<1360> 2020.9/7〜2020.9/13


 このコメント欄ですが、ここ数ヶ月、6年生のことばかり書いてきたように思います。それほど今年の6年生は危機的状況にいるからなのですが、けして6年生のことだけを考えていたわけではありません。低学年にも共通することも書いてきたつもりでしたが、内容が6年生に偏っていたことは否めません。そのせいか、低学年の人達には私のメッセージはほとんど伝わっていなかったようです。申し訳ありませんでした。全て私が悪いのです。
 しかし、中には、この欄ばかりか毎週送付しているHOメールも全く読んでいない人がいるようです。非常に残念に思います。改善すべきことや改善するためのヒントを示してきたつもりでしたが、全く読んでいない人は、例えば、注意された時、どうして自分が注意されているかその原因が分からないため、ただ戸惑うばかりです。当然、反省はできません。その結果、状況が改善されるはずはなく、注意された=叱られた、怒られた。というマイナスのイメージだけがダメージとして残ります。典型的な悪循環ですね。
 今後は、お願いしたり強制したりしなくても、読んでもらえるような分かりやすく親しみやすい内容のものをお届けしたいと思います。よろしくお願い致します。

<1361> 2020.9/14〜2020.9/20

 自縄自縛とは正にこのこと。前回のこのコメント欄に、「今後は、お願いしたり強制したりしなくても、読んでもらえるような分かりやすく親しみやすい内容のものをお届けしたいと思います」と書いてしまいました。けれど、よくよく考えてみると、いや考えてみるまでもなく、私には文才はありません。なんと無茶な宣言をしたことだろうかと、本当に後悔しております。しかし、だからと言って、白旗を掲げるのもシャクですしね。
 仕方ありません。やや卑怯な手のようにも思いますが、今週行う全体保護者会でお話しする予定の内容を一部書かせてもらいましょう。
 今回の保護者会で私がお伝えしたいことは2つあります。6年生の部では、学習の話が中心になります。入試日程をにらみながら受験スケジュールを立ててもらう必要があるからです。しかし、保護者のみなさんは何を基準に学校を選ばれているのか。学校の価値を何で判断されておられるのか。また、生徒諸君は志望校をどのようにして決めているのか。と、疑問に思うことがあるのです。ですから、志望校選びのポイントを、(あくまでも私見ではありますが)話させて頂こうと思っております。
 もう一つは、子どものやる気を引き出すために保護者が注意すべき点についてです。
 私は、30年以上生徒達をずっと見続けてまいりました。昔の生徒の方が素晴らしかったと言いたいのではありません。しかし、明らかに変わってしまった点があります。失われてしまった点と言った方が良いかも知れません。それは、生徒達のガッツです。根性と言えば良いのか、内なる情熱を秘めている子どもが減ってしまったように思えてならないのです。その事について、原因と対策(大袈裟ですが)を考えてみたいと思っております。
 全体保護者会の告知というか、宣伝みたいになってしまいましたが、ぜひご参加下さりますようにお願い申し上げます。お待ちしております。

<1362> 2020.9/21〜2020.9/27

 先日の全体保護者会には、ご多忙中にも関わらずご参加下さり、誠にありがとうございました。資料作成で殆ど眠っていないという最悪のコンディションではありましたが、私なりに精一杯話をさせて頂きました。
 今回お話ししたのは、前回この欄でお知らせした通り、受験における保護者の役割についてでした。そのことに、志望校選びのポイントを関係づけて申し上げたつもりでしたが、私の考えは理解して頂けたでしょうか。あえて、この場で再現は致しませんが、ご家庭でのお子様との接し方のヒントにでもなれば幸いです。
 それにしても「親の心子知らず」とはよく言ったもの。保護者の方々の真剣さに比べ、本人達のいい加減さが目に余ります。今のままで何とかなると思っているのでしょうかね。一体、何を根拠に。おっと、これ以上書くと、保護者会の再現になってしまいますね。
 早く現実に目覚めなさい。6年生だけではありません。全学年の生徒達、全員ですよ。

