<760> 2008.1/1〜2008.1/5

 先ずは、新年のご挨拶を。

旧年中は大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
これからも、ご指導ご鞭撻の程どうぞよろしくお願いいたします。
 さて、どんな年になるのでしょう。今年は大幅な改革に取り組みます。楽な道ではないでしょうが、精一杯頑張りたいと思っております。ご協力をよろしくお願いいたします。
 私の今年の目標は「直」。直球の直。直接の直。素直の直。そして正直の直です。
 生徒の指導には思いやりが必要であることは言うまでもありません。しかし、遠慮や妥協は要らないはずです。たとえば、生徒がいい加減な勉強をしてきたとしましょう。「厳しく注意すると傷つくかも知れない」また「もしかしたらこれが本人にとっての精一杯なのかも知れない」などと、良き理解者を演じて、つい甘い顔をしてしまったとすれば、それは生徒にとってプラスになるでしょうか。生徒は自分がいけないことをしたとき、そのことを十分承知しています。しかし、叱るべきときにきちんと指導しなければ、「何だ、それ程怒られなかった。これでいいんだ」と勘違いするようになってしまいます。相手のことを真剣に考えるのであれば、間違いを気付かせるべきです。まあいいかと妥協することは、結局その子を諦めていることになるのです。厳しく注意をすれば、きっと嫌われるでしょう。憎まれることもあるでしょう。それでも構わないと思います。生徒達が堕落していくのを微笑みながら見ているわけにはまいりません。今年は、妥協や甘えを一切捨てて指導に当たりたいと考えています。
 現6年生諸君は、いよいよ入試本番に臨みます。彼らはとうとう最後まで甘い考えを捨てきれませんでした。おそらく厳しい現実が待っているでしょう。本人達の責任と言ってしまえばそれまでですが、厳しさに徹しきれなかった私の責任でもあります。せめて、現実からは目をそらさずに、まともに受け止めていきたいと思っております。

<761> 2008.1/6〜2008.1/13

 早くも冬期集中講座が終わろうとしています。私は始まってすぐに引いた風邪のため、声が出なくなり生徒諸君にはずいぶんと迷惑をかけました。依然としてがらがら声のままで、周りからは不気味がられております。
 さて、いよいよ入試が始まりました。先ずは、北海道や四国の学校からです。6年生諸君にとっては、数年間の集大成とも言える2週間がこれから始まります。努力の成果が現れるのです。もちろん結果が良いに越したことはありませんが、勝負は時の運もあります。全てが終わるまでは、泣かない。笑わない。苦しいときにこそ、人としての真価が問われます。歯を食いしばってがんばりましょう。

<762> 2008.1/14〜2008.1/20

 6年生にとっては、今回のHOPES通信が最終となります。
 入試前哨戦もほぼ終わり、いよいよ本命の試験を待つばかりとなりました。「気合い充実・さあかかってこい!」という者もおりますが、心配していた通りになってしまいました。と言うのも、緊張が緩んでしまっているのです。実際の入試を受け、みなその場では目一杯緊張したはず。試験が終わりホッとする。そこまでは分かります。ただ、その結果に動揺してどうするのですか。中には、もう終わったと勘違いしているような者までいます。特に、いつも事態を甘く考えていた者は緩みきっています。とんでもないことです。厳しいのはこれからなのです。このままでは大魚を逃します。もう一度自分の本当の目標を見つめ直し、気持ちを引き締めてもらいたいと思います。最後くらい「さあ、行ってらっしゃい!」と元気に送り出したかったのですが、本当に情けないかぎりです。
 でも、ここまで精一杯の努力を重ねてきた人もいます。よくがんばりました。結果を気にすることなく、頑張ってきた自分に誇りを持って、最後の勝負に臨んでもらいたいと思います。

