<1080> 2014.10/6〜2014.10/12

 ようやく秋らしくなってきました。ただ、まだ日中は暑い日も多く、寒暖の差には戸惑ってしまいます。みなさんも、体調管理には十分注意して下さい。
 さて、この時期は多くの学校で、学校説明会が行われています。ぜひいろいろな学校に足を運んで下さい。受験生の保護者の方は、第一志望の学校だけでなく、受験する可能性のある学校の説明会には必ず参加下さるようにお願いいたします。低学年の保護者の方々も、積極的に参加して下さい。一校でも多く訪問されることをお勧めいたします。
 これまでも学校選びのポイントについてはたくさん書いてきましたから、繰り返すのは控えますが、大切なことは先入観を棄てることです。情報収集は大切ですが、あまりに多くの情報がありすぎて、それに振り回されてしまう方もいるようです。目先の進学実績などに惑わされず、お子様に一番適した環境を見抜いて下さい。学校選びは保護者の最大の務めです。素晴らしい学校と素敵な出会いがありますよう、願っております。

<1081> 2014.10/13〜2014.10/19

 巷ではノーベル物理学賞を日本人が受賞した話題で賑わっていますね。私たちの生活にも密着しているLED(発光ダイオード)。信号やイルミネーションに使われていますし、一般家庭の照明にも普及してきました。哀しいかな、私には、なぜ青色LEDが素晴らしいのかは全く理解できませんが、まあ研究の成果が正当に評価されるのは喜ばしいこと。ここは素直に賞讃させていただきましょう。
 ノーベル賞といえば、私が驚いたのはノーベル平和賞を受賞した少女のことです。マララ・ユスフザイさん。皆さんもご存じでしょう。
 彼女はまだ17歳。なのに自らの生きる道をしっかりと見据えています。自分の使命を分かっています。なんと素晴らしいことでしょう。彼女は11歳の時から子どもの権利尊重を訴え活動を開始、反対勢力の脅迫を受けながらも活動を止めず、2年前にはその組織の男から頭などを銃撃されました。奇跡的に一命を取り留めたあと、人権運動を再開し、昨年、国連本部で演説を行いました。その時のセリフ「1人の子ども、1人の教師、1冊の本、1本のペンが世界を変えられる。教育以外に解決策はない」の名言は有名ですね。
 実は、これらのことは、私も報道で知ったのですが、これほどまでに高い志を持った少女を私は知りません。彼女に比べて、私は何と小さい存在なのでしょう。そして、何と下らぬことで悩んでいるのでしょうか。いや、比べること自体おかしいのかも知れません。せめて、今自分ができることを精一杯やっていきたいと思います。

<1082> 2014.10/20〜2014.10/26

 いや〜、参りました。いきなり、何のことですかって?先週の台風19号ですよ。
 ニュースで「今年最大!近畿直撃!厳重注意!!」などと騒ぎ立てられれば騒がれるほど、正直、「ああ、またか。けど、どうせ大したことはないのだろう」と内心ウンザリとしておりました。(オオカミ少年に騙され続けた村人達の心境ですかね)。ところが、JR西日本の取った大胆な行動には驚かされました。なんと「16時以降、全線運休!」。困りましたね〜。生徒の多くは環状線が動かないことには通塾は不可能です。自転車通塾や自家用車で送迎という方もおられますが、全員がそうではありません。通えないのならば、授業はできません。泣く泣く夕方の授業は休講にいたしました。
 一瞬JRを恨めしく思いましたが、それはとんでもない間違いでした。JRの判断には、感謝こそすべきで、恨むだなんて筋違いも甚だしい。もし強行していて事故に遭っていたら取り返しの付かないことになるところでした。今までが無事だったから、今度も多分大丈夫と考えるのは、何の根拠もない愚かな思い込みです。いや、慢心、思い上がりと言った方が良いでしょう。事故が起きてしまってから悔やんでも遅いのです。
 今回のことを大いなる戒めとし、今後は生徒達の安全を最優先に考えて行動しようと思います。

<1083> 2014.10/27〜2014.11/2

 ようやく、秋らしい気候になってまいりました。空は晴れわたり、それでいて涼しい。最高ですね。しかし、手放しで喜んではいられません。と申しますのも、風邪を引いている人が増えてきたのです。みなさんも十分に用心して下さい。マスクは必ず携帯し、人混みに出るときは忘れずに着用するようにして下さい。外出後は、手洗い・うがい。予防に努めるのはもちろんのこと、あれ変だなと少しでも感じたら、早めに十分な休養をとることです。無理をして体調を崩してしまっては元も子もありませんからね。
 運動会も全ての学校で終了したようです。さあ、「スポーツの秋」の次は「勉学の秋」。「行楽の秋」・「食欲の秋」とも言いますが、勉強もとことん極めてみようじゃありませんか。

