<1020> 2013.6/10〜2013.6/16

 いきなりですが、今日は小学生諸君に質問です。
 「年を取ると、時間の経つのが速く感じられる」と聞いたことがありませんか。
 何でも、大人と子どもの心拍数の違いが原因だそうです。子どもは大人に比べて心拍数が多いため、行動のテンポが早く、その分一日一日が長く感じられ、反対に、年を取ってくるにつれて心拍数が減ってきて、ペースがゆっくりになって来るので、時間の流れが早いように感じてくると言うのです。私も若い頃にそんな説明を聞いた覚えがありましたが、全く納得できませんでした。「時間は誰にとっても同じはずや。1時間は1時間。短く感じるのは、おかしい。単なる気のせいや」と、はなから取り合わなかったように思います。
 ところが、情けないことに、最近は時が経つ速さに驚くばかりです。自分の過去の発言を訂正するのは正直シャクですが、実際に速く感じるのだから、認めざるを得ません。「でもおかしい。1年は同じ1年のはずなのに・・・」(まだ言うか〜!頑固ですね〜)
 こんな学説もあるそうです。同じ1年でも、10才の子どもにすれば10分の1ですが、50才の人にしてみれば50分の1。この割合で考えると、10才の人の1年は50才の人の5年に当たり、10才の人の1日が50才の人の5日に相当するというのです。『ジャネーの法則』と言うらしいのですが、納得できそうじゃねー理論ですね。こうなると、もう理論というよりは感覚です。心理的な影響がかなり大きいように思えます。つまり、残り時間が少なくなるから焦るのですが、焦るのはみっともない。と言うより、見苦しいですよね。
 では、どうすればよいのでしょうか。若さあふれる、可能性に満ちた諸君にとっては、こんな私の悩みなんてどうでもよいことでしょうが、何か良い案があったら教えて下さい。今週誕生日を迎え、また一つ年を重ねる老人?のお願いです。
 「新たなことに挑戦し、身も心も若くする」う〜ん。これが一番なのかな〜?

<1021> 2013.6/17〜2013.6/23

 梅雨なのに、雨が降らない。6月なのに、真夏並みの暑さ。一体どうなっているのでしょう。無神論者の私でさえ、神の怒りか警告かと考えてしまいます。とにかく、体調管理には十分注意を払ってください。冷房の当たりすぎや、水分の取り過ぎに注意するのはもちろんのこと、手洗い・うがいも忘れないように心がけましょう。
 さて、私事で恐縮ですが、先日誕生日を迎え、また年を重ねてしまいました。たくさんのお祝いメッセージやプレゼント、若返りのアドバイスまでいただき、誠にありがとうございました。正直、もう若くないことは自覚しております。けれど、力の続く限りこの仕事を精一杯続けていこうと考えております。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

<1022> 2013.6/24〜2013.6/30

 夏期集中講座の時間割を作成しました。と言っても、まだ枠組みだけです。ただ今、鋭意作成中ですので、もうしばらくお待ち下さい。どうも最近、少し仕事が遅くなってきたように思います。年のせい?いやいや、単純にやる気の問題です。これでは生徒たちに偉そうには言えませんね。大いに反省し、今一度気を引き締めていこうと思います。
 ということで、今日はこの辺で・・・。
 本当に申し訳ありません。現在、少々追い詰められております。

<1023> 2013.7/1〜2013.7/7

 2週続けて、こんな事を書くとお叱りを受けるでしょうが、事実だから仕方ありません。先週と状況は全く変わっていません。いや、少し体調を崩してしまい、むしろ状況は悪化しております。まだ、夏期集中講座の時間割も組めておりません。自分の能力の低さには呆れるばかりです。それでも、せめて気持ちは前向きに持とうと考えております。
 私は、よく生徒たちに「やって出来ないことはない。やらずに出来ることもない」と言いますが、まさにその通り。開き直っているわけではありませんが、慌てず・焦らず・諦めず(なんか私が受験生みたいですね)取り組んでいきたいと思います。(え?少しは急げ!ですか?はい、ごもっとも)
 では、今週もこの辺で。

<1024> 2013.7/8〜2013.7/17

 やっと完成しました。夏期集中講座の時間割。長らくお待たせして申し訳ありませんでした。今年もなかなかハードですよ。6年生にとっては勝負の夏。例年通り200時間の授業を組みました。精一杯がんばりましょう。5年生以下の諸君にとっても、夏休みはしっかりとした学力をつける絶好のチャンスです。気合いを入れて臨んで欲しいと思います。
 私も、夏には特別な思い入れがあります。22年前の7月にHOPESは産声を上げました。靴屋さんの3階を借り、畳の部屋に机と椅子を運び込み、黒板を備え付けただけの小さな小さな教室。その年は猛暑でしたが、暑さを感じる余裕もなく、ただひたすら授業に取り組んでおりました。暑さに熱さが勝ったと言えば、格好つけすぎでしょうか。当時は私も若かった。あの頃の情熱を今一度思い出し、23年目の夏を満喫したいと考えております。

