<1050> 2014.2/3〜2014.2/9

 穏やかな天気が続いていますね。けど、立春を過ぎたあたりから、また冷え込むとか。寒暖の差が大きいこの時期、みなさん健康には十分留意して下さいね。
 さて、いよいよ新学年のスタートです。新入会の生徒諸君。最初は戸惑うことが多いでしょう。分からないことは遠慮なく聞いて下さい。「さあ、張り切っていこ〜!」と、言いたいところですが、最初から余り無理をしないように。先は長いのです。ボチボチと慣れていけばいいですよ。
 以前から通っている生徒諸君も、しばらくはペースがつかめないかも知れませんね。学年が進むと授業時間が増え、復習や宿題の量もそれに比例して多くなります。当たり前のことですが、家庭での自由になる時間は今までより少なくなります。ここで大切になるのが計画です。行き当たりばったりだと、必ず何かが抜け落ちてしまいます。少し余裕のある計画を立てて下さい。1週間単位で計画が立てられることが理想ですが、最初から予定通りには進まないこともあるでしょう。何度か試行錯誤をくり返しても構いませんから、できるだけ早く生活のリズムをつかんでもらいたいと思います。今週より『毎週スケジュール』を配布いたしますので、ぜひ活用して下さい。

<1051> 2014.2/10〜2014.2/16

 「立春」とは何でしょう。たしか春の始まりだったはず。いいえ、それはウソですね。春どころか、ここ数日は雪まで降って、真冬並みの寒さではありませんか。みなさん、だまされてはいけませんよ。春はまだですよ。寒さ対策および風邪予防には細心の注意を払って、元気でいて下さいね。
 と、偉そうには言えない私。入試が終わった気の緩みか、体調を崩してしまいました。幸い、たまたま授業のない日で助かりましたが、健康であることのありがたみを改めて思い知った次第です。
 さて、新学年が始まり1週間が経ちました。今回は、新入生の諸君へのメッセージではなく、私の感想を書かせていただきます。
先ずは新3年生。3年生と言っても学校の学年はまだ2年生。正直、みんな可愛いですね。動作も幼く、顔つきもあどけない。まさに天使そのもの。こんな可愛い子たちを怒るなんて私にはとてもできません。なんて、とんでもな〜い!可愛い顔にはだまされませんぞ。相手は天使の顔をした小悪魔たち。ほうっておいたら、うるさい、うるさい。ピ−チク!パーチク!ここは雀の学校か?元気一杯なのは嬉しい限りですが、授業は授業で真剣に受けなければなりませんよ。説明はしっかり聞き、問題もちゃんと自分で考える。ただ座って聞いているだけでは賢くなりません。まあ、これからですけどね。
 新4年生は、新3年生に比べたら少し大人でした。(そりゃそうか)授業中も集中していました。ただ、目一杯がんばったのでしょう。授業終了と同時に「あ〜!疲れた」と何人もの生徒の口からため息交じりの嘆き?が聞こえてきました。それで良いのです。もっともっと疲れなさい。けど、ちょっと待って。君たち一体いくつですか。まだ10才にもなっていないのに、パワー無限大はずの若者が情けない。私も、正直クタクタになりましたが、心地の良い疲れでした。少しだけ若返ったような嬉しい気分でもありました。この新しいメンバーと楽しくやっていきたいと思います。

<1052> 2014.2/17〜2014.2/23

 先週からやたらと寒いですね。なんでも、冬季オリンピックが行われているソチより日本の方が寒いとか。雪もたくさん降り、各地で何十年ぶりの降雪だと言われていますね。生徒諸君は雪が降れば大喜びでしょうが、大人は手放しでは喜べません。交通機関も乱れますし、あれこれと不便なことばかり。何しろ、寒くてかないません。いやいや、個人的な感情はさておき、いきなり都会の脆弱さを見せつけられたように思います。
 さて、そのオリンピック。日本勢の活躍はうれしいニュースですが、メダルメダルと騒ぎすぎではないでしょうか。結果至上主義とでも申しましょうか、金メダルだからすごいとか、メダルを逃がしたから大したことないとか。毎回のことながら、マスコミの無責任なあおり方には、いい加減うんざりしてしまいます。私は思うのです。メダルを獲得したから偉いのではなく、努力の成果が最高の形で実ったから素晴らしいのだと。まして、私たちは彼らがどれほどの努力をしているかは知りません。なのに、結果だけでその人たちを評価している。とんでもないことです。私たちにはその資格はありません。
 受験にも相通じるところがあるでしょう。志望校に合格するのはもちろん立派なことですが、合格したから偉いのではなく、努力を実らせられたことこそが素晴らしいのです。私たちには、オリンピック選手ほどの才能はありません。けれども、精一杯の努力を続け、それを喜びにつなげることは可能です。自分を過信することなく、こつこつと努力を積み重ね、少しずつ高みを目指していきましょう。「努力に勝る天才なし」私の好きな言葉です。

