<1130> 2015.10/19〜2015.10/25

 5年生対象の合格判定テストを行いました。「入試なんてまだまだ先やんか」と考えている人も多いでしょうが、現実の厳しさを少しでも分かってもらえればと、例年この時期に行っているのです。特に今年の学年には、現状認識云々以前に、目標を明確に設定してもらいたい、という思いが強くありました。
 さて、結果を見て、彼らはどう感じたのでしょうか。判定が気になるのは仕方ないとは言え、それだけで終わりにしてしまうのはあまりにもったいないと思います。点数が低いのは、学力が足りないからではなく、学習方法に問題があるからです。ただ何となく勉強しているだけで、学力はつきません。その事に気付いた人は、果たして何人いたでしょうか。今回の結果を、今後の学習に役立ててもらいたいと切に願います。

<1131> 2015.10/26〜2015.11/1

 秋晴れの好天が続いております。爽やかなこの季節を楽しみたいところですが、手放しで喜んでもいられません。と申しますのも、涼しくなったせいで体調を崩している生徒が増えてきているからです。季節が進むにつれ、さらに増えていくのかと思うと、心配です。
 体調が悪いと、気力も湧いてきません。勉強をがんばるどころではなくなります。まあ、生徒達は若いから回復も早いのですが、それでも例えば一日授業を休むとその遅れを取り戻すのは大変です。体力が落ちているところに無理をして、さらに悪化させるケースもよくあります。くれぐれも体調管理には気をつけて下さい。
 「風邪を引くのは仕方ない。誰も好きで引いているのではないのだから」はい、言い分ごもっともです。しかし、敢えて苦言を呈させてもらいます。生徒達には、登塾後直ちに、手洗い・うがいを実行させていますが、中には手をぬらすだけの人も少なくありません。ちゃんとうがいをする者は稀で、殆どの者は口をゆすぐだけ。マイコップを持参している者も極めて少なく、これでは意識が低いと言わざるを得ません。自己防衛のために、6年生にはマスクの常時携帯をお願いしておりますが、果たして彼らは人混みでマスクを着用しているのでしょうか。電車の中でも咳をしている人が増えてきました。我が身は自分で守るくらいのつもりで、健康には細心の注意を払ってもらいたいと思います。

<1132> 2015.11/2〜2015.11/8

 11月になりました。今年もあと2ヶ月?ウソみたいな気もいたしますが、紛う事なき真実です。
 いろいろな問題を抱えながらも「何とかなるさ」と解決を先送りにしておりましたが、何もしなければ何も変わるはずはありません。そろそろタイムリミットです。生徒達に偉そうに言うだけでなく、自ら行動しなければなりません。
 反省の気持ちを込めて、今回はこのへんで。意味不明でごめんなさい。

<1133> 2015.11/9〜2015.11/15

 少し涼しくなったかと思えば、また陽気が戻ったりと、季節の変わり目は体調管理が難しいですね。また、今年はインフルエンザが流行るとか。みなさんも十分注意して下さい。
 さて、6年生の個人保護者会を始めました。個人保護者会もこれで6回目。今回は3者面談です。なぜ、3者(3者というのは、保護者+生徒&私のことです)なのか?夏休み前にも行いました。貴重な夏休みを如何に過ごすか。それによって、入試の結果は大きく左右します。しかし、目標があやふやな状態では、何をやっても効果はありません。ですから、目標を明確にし、生徒本人に日々その目標に邁進する覚悟があるかを確認するために、本人を交えて行うのです。もちろん、最初からいい加減にやろうなんて考えている人はいないのですが、どうしても日々の学習に追われているうちに、最初掲げた目標(特に弱点補強)がおざなりになってしまいがちです。実際、弱点を補強しきれずに現在困っている生徒の多いこと。何とかしなければよ思いながらも、結局後回しにしているのが現状でしょう。やり残していることを完全にやり遂げるために、今一度自らの学習を振り返り、体勢を立て直す必要があります。そこで、この時期に3者面談を行っているのです。
 入試まであと2ヶ月となりました。一日の猶予も許されない状態ではありますが、今ならまだ弱点を補うことができます。あせらず、あわてず、あきらめず。そして、何よりも大切なことは、目標を見失わないことです。さあ、もう少しです。最後まで精一杯を続けましょう。

