その1年で何ができるだろうか?何をすべきか?を考えるのだ。
 そうすれば、無駄な時間の使い方はしないはず。自ずから優先順位も見えてくるだろう。
 この考え方が絶対に正しいとも思わないが、先ずは実践してみよう。
 無事に1年過ごせたら感謝したい。その時、改めて余命を設定し、次の目標を決めよう。

 今の私は、生きていられることに安心しきっている。
 目標にしても、明日も生きていることを大前提とした上で、何をしようかなどとぬるいことを言っているが、そんなのは目標とは言えないのではないか。
 生きていく上での目標ではなくて、目標のために生きる。そうありたいと思う。

HP 「カッパの日記」より抜粋

                  

<864> 2010.3/8〜2010.3/14

 久しぶりに旧6年生達が集まりました。と言っても、遊びに来たのではなく、新中1の授業が始まったのです。しばらく見ないうちに大きくなっている生徒もいましたが、中にはほとんど変わりない子もおり、懐かしいと言うよりはまるで以前のまんま。何の違和感もありませんでした。とにかく、みんなが元気で大変嬉しく思いました。
 授業で扱うテーマは「幾何」。簡単に言えば図形です。図形のいろいろな証明を半年間かけて練習していくのですが、最初はみな戸惑っていたようです。首をかしげながらも真剣に取り組む姿は、少し大人びたとは言えまだまだ可愛らしいもので、微笑ましく眺めておりました。
 そんな彼らをとても羨ましく感じました。何故なら、彼らには無限の可能性があります。これからのがんばり次第で何にでもなれるのです。何と素晴らしいことでしょう。私も自分の中学入学当時を思い出しました。希望に胸をふくらませていたあの頃。ついこの間のようにも思うのですが、いえいえ、実際には長い長い時が経っていたのですね。戻りたくても戻れない青春の日々。今となっては、懐かしく思い出すことしかできません。我が人生に悔い無しと言いたいところですが、あの時もっとがんばっていたならば、もしもこうしておいたならばと思うことがないと言えばウソになります。まあ、それでもきっと今のような生き方しかできなかったでしょうが・・・。
 限りない可能性を秘め、次のステージで思いっ切りがんばろうとしている彼らがまぶしく見えました。
 さて、小学生諸君。努力の後には素敵なことが待っているのですよ。精一杯がんばりましょう。

<865> 2010.3/15〜2010.3/23

 先日の全体保護者会には、ご多忙中にも関わらず多数ご参加下さり、誠にありがとうございました。  今回はうれしいお知らせがありました。待望のニューフェィス登場です。
 改めて紹介させて頂きましょう。
 初めて会ったのは今年の正月。彼は私のかつての教え子の友人です。第一印象は「柔和な青年」。口調も穏やかで、全く毒がありません。私はすっかり気に入ってしまいました。年は若い(28歳)ですが、講師としての経験は豊富(関東の進学塾で5年間勤務)で、「こんな若者が私の所にいてくれたらいいなぁ」と思いました。
 ただ、問題は彼が関東在住であること。おそるおそる「うちで働く気ある?」と尋ねたところ、「いいんですか?じゃあ、お願いします」と、思いもかけずにとんとん拍子に話が進みました。私はすぐにでも来て欲しかったのですが、「現在担当している生徒達の全ての結果が出てからにしていただきいたい」とのことで、今月より勤務してもらっております。責任感も強そうです。
 彼が心配していたのは、生徒や保護者に受け入れられるかどうか(関西の人間は強烈?)でしたが、私は大丈夫だと思います。HOPESの保護者は心優しい方ばかりですし、生徒達にも悪い子はいません。お互い、しばらくは戸惑いもあるでしょうが、きっとすぐにうち解けてくれることでしょう。
 指導科目は主に理科です。みなさん、どうぞよろしくお願いいたします。

<866> 2010.3/22〜2010.3/28

 いよいよ春休みです。学校では1年が終わり、新学年をスタートするための区切りとなるのですが、HOPESでは新学年が始まりすでに2ヶ月ほど経っています。そろそろ慣れてきた頃だと思います。一方、いろいろと問題点も見えてきたのではないでしょうか。ふだん時間がなく、どうしてもあわてて勉強をしてしまっている人たちにとって、この休みは生活のリズムをとりもどす良い機会です。まずは、しっかりとした計画を立て、必ず実行していきましょう。
 6年生は猛然と勉強する絶好のチャンス。さあ、そろそろ本気モードに入りましょうか。

