<1370> 2020.11/16〜2020.11/22

 恐れていたことが再び。新型コロナウイルスの感染が拡大してきました。寒くなると増えてくるのだろうなと、専門家でない私でさえ漠然と予想できていましたが、最近の状況はその想像以上です。罹ってしまったら仕方ないではなく、絶対に罹らないよう、細心にして最大の注意を払っていきましょう。
 冬休みの時間割は現在作成中です。今しばらくお待ちください。入試までの日々を、どうか無事に過ごせますように。

<1371> 2020.11/23〜2020.11/29

 冬期集中講座の時間割を作成致しました。学校により冬休みの期間はバラバラでしたが、一応公立小学校の日程に合わせて作成させて頂きました。実施期間は例年とやや異なりますが、授業時間数は各学年とも例年と同等またそれ以上に確保することができました。
 6年生は連日の授業となり、かなりハードです。しかし、しんどいとか辛いとか言っている場合ではありません。改めて言うまでもなく、最終最後のチャンスです。もちろん楽ではありませんが、歯を食いしばって、乗り越えてもらいたいと思います。さあ、ラストスパートをかけていきましょう。ただし、あくまでも健康第一ですからね。

<1372> 2020.11/30〜2020.12/6

 とうとう12月です。結局、全く落ちついた気持ちになることもなく、今年も例年通り、バタバタと終わろうとしています。(え?気が早いですかね)特に今年は、コロナの影響でハラハラドキドキのし通しでした。いや、過去形ではありません。今は正に、感染拡大第3波の真っ只中。実際、いつ何が起こるか分からない、明日をも知れぬ毎日というのは不安でたまりません。おっと、誤解しない下さいね。君たちを不安がらせてどうこうしたい訳ではありません。ただ、君たちの中には、もうすっかり慣れてしまって、気が緩んでいるような人も見受けられます。おざなりの手洗いうがい、形だけの手指消毒、言われた時だけ密を避けているようでは、完全に感染を防ぐことなどできません。もちろん、注意さえしておけばそれで大丈夫というわけではありませんが、とにかく、気の緩み、油断は禁物です。全員が無事にこの冬を乗り越えられるように、細心にして最大の注意を払いつつ、一日一日を感謝の気持ちを忘れずに過ごしていきたいと思います。

<1373> 2020.12/7〜2020.12/13

 今週は休載させて頂きます。

<1374> 2020.12/14〜2020.12/20

 先週はこの欄をお休みさせてもらいました。申し訳ありませんでした。書くことがなかったわけではありません。ただ、どうしても書く気になれなかったのです。
 一体なぜ?言い訳がましくなりますし、少々長くなりますが、おつきあい下さい。
 この欄を書くにあたって私が心がけていることは、「愚痴や文句は(極力)書くまい」です。非難ばかりしていても進歩はないからで、非難される方は気分が悪いでしょうし、文句を言えば言うほどこちらのエネルギーも減ってしまいます。ですから、改善すべき状態に陥っている者達には、例え話を使って遠回しに言ったり、良くない状況がなぜ起きているか、その原因を考えるようにヒントを出したりして、できる限り生徒達本人が気づくように仕向けてきました。
 なぜ勉強をするのか。それは誰のためなのか。先ずは、勉強の目的を確認することです。目的が分かれば、次は目標です。目標がなければ人は頑張れません。具体的なことは目標設定の後です。目標を定め、その目標を必ず実現するぞという強い意志を持つことが必要です。そして、目標達成のために大切になるのは計画です。行き当たりばったりの学習では効果は望めません。ここまでの心の準備段階を経ていよいよ勉強が始まるわけですが、学力をつけるために必要なことは2つあります。1つは言うまでもなく、授業をしっかり受けることです。ただ説明を聞いているだけでなく、積極的に授業に参加することが大切です。そして、もう1つは復習です。どんなに優秀な子でも、一度聞いただけでは完璧に理解することはできません。復習して初めて、学んだことが身に着くのです。宿題は、その為の材料として提供しているのですが、中には大きな勘違いをしている者がいます。宿題をノルマのように捉え、ただやりさえすれば良いのだと。それでは実力は着きません。
 などなど。以上のようなことを書き続けてきたわけですが、全く改善が見られない(改善しようとしない)者が少なからずいます。この欄を読みもしない人までいます。読んだとしても、まるで他人事のように受け止め、一向に改める気配は見せません。そのような生徒を相手に、こちらばかりが必死になっても仕方ないと、心が折れてしまった訳です。
 けれど、私が間違っておりました。諦めてしまったらそこでお終い。見向きもしない相手にでも、方法を変えれば心を開かせることができるかも知れません。嘆くのは全てを尽くしてからにするべきでした。「生徒一人を預かることは、その子の人生を預かること」これは私の信念ですが、思い通りにならないからと、些か傲慢になっていたようです。
 残された時間は多くありませんが、最後まで必死にあがき続けたいと思います。

<1375> 2020.12/21〜2020.12/31

 先日の全体保護者会には、ご多忙にも関わらずご参加下さり、誠にありがとうございました。現況報告と、各学年の問題点を正直にお伝えし、その改善策も示させていただきました。ご参考にして下されば幸いです。
 早いもので2020年最後のHOPES通信となりました。実際、今年は大変な1年でしたが、それでもここまで無事に過ごせたことを感謝したいと思います。
 さて、いよいよ冬期集中講座が始まります。
 受験生にとって、改めて言うまでもありませんが、正に土壇場。もう後がありません。これが最後のチャンスです。ここまでの努力を喜びにつなげられるかどうかは、全て最後の仕上げ次第です。慌てず・焦らず・諦めず、今まで以上にていねいな復習を心がけ、万全の準備で臨みましょう。さあラストスパート。泣くも笑うも全てが終わってから。己の存在を賭け、歯を食いしばってがんばりましょう。
 低学年の諸君は、冬休みは楽しい計画やイベントもあることでしょう。それでも、やるべき事はちゃんとする。メリハリのきいた毎日を送って下さい。では、良いお年を!