<763> 2008.1/21〜2008.1/30

 近畿の中学入試が始まりました。折しも寒波到来。受験生にとってはあまりありがたくないプレゼントとなりました。しかし、昔は「入試=寒い」が当たり前でした。あまりに遠い日のことで定かではありませんが、自分の中学受験(当時はまだ3月)の日も、共通一次試験(今のセンター試験)の日も雪が舞っていたように覚えております。その頃は冬が今よりずっと寒かったからでしょうか、特に寒いとは思わなかったような気がします。それほど真剣に集中していと言えればよいのですが、きっと寒さを感じている余裕など無かったのでしょう。その証拠に、中学入試の初日。かなり早く家を出たというのに、途中で腹が痛くなり、一駅ごとにトイレに駆け込んでいたため、到着したのはギリギリの時間だった、と母に聞きました。しかし、何も覚えていません。全く情けない話です。
 思い出話はさておき、今まさに入試に臨んでいる生徒達。彼らは、どんな心境なのでしょうか。会場で会い、また電話で声を聞く限りでは平静のようにも思えるのですが・・・。
 しばらくは試練の日々が続きます。最後の最後まで、決して諦めることなく、精一杯のがんばりを見せてもらいたいと思います。春はすぐそこまで来ています。

<764> 2008.1/31〜2008.2/10

 先日の新年度保護者会にはご多忙中にも関わらず、多数ご参加頂き誠にありがとうございました。その場でも申し上げましたが、今年度よりHOPESは変わります。4年生と5年生の授業時間を増やし、より確実に学力を伸ばすために様々な改革に取り組む所存です。一層のご理解とご協力をたまわりますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
 さて、今年度の入試も終了いたしました。見事、第一志望の合格を手にした人。おめでとう。今の喜びが努力の末にあることを忘れることなく、これからも精進してもらいたいと思います。しかしながら、精一杯の努力もあとわずか及ばず、無念の涙を流した人もいます。よく、合格したから偉い、不合格だからダメだなどと言う人がいますが、大間違いです。結果が全てだなんて思っている愚か者には、勝手に言わせておきなさい。何も卑屈になる必要はありません。大切なのはこれからです。正々堂々と勝負したのですから、胸をはって生きていけばよいのです。ただ、反省すべきところがある人は、それを謙虚に受けとめ、ここでの経験を今後の人生に役立ててもらいたいと思います。
 さあ、新学年の始まりです。私の今年のテーマは「直」。ガンガン行きます。信じてついてきて下さい。

<765> 2008.2/11〜2008.2/17

 新学年が始まり1週間。生徒たちはとても元気です。全員からやる気が伝わってきて、大変嬉しく感じています。
 新3年生と新4年生のパワーには圧倒されそうです。みな楽しそうに授業に臨んでおり、なかなか良い雰囲気です。まだまだ始まったばかりですが、今の状態をさらに良いものにしていきたいと考えております。
 ただ、新5年生は時間帯が遅くなったためか、眠そうにしている者が多かったです。早く、新しい生活パターンに慣れて欲しいものです。
 新6年生。実に素晴らしい。全員がしっかりと目標を見すえて頑張っています。楽な道のりではないことは十分承知しているはず。しかし、それを真っ向から乗りこえようとしています。もちろん学力的にはまだまだですが、彼らの様子を見ている限り、夢を実現することは不可能ではないように思えます。
 私もフル回転で、限界に近い状態です。しかし、生徒達がこれだけ張り切っているのに、指導者がへこたれていては話になりません。みんなと一緒に、頑張っていこうと思っております。  

<766> 2008.2/18〜2008.2/24

 新学年が始まって約半月。元気な生徒たちのおかげで、授業をするのがとても楽しくなってきました。教材作成も楽しみながらやっております。
 ようやく、少しずつですが生徒一人一人が見えてきました。今年の新入会生は(バラエティに富んだと言えば失礼ですが)、様々なタイプの生徒がいます。元気いっぱいに授業に参加し、習ったことを確実に吸収する人がいるかと思えば、まだ授業の受け方や家庭学習の仕方がよく分からず戸惑っている人もいます。新3年生や新4年生に、いきなり完全な状態を望むのは無理がありますし、まだまだ幼いので仕方ない面も多いでしょう。分からないことはどんどん尋ねて下さい。早く新しい生活パターンに慣れてもらいたいと思います。
 私も、だれもが分かりやすい、楽しい授業を目指そうと、張り切っております。