<1053> 2014.2/24〜2014.3/2

 新学年が始まり、早くも一ヶ月。生徒諸君。新しい生活のリズムはつかめましたか。などと、無責任に問いかけるつもりはありません。何故なら、答えは聞くまでもないから。個人差はあるものの、多かれ少なかれ、みんな苦しんでいます。新入生の中には、人生における初めての試練のように感じている人もいるかも知れませんね。
 そこまで大げさに考える必要はありませんが、たしかに今までのお稽古事や習い事とは少し性質が違います。どこがでしょうか。それは、勉強では結果に対して、自分の意思の占める要素が大きいことです。
 例えば、計算問題一つにしても、適当に答えを写し「やった。やった」と言うのはたやすいことです。しかし、それでは何一つ成果は上がりません。授業のやり直しにしても同じです。「難しいもん。分からへんわ」と投げ出すのも勝手でしょう。ただ、永遠に解決しないだけです。もったいないとは思いませんか?「できない。無理!」と言う前に「必ずできる。やってやる!」と取り組んでみて下さい。
 今、君たちの行く手を阻んでいるのは、君たちが考えているほど高い壁ではありません。自力で十分乗り越えられるはず。あきらめないでいただきたい。けれど、どうしても無理ならば相談して下さい。いっしょに考えていきましょう。

<1054> 2014.3/3〜2014.3/9

 春期集中講座の時間割を作成いたしました。事前に伺った各ご家庭の事情をできるだけ考慮させて頂くつもりでおりましたが、申し訳ありません。全員のご希望に応えることはできませんでした。毎年、春分の日に行っていた卒業生記念パーティを、今年はなんと講習会中に行うことに。またカレンダーの関係か、公立小学校は春休みが例年より少し短かったようです。ご不満な点は多々あるかと存じますが、どうかお許し下さい。
 時間割を組むのは楽ではありません。けれど、意外や意外、私はこの作業が割と好きなのです。「どうせ、自分に都合の良いスケジュールにしているのでしょう」と、思われているかも知れませんね。いいえ、とんでもない。今年も私は一日も休みがありません。それどころか、空いている時間すらほとんどないのです。まあ、普段楽をしているのですから、講習会中くらい少々ハードでも文句は言えません。それに春休みはまだ楽な方です。6年生でさえ、日に6時間だけの授業ですから。(夏休みや冬休みは8時間授業になります)いやいや、そんなことを言いたいのではありません。時間割を組んでいると、不思議と気合いが入ってくるのです。「さあ、やるぞ!」ってね。生徒たちの顔も目の前に浮かんで来ます。
 改めて言うまでもなく、講習会は学力をつける絶好の機会です。生徒諸君も楽しみにしていて下さい。徹底的に鍛えてあげますからね。

<1055> 2014.3/10〜2014.3/20

 先日の全体保護者会には、多数ご参加下さり、誠にありがとうございました。各学年の学習状況ならびに問題点のご報告とともに、問題解決に向けての提案をさせて頂きました。
 一番お伝えしたかったのは「保護者としてどのように応援すべきか」ということです。難しいテーマですし、私自身、答えは見つかっておりません。そもそも、こうすれば絶対大丈夫などという正解はないのです。本人の性格に合わせて対応を変えるのは当然としても、各ご家庭で事情は様々でしょうし、子どもの成長段階、その時期によっても状況は変わります。ですから、上手くいかないことだってあります。思い通りにならなくて、苛立つことも多いでしょう。けれど、それで当たり前なのです。子どもは親の所有物ではありません。もちろん、まだまだ幼く、善悪の区別も付かないような頼りない者たちですから、正しい方向へ導く必要はあります。しかし、保護者が子どもの代わりにならなくても良いのです。保護者は、子どもの良き理解者であればそれで十分。我が子を信じて、温かい目で見守っていきましょう。
 いろいろなことを、私の乏しい経験を元に(結構偉そうに)話させていただきましたが、少しでもヒントになれば幸いです。具体的な方策は、今後、個人保護者会などを通じていっしょに考えて参りたいと思います。

<1056> 2014.3/21〜2014.3/29

 いよいよ春休みです。早いもので新学年が始まって2ヶ月。生徒諸君は、そろそろ慣れてきた頃だと思います。と同時に、いろいろな問題点も見えてきたのではないでしょうか。
 個人保護者会もほぼ終了し、家庭での取り組みなどを伺いました。みな、様々な問題を抱えながらも、「何とかしよう、どうにかしたい」と懸命に努力されているようです。ただ、話を伺っていて感じたことがあります。いささか乱暴な言い方にはなりますが、それは「もっと腹を括ってみてはどうか」ということです。いろいろと悩みは尽きないでしょう。けれど、臆病になっていては、前には進めません。我が子の状態をしっかりと見極め、その上で良き理解者になることは、保護者の務めです。一緒に悩む。大いに結構。話し合って解決を図る。素晴らしいことです。しかし、一緒に狼狽えてしまってはいけません。保護者たるもの、子どもの不安を取り除いてあげるべきで、ときにはど〜んと構えることも必要です。(ああ、また偉そうに書いてしまいました。どうぞお許し下さい)
 一概には言えませんが、先ずは生活習慣を確立させることです。生活のリズムが乱れていては、落ち着いて勉強に取り組めません。当然、学力が伸びるはずもありません。ふだんは時間に余裕がなく、どうしてもあわてて勉強をしてしまっている人たちにとって、春休みは生活のリズムをとりもどす良い機会です。しっかりとした計画を立て、必ず実行していきましょう。