<1025> 2013.7/18〜2013.8/2

 今年もまた夏を迎えることができました。偏に、保護者の方々のご理解とご協力の賜物と感謝しております。お世話になった恩を忘れることはありません。そのご恩には、生徒たちの希望を叶えることで、応えさせていただきたいと考えております。授業ができる喜びを胸に、23年目の夏を全うしたいと思います。
 さて、いよいよ夏休みの始まりです。生徒諸君。気合いは入っているでしょうか。
 6年生にとって、この夏が正念場であることは言うまでもありません。先日の応援大会で話した通り、君たちは今、大変厳しい状況にあります。当然ですが、誰一人として安心はできません。その原因はどこにあるのか。先ずはここまでの学習を振り返ってみて下さい。原因が分からない状態で改善は望めません。どこを改めれば良いのかが分かったら、その具体的な計画を立てて下さい。「何となくがんばる」なんて言っていたら、何も変わりません。明確な目標を持ち、そしてその実行のために無駄のない計画を立てる。もちろん、これで終わりではありません。ここからが一番大切。立てた計画を実行していくのです。焦らず、慌てず、諦めずにね。丁寧な復習しか、実力をつける方法はありません。毎回の授業を真剣に受け、一つずつ理解を深める。復習は理解を完全にするために行うのです。宿題はその確認のためにあるのです。などと、改めて言うまでもない事ばかりですが、これらのどの一つでも疎かにすると実力はつきません。ゆめゆめ手を抜くことのないように。
 低学年諸君も、楽しい夏休み。魅力的な行事やイベントもたくさんあるでしょうが、楽しいだけで終わることのないよう、キチンとした計画のもと、充実した毎日を送るようにして下さいね。
 とにかく、健康第一。暴飲暴食はもとより、不摂生は健康の一番の大敵。あれ?これは、君たちに言うべきことではなかったようですね。はい、十分気をつけます。

<1026> 2013.7/22〜2013.10/12

 早くも8月。毎日暑いですね。みなさん、お元気ですか。
 現在、私はこれを6年生が自習している部屋の後ろで書いております。昨日、事務所のエアコンから水が噴き出しました。現在、修理待ちでして、事務所は蒸し風呂状態。とてもまともな思考が働くような状況ではありませんから、避難してきたのです。
 さて、6年生達の様子は・・・。
 う〜ん。どうでしょ。みな机に向かって勉強しています。当たり前ですが、遊んでいる人はいません。けれど、私の目には物足りなく映ります。何と言えばよいのでしょうか?気迫不足?緊張感のなさ?集中し切れているとは思えないのです。悪く言えば、涼しい部屋でリラックスしているだけ?もっと鬼気迫るような凄みが欲しいと思うのですが、そこまで望むのは欲張りすぎなのでしょうか。
 これでも、本人達は自分なりに精一杯なのでしょうが、敢えて言わせてもらいます。
「君たちは今とても大きな目標に挑戦しているのです。その目標は、ちょっとやそっとのがんばりで為しえることではありません。中途半端な気持ちでは絶対に達成できません。もっと真剣に!もっと自分に厳しく!過ぎてしまった時間を取り戻すことはできません。妥協の後に待っているのは絶望だけです。今一度、気を引き締め直して、目標とまともに向き合って下さい」
 低学年の諸君にも言わせてもらいましょう。6年生ほどの緊張を強いるつもりはありませんが、君たちは今少なからず弛んでいます。「とりあえず言われたこをやっておけば良いさ」とでも思っているのでしょうか。思っているのでしょうね。「ばれなきゃ平気。適当にごまかしてやれ」と。大きな勘違いですよ。そもそも、ばれていますし・・・。いや、そんなことが言いたいのではありません。他人に言われてやっている勉強は身につきません。いつも言っているように、復習や宿題、それらには、全てに意味があります。何の為なのかを、今一度考え直してもらいたいと思います。何もずっと勉強だけをしていなさいとは言いません。やる時はやる。しかも真剣に。遊ぶときは遊ぶ。メリハリの効いた、充実した日々を送って下さい。
 アルゴクラブのみなさんは、しばらくお休みですね。楽しい夏休みにして下さい。ただし、規則正しい生活をするのですよ。また、後半。元気な顔を見せて下さいね。