<767> 2008.2/25〜2008.3/2

 個人保護者会を行っています。現在、新6年生と新5年生がほぼ終了し、新4年生の保護者の方とお会いするところです。
 稀に「余裕です。こんな(少しの)勉強で良いのかしら」と言われる方もいらっしゃいますが、ほとんどの方は時間のやりくりに苦労されているようです。しかし、時間が足りない原因をうかがっていると、やることが多いからというよりはやり方に問題があるのではないでしょうか。
 「取りかかるまでに時間がかかる」「つい、だらだらとしてしまう」「切り替えができず、次の行動までの時間が長い」と言った声が多いのですが、最大の原因は目的意識の欠如だと、私は思います。勉強に自ら取り組む意識が低い上に、計画性が足りない。これでは上手くいくはずはありません。絶えず「はい、これ!次はこれ!」と指示を受けているようでは、たとえやったとしても身につきません。
 先ずは、自分で1週間のスケジュールを組んでみることをお勧めします。ショート通信でモデルケースを示しましたが、取り入れてくれた人は少なかったようです。(読んでいないと言う方も少なからずおられショックでした)
 そこでこの度、週間予定表(MY週スケジュール)なるものを作ってみました。(生徒達には配布済みです)いたってシンプルなもので、やるべき事を各曜日に振り分けるだけのものですから、大層な名前をつけるまでもないのですが・・・。
 予定を立てる際には、バランスよく勉強することに留意して下さい。MYDOノートと同様、自発的な学習に役立ててもらえたら幸いです。

<768> 2008.3/3〜2008.3/9

 何ともう3月。今年は2月が1日長かったのですが、そんなの関係ね〜という早さです。
 新学年が始まってちょうど1ヶ月。ほとんどの人は新しい時間帯にも慣れ、何とか生活のペースをつかみ始めたようです。ただ、まだ授業の受け方や家庭学習の仕方がわかっていない人が、各学年ともわずかですが見受けられます。そのうちに・・・と言っている間に時はどんどん過ぎていきます。分からないことはどんどんお尋ねください。1日も早く、HOPESでの時間が日常生活の中に融け込むことを願っています。
 さて、久しぶりに旧6年生の授業を行いました。たった1ヶ月会わなかっただけなのに、なんとも懐かしい気分でした。みなが心なしか大きくなっていたのには驚きました。受験のプレッシャーから解き放たれたおかげか、リラックスした雰囲気の中、楽しい時間を過ごせました。勉強とは本来楽しいものだということを改めて感じることができ、とても嬉しい気分でした。それにしても毎年必ずいるのです。初日から「忘れてた〜」と欠席する人が。まあこれもご愛敬かな・・・。

<769> 2008.3/10〜2008.3/16

 昨年末から行ってきた新入塾説明会ですが、今回で終了しました。都合4回。40名ほどの方に参加頂きました。みなさん、熱心に説明をお聞き下さりました。教育方針にもご理解をいただけたようで、30名以上の方が入塾下さりました。広告や宣伝を出すこともなく、これほど多くの方がお集まり下さったのも、ひとえに卒業生や在塾生の保護者の方々のおかげと感謝しております。紙面を借りてではありますが、御礼申し上げます。
 新入塾の生徒諸君は、積極的な態度で授業に臨んでおり、みな一生懸命です。何と素晴らしいことと喜んでおりました。
 ところが、少しずつですが、問題点が見え始めてきました。
 例えば、家庭学習においてかなり無理をしている人が少なくないようです。時間的にも精神的にも、すでに目一杯。頑張っていることを否定するつもりはありませんが、最初から余り無理をし過ぎることはお勧めしません。また、保護者の方がかなり関与しているように思えることもあり、少し気がかりです。詳しいことは、今度の全体保護者会で申し上げたいと思っております。

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