<1084> 2014.11/3〜2014.11/9

 何もしなくても時は過ぎていきます。ただ、そんなときの時間はなかなか進みません。また、何かを必死にしているときも時は同じく過ぎていきます。夢中になっているときの時間はあっという間です。時間としての長さは同じかも知れませんが、濃さは全然違います。
 さて、君たちならどちらを選びますか?「そりゃ、しんどいより楽が良いわ」と言う人もいるでしょう。間違いではないと思います。例えば、平坦な道が続いている中、わざわざ険しい道を選び、しかも重い荷物を背負って進もうとする人がいたら、その人はよほどの変人と言われても仕方ありません。けれど、その険しい道の途中に素晴らしい景色の場所があったらどうでしょう。また、平らな道を歩いていても手に入らない美味しい果物が険しい道の先にあるとしたら?さらには、悪路を進んでいるうちに、強靱な肉体が手に入るのならば?どうです。少しくらいの遠回りや、苦労は平気だと思えてきませんか。「いいや、騙されないぞ!そんな素敵なことばかりあるはずないじゃないか」ですって?たしかにそうです。良く気が付きましたね。もちろん、単なる仮定の話です。
 けれど、何もせずにただ時間が経つのを待っていても、何も起こりません。変わりません。なら、同じ時間をもっと有効に活用しようではありませんか。君たちを見ていると、歯がゆくって仕方ないときがあります。おっと、誤解しないで下さいね。君たちを非難しているのではありません。ただ、「頑張ったって仕方ないよ。どうせ自分には無理だよ」と、努力をする前から諦めているような人を見ると、悲しくなるのです。無限の可能性を持っていながら、それを広げようとしない。なんと勿体ないことでしょう。結果を勝手に決めつけて、動き出す前からブレーキをかけてどうするのですか。安全第一?先を案じるのは、老人たちに任せておけば良いではありませんか。君たち若者は、もっとがむしゃらで良いのです。何もせずに「ほらやっぱりね」と言うくらいなら、どこまでできるかは分からなくても「よ〜し、一丁やったろか」。それが若者です。自分がとことん頑張った結果であれば、少しくらい失敗したって構わないのです。私は、そんなガッツのある人が好きです。

<1085> 2014.11/10〜2014.11/16

 11月の声を聞いた途端、涼しさを通り越して寒くなってしまいました。それもそのはず、暦の上では「立冬」も過ぎてしまったのですからね。
 さて、現在またもや悩んでおります。(「不惑」はとうにすぎているというのに、困ったものです)来年度の時間割を考えているのですが、4年生の通塾日数を現在の3日から4日に変更しようかと思案中なのです。と申しますのも、現行では4年生は算数特訓を受講すると、水曜日に弁当持参で4時間授業を受けることになります。週の真ん中に遅くまで塾に縛られる。5年生や6年生ならいざ知らず、4年生にはかなり負担が大きいはずです。そこで、算数特訓を日曜日に移動しようかと。すると、平日の授業は全て19:00終了となります。食事は家でとることができますし、授業の復習もその日のうちにできるでしょう。学校の宿題に困ることもなくなるはずです。しかし、日曜日にわざわざ来ることになるのです。保護者としては、通塾日数が増えるのはありがたくない話だと思います。まだ4年生なのに日曜日にまでという意見もあるでしょう。しかし、生徒の負担や学習効果を考えると、低学年の場合は特に一日に長時間勉強するより、少しずつ分けて確実に積み重ねていく方が良いのです。
 さあ、どうしたらよいでしょうか。結論を出すまでまだ少しだけ時間がありますので、もうしばらく考えたいと思います。現3年生の生徒や保護者の方々のご意見も伺うことができたら幸いです。

<1086> 2014.11/17〜2014.11/23

 毎年のことですが、この時期になると「今は一体何月やねん?」と思ってしまいます。いえ、けして日付も分からぬお馬鹿になった訳ではありません。
 もちろん、気持ちは目の前の受験生に向いております。「入試まであと何日。それまでにこのテーマとあのテーマ。必ずやらなくては!そうだ、このテーマも弱いからこれも」「あの子最近少し元気ないけど、大丈夫やろか」などとね。
 しかし、それと併行して、冬期集中講座の時間割や、はてまた来年度のことまで考えないといけないのです。20年以上も毎年続けていることですから、(そうだ、来年で25年だ)慣れてはおりますが、現在のことと数ヶ月後のことを同時に考えていくのはやはり大変で、普段からあまり先のことを考えずに行動しているからでしょうか、つい錯覚を起こしそうになります。まあ、おかげで日数計算だけは得意になりましたけどね。
 ともあれ、一編に全てのことができるはずはありません。一つずつ解決していくより他はないのですから、慌てず慎重に行動したいと考えております。
 ということで、今回はこの辺で失礼いたします。(ダメかな?)