<1363> 2020.9/28〜2020.10/4

 ようやく過ごしやすくなってまいりました。それもそのはず、もう10月です。個人の思いとは無関係に時は過ぎていくのだと、改めて感じさせられます。
 さて、今回は愚痴を書かせて頂きます。できればもうこのようなことは書きたくなかったのですが、余りにも情けない状況ですので、お許し下さい。いつものように、6年生を例に上げての話にはなりますが、低学年の人にも当てはまることではないかと思います。
 申し上げたいのは、生徒達の自主性のなさです。自ら計画を立て、実行していく。それ以外に実力を高める方法を私は知りません。なのに、今の生徒達ときたら、全てを保護者にお膳立てしてもらいながら、それでもなお手を抜こうとする。真剣になりきれない。がんばるとは口先だけで、直ぐに楽に走ってしまう。一体何なのでしょう。誰の受験ですか。
 例えば、自習に来て居眠りをする。自習は強制ではありません。本来ならば、自宅で学習すべきものを、より集中するために場所を提供しているだけです。保護者は、少しでも効率を上げられるならばと、教室の使用許可を求めます。ところが本人は、自習で何をすれば良いか分からないと言うのです。常識で考えれば、あり得ないでしょう。また、弱点補強のために個別授業を申し込まれる方もいます。いろいろなケースがありますが、これもまた然り。本来、授業内で完結させておくべきことなのに、復習が不十分であることによって不完全な状況になっている、そのため補強せざるを得ないという、危機的状態であることが多いのです。いわばラストチャンスな訳です。なのに、その復習もせず、ただ授業を受けたことだけに安心してしまっている。もっと言わせてもらえれば、質問にまで来て、説明を受けた後、解き直しもしない。私からすれば言語道断。一体、だれのために、何のために勉強しているのか、それすら疑いたくなります。
 まだまだあります。目標設定ですら曖昧です。最近では、本人が受験する学校を見たことも行ったこともない例が増えてきました。慥かに、今年に限って言えば、コロナの影響もあるでしょう。それでも、志望校を見たこともないような状況で受験が上手くいくとは思えません。また、たとえ試験に合格しても、その学校で6年間を過ごすことになると思うと、やはり心配です。
 言い出したら切りがありません。全ては本人の意識の低さ、状況認識の甘さが原因で招いている事態なのですが、嘆いているばかりではどうしようもないことも、これまた事実。本意ではありませんが、未だに自覚できていない者に対しては、より厳しく接せざるを得ないことをご了承頂きたいと思います。

<1364> 2020.10/5〜2020.10/11

 自分の至らなさを棚に上げ、生徒達には偉そうなことばかり言ってきた私ですが、現在少々思うことがあり、迷っております。
 今までの私の指導スタイルは「俺に任せろ、信じてついてこい」でした。しかし、今の生徒達には通用しません。なぜなら、彼等は自らは何も求めようとしないからです。生徒達の変化を期待し続けてきましたが、どうやら多くを望むことは難しそうです。通用しないものにこだわり続けるのは愚かなことで、お互いにとって得策ではありません。となると、私の方がスタイルを変えるしかないのですが・・・。
 申し訳ありません。結論が出ていないことを書くべきではありませんでした。ただ、最近の私に元気がないのは、これらのことが原因なのです。ご心配をおかけし、すみません。もうしばらく考えさせて頂きたいと思います。

<1365> 2020.10/12〜2020.10/18

 10月の声を聞いた途端、涼しさを通り越して、いきなり寒くなってしまいました。自然相手に文句を言っても始まりませんが、この急激な変化には、正直戸惑ってしまいます。みなさん、健康には十分注意して下さいね。コロナばかりではありません。インフルエンザもこれから流行り出すでしょう。用心には用心を重ね、万全の予防を心がけましょう。
 さて、ほとんどの学校では運動会も終了し(中止になった人達は気の毒でしたね)、これから君たちには、勉強一色の秋を期待したいと思います。5年生にも合格判定テストを行いましたし、6年生には(入試本番まで100日を切ったわけですから)改めて言うまでもないでしょうが、各自、自分の学力はほぼ把握できていることと思います。そろそろ目を覚まして下さい。学力不足は能力不足ではありません。努力不足は慥かにあるでしょうが、それが全てだと切り捨てるつもりもありません。問題を抱えている人はみな、ここまでの学習方法に問題があるはずです。いい加減な復習、中途半端な宿題、行き当たりばったりの学習計画。それらが全てマイナスの方向にはたらいて、今の状態になっているのです。それらを改善するには、悪い習慣を断ち切ることです。
 4年生諸君。まだまだ先だなんて思っていないでしょうね。努力を積み重ねている人と、適当にすませている人とでは、既に大きな差がつき始めていますよ。
 5年生諸君。学習方法及び学習に対する意識を直ちに改めなさい。このままでは、6年になって苦しむのは明らかです。
 6年生諸君。時間がないどうのこうのと、言い訳ばかりするのは止めなさい。やらないことには何も変わりません。ウソやゴマカシ、自分に都合のよい気休めが通用するほど受験は甘くありません。残り100日、何もしないならば、即刻受験は断念しなさい。