<1027> 2013.8/20〜2013.9/1

 この夏は記録的な猛暑だそうですね。亡くなった人も多くいるのに、他人事のように言ってはいけませんが、一体どうしてこんな気象になってしまったのでしょうか。難しいことは分かりませんが、これは自然がと言うよりは、人が招いた結果のようにも思います。
 さて、長かった夏休みもあと2週間を残すだけとなりました。生徒諸君。充実した日々を過ごせましたか。キチンとした計画の元、規則正しい生活を過ごせた人は、メリハリのきいた貴重な時間になったと思います。一方、ただ何となく過ごしてしまった人もいるのではないでしょうか。勿体なかったですね。夏の過ごし方で、これからの生活が変わってきます。これは受験生に限った話ではありません。夏を境にだらけてしまう人、目標を見失い、挙げ句は自棄になってしまうような人が、毎年必ずいます。残念でたまりません。全ては自業自得なのですが、何とかしてあげられなかったかと思うと、悲しくなります。しかし、周りがいくら口を酸っぱくして注意しても、こればかりは本人が気づかなければどうしようもないことなのです。サポートはいくらでもできます。けれど、本人の代わりには誰もなれません。結局は「どれだけ強い意志を持ち続けられるか」なのです。過ぎてしまった時間は元には戻せません。しまったと思う人。まだ2週間あります。後悔するより、もう一度自分を見つめ直し、態勢を立て直してもらいたいと思います。

<1028> 2013.9/2〜2013.9/8

 夏休みが終わってしまいました。みなさん、充実した夏休みを過ごせましたか。
 私は、う〜ん、今一つでしたね。と申しますのも、私の仕事は生徒達に(いろいろなことを)しっかりと伝えること。いくら自分ではがんばったつもりでも、それがちゃんと届かなければ無意味だからです。過度な期待を抱いた私が悪いのでしょうか。勝手に思い込み、盛り上がった挙げ句、がっかりしている私が愚かだったのでしょうか。もちろん、全員に失望しているわけではありませんが、何とも言えない空しさが残ったことは事実です。
 さて、2学期の始まりです。夏休みとは違い、これからは自由になる時間が限られてきます。目標達成には、今まで以上に、強い意思と、きちんとした計画が必要になります。今一度、気持ちをしっかりと入れ直して下さい。

<1029> 2013.9/9〜2013.9/15

 9月に入り、ようやく暑さも収まりつつあります。平常授業に戻り、少しは体が楽になるかと思っておりましたが、なかなかそうはまいりません。連日、午前中から学校の説明会に出かけております。まあ、さすがに5:00に起きる必要はありませんけれど・・・。
 説明会と申しましても、学習塾対象に行われるもので、一般の生徒や保護者対象のものとは少し趣が違います。入試日程や募集に関する話が主ですが、今その学校がどのように変わろうとしているか、あるいは全く変わろうとしていないのかなどが垣間見られて、なかなか面白いものです。生徒にあれやこれやと手をかけすぎるのも如何なものかとは思いますが、中にはそうせざるを得ない学校もあるでしょう。一例を紹介します。
 ある学校では、国語の作文指導に力を入れていました。作文力は一朝一夕に身につくものでありません。そのため、中学1年から高校3年まで6年間かけて、いろいろな工夫をこらしながら、指導に取り組んでいるそうです。まずは、言葉に対する抵抗を取り除くこと。「ああ、日本語って面白いんだ」と、思わせることから始めていました。次は、書かせること。名作の模写を中学生にさせているのには驚きました。生徒達には大変不評だそうですが、ただ読んでいるだけでは、言葉の使い方や表現の妙などはなかなか感じることができません。個人的には素晴らしい方法だと思いました。そして、その次が読書感想文です。感想文には2つの効果があります。言うまでもありませんが、読むことと書くことです。内容が把握できていなければ何も書けません。書かれた作文に対しては徹底的に添削が施されます。点数をつけられるのは生徒達には辛いかと感じましたが、まあそれも励みになるのでしょう。中学段階ではここまで。最終目標は論文入試に対応できる力をつけることだそうです。う〜ん。この点に関しても、やや疑問が残りましたが、目に見えない力がついた事を実感するには、結果を出すのが一番なのかも知れませんね。
 影響を受けやすい私のこと。このまま「ふ〜ん。そうなんだ」で終わるわけはありません。私たちの作文指導はどうなんだと考えてみました。書くことの抵抗をなくすためには、「書いて帳・読んで帳」に、毎週生徒達に短い作文を書いてもらっています。ほぼ全員が書いていますから、第一段階はOKでしょう。添削は一応行っておりますが、それほど厳しくはありません。誤字脱字、文法上の誤りを訂正する程度です。それでも、毎週書いている生徒は、本人は気づいていなくとも、確実に上手くなっています。普段は短い作文ですが、長期の休みの際には原稿用紙2枚程度の長文?も書いてもらっています。ただ、ほとんどが旅行記で、「○○へ行きました。楽しかったです。また行きたいです」と言うものばかり。楽しかった気持ちが伝わってきて、それはそれで素晴らしいのですが、そろそろ次のステップへ進もうではありませんか。そこで、次の休みからは、読書感想文を書いてもらうことにいたしました。
 生徒諸君。もっと本を読みましょう。無理矢理、話題を「読書の秋」に持って行きたいわけではありませんが、国語の学力と読書量とはやはり密接な関係がありますよ。

←前のページ ↑先頭へ 次のページ→


Copyright © 2001-2024 HOPES