<1057> 2014.3/30〜2014.4/6

 「出会いと別れの季節」と言えば、春のこと。慥かに、卒業・入学・新年度などと、いろいろな出会いと別れがありますね。社会人なら、転職や異動などもこの季節ですしね。流石にこの年になると、私自身には当てはまりませんが、生徒たちにとってはまさに新しい環境の始まり。心躍る季節と言えるでしょう。
 先日、卒業記念パーティ(通称「たこ焼きパーティ」)を行いました。塾開設以来、毎年欠かさずに行っている一大イベント。私にとっては一年で一番嬉しい日でもあります。今年も全員が出席して、少人数ながらも和気藹々と楽しい時間を過ごすことができました。そこで、ふと気がついたことがありました。「卒業」と言えば「別れ」。個人的には悲しいイメージがつきまとうのですが、今どきの子ども(特に小学生)にとって、「卒業」は悲しい事ではないようですね。別れの辛さより出会いの喜びが勝っているからでしょうか、誰一人として寂しそうな表情を浮かべている者はおりませんでした。まあ、パーティで泣かないのは当然としても、卒業式でも泣かなかったそうです。ドライなのか、それともクールと言うべきか。これが現代の風潮なのでしょうか。私はダメですね。「卒業」という言葉だけでうるうるしてしまいます。パーティでも「もうこの子たちと一緒に集まることはないんだ」と考えただけで、目頭が熱くなりました。
 まあ、思い出にすがるのは老人の証。若者は未来だけを見つめていたら良いのです。
 みんな、卒業おめでとう。そして、入学おめでとう。君たちのこれからの人生に幸多かれ!

<1058> 2014.4/7〜2014.4/13

 春期集中講座が終了しました。みなさん、充実した毎日を送ることができたでしょうか。
 高学年の生徒諸君は自覚を持って勉強に取り組んだように思います。ただ、中には自分の甘さに負けてしまったような人も見受けられました。非常に残念です。
 春休みが始まる前に「きちんとした計画を立て、強い意志で実行して下さい」と念を押したにもかかわらず、嫌なことを後回しにしたからでしょうか、少しずつやり残しがたまり、結局は中途半端に終わってしまったようです。
 済んでしまった事は仕方ないと開き直るのも勝手ですが、この際、なぜいい加減になってしまったかを真剣に反省してみて下さい。私から見れば、目的意識の低さが原因している人が多いように思います。厳しいことを申しますが、原因が分からなければ、また同じ事の繰り返しになるだけ。反省なきところに進歩はありません。
 さあ、学校の新学年がスタートです。気持ちも新たに、張り切っていきましょう。

<1059> 2014.4/14〜2014.4/20

 桜の季節ももう終わり。「そんなに散り急ぐこともないのに」と、恨めしく思いながら葉桜を眺めております。それにしても、季節の移り変わるのは早い。つい先日までは「寒いね〜!」と挨拶を交わしていたのに、最近は「暑いですね〜!」ですよ。きっと、あっという間に夏になるのでしょうね。時間をもっと大切にしなければと思う今日この頃です。
 さて、先日の授業参観(4年生)には、ご多忙中にも関わらず、多数参加下さりありがとうございました。普段通りの授業を行わせていただきました。お子様の様子をご覧になり、どのように感じられたでしょうか。機会があれば、感想を伺いたいと思います。私が今回保護者の方々に理解していただきたかった点は2つあります。先ずは、現況認識です。授業中の様子を実際に見てもらい、「よくがんばっているじゃないか。これなら大丈夫」と安心していただきたいところでしたが、この学年はまだ授業に積極的に参加しているとは言えません。残念ながら、問題への取り組み方・説明の聞き方・ノートの取り方、どれをとっても不十分です。参観日だけ活発を装うことも可能でしたが、ありのままの姿を知っていただいた上で、対策を講じてもらいたいと思い、小細工せずにお見せいたしました。中には、少なからぬショックを受けられた方もおられるかも知れませんが、どうぞご理解下さい。
 ですが、もちろんこのまま終わる訳にはまいりません。取り組み方次第で、学力は必ず向上します。では、一体どうすれば良いのでしょうか。家庭学習を充実させる?いいえ、それも大切ですが、もっと大事なことがあります。もうお分かりいただけたと思います。そうです。何よりも授業を積極的に受けることです。いくらしっかり復習しようとしても、授業内容が思い出せなければ無理な話。時間ばかりかかるだけで、かえって逆効果です。ひいては、算数嫌いにもなりかねません。
 この学年は新入生が多く、まだ不慣れな人が多いのもたしかです。それでも、前向きに取り組みさえすれば必ず改善できます。多少時間はかかりますが、あきらめないで下さい。いっしょにがんばっていきましょう。
 今週は3年生と5年生の授業参観です。一人でも多くの保護者の方に、参加していただけたら嬉しく思います。お待ちしております。

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