<1376> 2021.1/1〜2020.1/10

 怒濤の2020年も間もなく終わろうとしています。(大晦日の晩に書いております)
 この欄を書くに当たり、年頭に書いたコメントを読み返してみましたが、還暦がどうのこうのと、気楽なことを書いている自分が情けなくなりました。しかし、実際、まさかこのような年になろうとは思いもしませんでした。いや、私だけではないでしょう。日本中の誰一人としてこのような展開になるとは想像できなかったはずです。本来ならオリンピックが行われ、明るい話題に日本中が喜びに沸き立っていたのではないでしょうか。なのに、聞こえてくるのは、新型コロナウイルスのことばかり。感染拡大防止のために、緊急事態宣言が出され、学校でも休校措置がとられました。全国高校野球大会も中止となり、他にも多くのイベントが行われませんでした。一旦は減少に向かったものの、自粛自粛で今度は経済が回らなくなり、手綱を緩めざるを得ない状況に。となると、再び感染が拡大するのは予想に難くなく、実際、今の状況に至っているわけです。
 とは言え、私などは恵まれている方です。医療従事者をはじめとする、エッセンシャルワーカーの人達。その人達の苦労や、実際に感染された人やその関係者、また、経済的なダメージを被った方々の苦しみに比べれば、ほんの少し辛抱すれば良いだけのこと。それをさも被害者の如く、大変だ!大変だ!と騒ぎ立てるのは、見苦しいと言われても仕方ないでしょう。現に私は、不甲斐ない生徒達に悩まされ、愚痴や文句を垂れ流しつつも、授業をさせて頂いております。例年となんら変わることはありません。体も至って健康です。無事に日々を過ごせることの幸せを、つい当たり前のように受け止めてしまいがちですが、生きていられるだけで十分過ぎるほど幸せなのです。
 この幸せが続くことを祈りつつ、今の私ができることを精一杯尽くしていきたいと思います。

<1377> 2021.1/11〜2021.1/17

 6年生に送る最後のHOPES通信となりました。散々悩まされ続けた彼等ですが、いざ別れが近づいてくると、寂しい気持ちになります。
 と言っても、今は感傷に浸っている時ではありません。彼等は今闘いの真っ最中。闘いと言っても、他人との争いではありません。自分の精一杯の努力を成果として出せるかどうか、そう、自分との闘いなのです。
 泣くも笑うもすべてが終わってから。結果を恐れる必要はありません。思う存分闘っておいで。

<1378> 2022.1/18〜2021.1/24

 統一入試が始まりました。コロナ禍で実施が危ぶまれましたが、各学校とも対策を講じ、何とか無事に行われたようです。と言っても、今日はまだ2日目。予断は許されません。
 30期生達もそれぞれの思いを胸に、自らとの闘いの場に臨んでいきました。先ずは、ここまでがんばってきたことを褒め称えたいと思います。けして、楽な道のりではありませんでした。おそらく、何度も挫けそうになったことでしょう。それでも、彼等は諦めなかった。自分の夢に向かって、最後まで挑戦し続けました。これは、素晴らしいことです。人の値打ちを決めるのは結果ではありません。ここまでの努力がすべてなのです。もちろん、努力の後に喜びが待っていればこれ以上嬉しいことはありません。けれども、たとえ夢が叶わなくても、結果によってその人の値打ちが上がったり下がったりするわけではないのですから、堂々と胸を張っていれば良いと思います。
 今は、彼等が精一杯闘い、そして笑顔で帰ってきてくれることを信じて、静かに待ちたいと思います。

<1379> 2021.1/25〜2021.1/31

 30期生の入試が終わりました。あっという間の、そして怒濤の1週間でした。みんな、よくがんばりました。残念ながら、全員が第一志望校合格とはいきませんでしたが、勝負は時の運もあります。結果よりも、歯を食いしばって、最後まで闘い抜いた彼等を称えたいと思います。
 卒業生諸君。君たちの人生はこれからです。中学入試は、次のステージをどこで経験するか、単にその選択に過ぎません。たまに、入試そのものを目標とし、これで終わったと勘違いする人がいますが、とんでもない。これからが始まりなのです。自分の頭で考え、自分の意志で行動し、自分の力で自分の未来を創っていく、自分の人生の始まりなのです。ぜひ、これからもがんばって下さい。HOPESで培った精神力をもってすれば、乗り越えられぬ壁はありません。苦しかった経験をばねに、また、努力の後には喜びが待っていることを忘れずに、これからの人生を堂々と胸を張って歩んで下さい。
 現役生諸君。君たちも精一杯の努力を積み重ね、自分の目標に向かって突き進んでいきましょう。

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