<1087> 2014.11/24〜2014.11/30

 冬期集中講座の時間割を作成いたしました。ところで、冬休みがどんどん短くなっている(特に公立小学校)ように思うのですが、私の気のせいでしょうか。週休2日の影響がこんな所にも及んでいるのだとすれば、はたしてこの制度は意味があったのかとさえ思えてきます。いや別に、時間割作成で悩んだから恨み言が言いたいわけではないのですけどね。今回もいささか変則的な時間割になりました。ご不満もおありでしょうが、申し訳ありません。どうか、これでご辛抱下さい。
 さて、今日は嫌なことを言わなければなりません。それは健康への配慮の足りなさです。生徒達には、登塾後、直ちに手洗いうがいを半ば強制的に実行させていますが、どうも形だけのような気がします。言われたから、ただ手をぬらしている(けして洗ってはいませんね)者が大半で、うがいを実行している者に至ってはほぼ皆無と言っても良いでしょう。手洗いやうがいをしないとならない理由を、一度考え直してもらいたいと思います。まあ、低学年の生徒にはピンとこないのも無理ならぬ事でしょうが、受験生となれば話は別です。風邪を引いたら引いたで仕方ないとでも思っているのでしょうか。無邪気と無防備は違います。無防備は無謀と心得て下さい。今後は、教室内でもマスクを着用してもらいます。もちろん、外出時は当然ですよ。マイコップも必ず持参して下さい。低学年の生徒諸君にも協力してもらいますので、よろしくお願い致します。

<1088> 2014.12/1〜2014.12/7

 とうとう12月。師走です。今さらながら、時の過ぎる早さに驚いています。驚くばかりではいけないのは承知しておりますが、例えばこの1週間、私は一体何をしていたのか?振り返っても然したる出来事があったようには思えません。しかし、それ以前にその間の記憶すらあやふやな自分に愕然としております。その意味では、現在HPに書いている「カッパの日記」は備忘録としてとても役立っております。今も読み返してみましたが、「あれ?結構いろんな事があったんだな」と、まるで遠い昔の記憶をなぞっているような気がいたしました。まあ、相変わらずの下手な文章で、赤面するばかりでしたけどね。
 さて、現実に戻りましょう。(私の場合、現実というのは現在から少し先のことを意味します。かの松岡修造氏は「過去を見るな。未来も見るな。今だけを見ろ」と熱く宣っておられましたが)今週は全体保護者会があります。生徒の学力を伸ばす極めて大切な要素の一つに、保護者・生徒・私たちの間に信頼関係が成り立っていることが挙げられます。保護者会は、その信頼関係を確認する良い機会です。6年生は最終回となります。多くの方の参加をお持ちしております。

<1089> 2014.12/8〜2014.12/14

 先日の全体保護者会には、ご多忙中にも関わらず、多数ご参加下さり、誠にありがとうございました。
 低学年の部では、今の心境を正直に語り、今後も精一杯生徒達の指導に努めたい、いえ努めさせていただきたいと申し上げました。相変わらず大袈裟ですね。しかし、当然のこととは言え、指導者が情熱を失っていては生徒達はついてきません。熱い心を失うことなく、教えることができる喜びをかみしめながら、指導に邁進したいと考えております。
 6年生の部では、受験までの諸注意が中心となりました。受験スケジュールの確認をはじめ、この時期に注意しなければならないことについて、保護者の役割を申し上げました。健康管理はもちろんのことですが、より大切なのは精神面のサポートです。受験生はだれでも、多かれ少なかれ不安を抱えています。その不安は努力で打ち消すしかありません。しかし、一番身近にいる保護者の一言が安らぎになったり、時には凶器になったりもします。気休めやなぐさめの言葉は不要です。彼ら彼女らの精一杯のがんばりを最大限認め、これまで以上に暖かい応援を続けていただきたいと思います。
 受験生諸君。さあ、あと40日。泣くのも笑うのも全てが終わってから。今は歯を食いしばって、自分のできる精一杯を尽くしていきましょう。

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