<867> 2010.3/29〜2010.4/4

 「今年の桜はきれいらしい。見に行きたいな〜。でも時間がないな〜」などとぼやいているうちに、早くも春期集中講座が終わろうとしています。みなさんは充実した日々が送れたでしょうか。私は、朝から晩までどっぷりと生徒達と付き合いました。うん。なかなか楽しかったですよ。今まで気がつかなかった面白いことがたくさん発見でき、退屈しませんでした。けど一方で、嫌なところも見えてきました。見えない所ではいい加減なことをしたり、注意されないと思うとつけ上がったりと・・・。まあ、いろいろな面を持っていて当たり前で、完全無欠な子どもなんて、かえって気持ち悪いですけどね。
 さて、春は新生活のスタートのシーズンです。進学・入学・就職。今年も教え子達から嬉しい報告をたくさん受け取りました。彼らはきっと、気持ちを新たに次のステージでもがんばることでしょう。最近すっかり老け込んでしまった私ですが、フレッシュマン達に負けないように張り切っていこうと思います。

<868> 2010.4/5〜2010.4/11

 この時期、よく目にするのが「新○○○」。新中学生だったり、新社会人だったり。彼らは不思議と一目でそれとわかります。何故でしょうか。真新しい制服やスーツから一目瞭然じゃないかと言われたらそれまでですが、服装だけではないと思います。何というか、全身から初々しさが漂っているのです。では、初々しさとは一体何でしょう。広辞苑で調べてみると、「物馴れぬさまである。初心である。幼げである」とありました。なるほど、その通りですね。彼らは馴れていないのです。緊張しているせいもあるのでしょうが、動きがどこかぎごちない。それはまだ新しい環境に馴れていないからなのですね。そのぎごちなさ、私は嫌いではありません。むしろ微笑ましく感じております。しかし、まあ、初々しさを感じるのもせいぜい1ヶ月でしょうか。その初々しさが、じきにふてぶてしさに変わってしまうのかと思うと、仕方がないような、でも少し残念なような気もします。
 さて、HOPESへ新入会の人達。そろそろ慣れてきたころでしょうか。分からないことはどんどん尋ねて、早くみんなに融け込んでもらいたいと思います。以前から通っている諸君も、当初のフレッシュな気持を失うことなく、精一杯の努力を積み重ねて下さいね。慣れてきた頃が一番緩みやすいときです。今一度、気持ちを引き締めていきましょう。

<869> 2010.4/12〜2010.4/18

 わけの分からない天候が続いています。ようやく暖かくなり、春爛漫かと思ったのも束の間、東京で雪が降ったり、四国では雪が積もったりしているそうです。一体どうなっているのでしょう。これだけ寒暖の差が大きいと、体調管理がむずかしくなってきます。生徒の中にも体調を崩している人が少なくありません。手洗いうがいはもちろんのこと、毎日の服装にも十分気を配って下さいね。
 さて、今日は宿題についてです。耳の痛い人も多いでしょうが、しっかり読んで下さい。
 君たちは、なぜ宿題が出されるのか、また、どうして宿題をしなくてはいけないのか、分かっていますか?もしかしたら、しないと叱られるからと思っている人もいるのではないでしょうか。そうだとしたら、とんでもない勘違いです。君たちを困らせてやろうとか、遊べないようにしてやろうとか、意地悪で宿題を出しているのではありません。授業で習ったことを定着させるのに復習が一番大切であることは言うまでもないことですが、全く同じ問題ならできて当たり前。似たような問題が解けてこそ、初めて本当に理解できていると言えるのです。宿題はその確認のためにあるのです。中には「授業を聞いただけで理解できている。そんなこと(復習や宿題)はしないでも大丈夫」と言う人がいるかも知れませんが、それは思い上がりです。世の中にはそのような人も稀にいるでしょう。しかし残念ながら、君たちは天才ではありません。よしんば、それに近い状態の人がいたとしても、習ったことを確実に定着させるには復習をした方がよいのは当然ですよね。このように、全ての宿題には意味があります。また、提出さえすればそれで終わりと思っている人が多いようですが、もう一度何のためにやっていることなのかを良く考えて下さい。見せるためだけの行為がいかに無意味で、時間の無駄であるかが、きっと分かると思います。

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