<1366> 2020.10/19〜2020.10/25

 急に寒くなったり、また暑さがぶり返したりと、なかなか落ち着かない気候ですが、確実に季節は進んでいます。季節の変わり目、体調管理には十分注意して下さいね。
 季節ばかりではありません。目には見えませんが、時間も確実に進んでいます。いや、この場合、残された時間が減っていくと言った方が良いでしょう。
 近畿の中学統一入試日まで90日となりました。この通信でもカウントダウンを始めました。知らない6年生は流石にいないでしょうが、それが行動に反映していないのが、悲しいかな彼等の現状です。中にはあわてて過去問に飛びついている人がいますが、ちょっと待って下さい。勘違いしていませんか。先ずは復習です。学力が定着していない原因は、ここまでの学習がいい加減だったから。即ち、復習が不十分だったからです。なのに、その状態を改めることなく、入試問題に挑んでも大した成果は得られません。点数に一喜一憂するのが関の山でしょう。等と言うと、「じゃあ、どちらを優先すれば良いのですか。優先順位を教えて下さい」と仰る保護者や生徒が必ず現れますが、大きな誤解です。しなくてよいものなど与えておりません。「過去問だけをやりなさい」とか「宿題だけをやりなさい」とかと一度も言った覚えはありません。「過去問もやりましょう」と申しているのです。
 時間が足りないのは百も承知しております。しかし、やらないことには目標に到達できないのです。残された時間はけして多くはありませんが、意識を変えれば何とかなるはずです。今までと同じでは何も生まれません。必死になって下さい。

<1367> 2020.10/26〜2020.11/1

 「未来のことなど分からない。神様でもない限り、何が起こるか分からないのだから」
 君たちの中には、このように考えている人もいるのではないでしょうか。その考えを間違っているとは言いません。実際、明日のことすら何一つ確定はしていないのですから。例えば、極端な例ではありますが、今まで元気だった人が明日も元気だとは限りません。病気ばかりではありません。突然事故に遭うことだってあるでしょうし、自然災害が起こるかも知れません。もちろん、次の日も無事でいられる事の方が多いと思います。しかし、それは、あくまでも多分大丈夫でしょうという、あやふやな予想でしか過ぎないのです。
 こんな事を書くと、何か暗い気分になってしまいますね。明日の無事も分からないなら、ずっと怯えて過ごさなければならないのか?とか、どうせ未来のことなど分からないのなら、今何をやったって同じじゃないか。とかと、ネガティブな思考に陥りがちですよね。
 けど、果たして、未来のことは本当に全く分からないのでしょうか。いいえ、必ずしもそうとは言えません。いきなり病気になることはありません。予め何らかの症状が現れるはずです。その段階で気がつけば、治療をすればよいのです。また、徹底した予防によってリスクを軽減させることも、ある程度は可能でしょう。災害にしても、現代は情報が発達していますから、警報に従って避難することで最悪のケースは避けられるかも知れません。ただ、これも病気と同じで、無防備でいるより、災害に対しての備えがある方が安心できます。事故にしても、注意力を高めることである程度は防げるはずです。
 つまり、準備や心がけ次第で、事故や病気を未然に防いだり、災害のダメージを抑えたりすることが可能である以上、結果を極端に恐れる必要は無くなるのです。
 とても回りくどい言い方になってしまいましたが、私たちが今行っている(受験)勉強においても、同じ事が言えるのではないでしょうか。勉強をすることで、学力という未来に役立つアイテムを手にすることができます。ただ、その準備は一朝一夕で完成できるものではありません。継続的な学習、かつ丁寧な復習が必要です。楽なことではありません。しかし、自分の未来のためです。たとえ今は苦しくても、がんばろうではありませんか。

<1368> 2020.6/15〜2020.6/21

 日々、時の流れの早さを痛感しております。早くも11月になってしまいました。
 正に秋たけなわ。今はこの素晴らしい季節を楽しめば良いのでしょうが、これからどんどん寒くなるのかと思うと、心配ばかりが募ります。コロナの感染も再び拡大しているようですし、インフルエンザも流行し始める季節。みなさんもどうか健康に留意し、これからの季節を無事に乗り越えていきましょう。
 甚だ簡単ですが、今回はここまでとさせて頂きます。

<1369> 2020.6/22〜2020.6/28

 「私たちは勝手に生きているのではありません。生かされているのです」
 これは、とある人のお言葉です。こんなことを書くと、宗教じみていると思われるでしょうが、これは真理です。誰一人として、自分だけの力で産まれてきた者はいません。また、誰一人として自分の力だけで生きていける者もいません。みな、誰かの力を借りて生きているのです。この大切なことを、人はすぐ忘れてしまい、つい自己中心的な考えに走りがちですが、誰かのおかげで生きさせてもらっているということ、そしてそれがとてもありがたいことであるということは、絶えず心のどこかに留めておくべきだと思います。そうすれば、今自分が何をするべきなのかが、自ずから見えてくるのではないでしょうか。
 自分の事を棚に上げて、またもやとんでもないことを書いてしまいました。感謝の心を忘れず、謙虚に生きたいと願っている私です。

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