<1134> 2015.11/16〜2015.11/22

 毎回同じ事を書いておりますが、本当に月日の経つのが早く感じます。
 冬休みの時間割を作らなければならないのはもちろんのこと、来年度のことも考えなければいけない時期になってしまいました。
 目先のことに追われ、ついつい先延ばしにしていましたが、いつまでも悠長なことを言っていられません。
 生徒達には、現実から目を背けるなと言っておきながら、本当に情けない限りです。反省!気を引き締め、真剣に考えたいと思います。

<1135> 2015.11/23〜2015.11/29

 冬期集中講座の時間割を作成いたしました。と申しましても、まだ枠組みだけで、科目も決まっておりません。完成版は今しばらくお待ち下さい。
 それにしても、年々冬休みの期間が短くなってきております。特に、公立小学校。土曜日を休みにしているから、授業時間数を確保するのが難しいのでしょう。そのしわ寄せが長期休暇の短期化になっているのだと思います。なんせ、正月を含めて2週間もないのですから。そのような状況の下で、講習会の時間割を組むのは、なかなか厳しい作業でした。かなり変則的なものとなりましたが、どうかお許し下さい。また、個人的な事情を慮る余裕もほとんどなく、本当に申し訳なく思います。
 ただ、6年生にとって、冬休みは最後のチャンス。文字通り、後がありません。例年通り(実はそれ以上)の時間を確保いたしましたので、ご安心下さい。さあ、精一杯の努力で、最後の仕上げに努めましょう。

<1136> 2015.11/30〜2015.12/6

 急に冷え込んで参りました。それもそのはず、もう12月です。なんでも、今年の冬は異常気象に注意だそうですね。エルニーニョ現象のせいで、起こらないようなことが起こらなかった場所で起きる(と、言われても、訳分かりませんが)らしいです。既に、その兆候として秋に桜が咲いたり、土筆が芽を出したりしているとか。大雨や大雪などにも警戒しなければならないそうです。一体何が起こるのでしょうか。しかし、この年になると、過激なことはもうたくさんです。できれば、穏やかな冬(適度に寒くて、けど暖かな日もある、そんな毎日)を望みたいものです。
 さて、受験生諸君は、そんなのんびりしたことを言ってはいられません。正真正銘、この冬は最後のチャンス。寒さなんて無関係。熱く燃え上がろうではありませんか。

<1137> 2015.12/7〜2015.12/13

 先日の全体保護者会には、ご多忙にもかかわらず多数ご出席下さり、ありがとうございました。紙面を借りてではありますが、改めて御礼申し上げます。
 低学年の部では、今さらながらの感はありましたが、なぜ学ばせるのか、学校には何を求めるのかをテーマに私見を述べさせていただきました。保護者が我が子につけてもらいたいと願う「力」は様々です。先ずは「生きていく力」、次に「学力」、そして最後は「人間関係力」でしょうか。しかし、それらの力を全て学校に期待するのは、いかがなものでしょう。気持ちは分かりますが、やはり無理が生じてしまうのではないかと思います。少し前までならば、役割分担がはっきりしておりました。「生きていく力」は家庭で教わり、「学力」は学校で身につけ、そして「人間関係力」は地域で培われると。とこらが、現代ではそのバランスがすっかり崩れてしまっており、特に地域社会に多くを期待するのは不可能に近い状況です。家庭も、核家族化が進み、少子化の影響もあり、本来の力を失いつつあります。自然、学校に期待する比率が高まり、そのことが学力偏重に拍車をかける一因になったのは否めないと思います。ようやく最近になって、「人間力」に重きをおいた教育を行う学校も増えてまいりましたが、全ての学校がそうだとは言えません。保護者の中にも、未だに、中学高校を大学に行くための手段と考えている人もいるようです。我が子に合った学校を選ぶのは保護者の最大の務めです。大学の合格実績だけに目を奪われるのではなく、子どもの可能性を伸ばしてくれる学校を見つけてもらいたいと思います。私の話が、学校選びの参考になれば幸いです。
 6年生の部では、受験までの諸注意が中心となりました。受験スケジュールの確認をはじめ、この時期に注意しなければならないことについて、保護者の役割を申し上げました。健康管理はもちろんのことですが、より大切なのは精神面のサポートです。受験生はだれもが、多かれ少なかれ不安を抱えています。その不安は努力で打ち消すしかありませんが、一番身近にいる保護者の一言が安らぎになったり、時には凶器になったりもします。気休めやなぐさめの言葉は不要です。甘えは徹底的に排除しなければなりませんが、その上で、彼らのがんばりを最大限認め、これまで以上に暖かい応援を続けていただきたいと思います。
 受験生諸君。さあ、あと40日。泣くのも笑うのも全てが終わってから。今は歯を食いしばって、自分のできる精一杯を尽くしていきましょう。

<1138> 2015.12/14〜2015.12/20

 数週間前に、この欄に書いた通りの天候になってしまいました。各地で異常気象が続いています。強風が吹き荒れたり、やたらと暑かったりと、まるで、私の心中と同じ。荒れまくっております。今年も残すところ僅かとなりましたが、どうやら穏やかに終わってくれそうにはありません。
 最大の悩みは6年生の仕上がりの悪さです。先ず、授業中の空気。ピリッとしたところがないのです。例年、この時期には緊迫感が漂い始めるのですが、今年は一向にその気配がありません。相変わらず凡ミスは連発するわ、少し手強い問題に出会うと、粘らずにすぐ諦める。間違えてもヘラヘラと笑っている。こんな調子で仕上がるはずはありません。授業中でさえこれですから、家庭での様子も推して知るべし。勉強量がちっとも増えないのは、真剣に取り組んでいないからでしょう。量だけではなく、質もほめられたものではありません。いまだに提出するためだけの、見せかけの勉強をしている者がいます。一体何を考えているのでしょうか。これまでも再三再四注意し、心を入れ替えて取り組むよう促して参りましたが、当の本人はどこ吹く風。全く改めようとしません。もう限界です。好きにしてください。ただ、今の状態では、結果は言うまでもないでしょう。
 どうして踏ん張れないのですか。苦しいから?時間がないから?そんなのは言い訳です。苦しいのは誰もが同じ。時間がないなら、ぼんやりするな。必死で取り組め。ぐだぐだ言う暇があったら、一問でも解き直せ。泣き言を並べるのは、すべてが終わってからにしろ。
これが最後の忠告です。泣いても笑っても後一月。この30日で、君たちの人生が変わるのです。ここで本気出せなければ、男じゃないですぞ。

<1139> 2015.12/21〜2015.12/30

 今年も残すところ僅かとなりました。このHOPES通信も今年の最終号です。早いですね。いつの間に1年が過ぎてしまったのでしょう。何てボケてはいられませんね。
 先ずは、お詫びを申し上げます。
 先日、メールでもお知らせいたしましたが、このたび職員の一人が退職いたしました。年度の途中、しかも受験も間近ということで、思いとどまってくれるようにお願いしたのですが、彼の意志は固く、翻意には至りませんでした。生徒諸君には迷惑をかけることになり、誠に申し訳なく思います。しばらくは現在の態勢で運営をしていきますが、幸い、理科の授業は優秀な講師の方に担当して頂きますので、ご心配なきようお願いいたします。
それにしても寂しい限りです。まあ、人には人の考えがあり、それぞれの人生がありますから、仕方ないのかも知れません。次のステージで元気に活躍してもらいたいと思います。
 さて、入試までも30日を切りました。いよいよ今までの努力の成果を見せる日が近づいてきました。ただ、僅かとは言え、まだ時間があります。悔いの残らぬ結果を残すためにも、精一杯、最後の仕上げに勤しみましょう。健康第一をお忘れなく。

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