カッパの日記 

2007年6月

07.6.1 食事

 毎日3食摂っている。メニューについては満足してるので、割愛させてもらう。
 問題は食事の時間だ。昼食と夕食の間隔がとても長い。平日は14:00出勤にしているので、昼食を頂くのは大体12:00〜13:00の間。ところが帰宅は23:00頃になる。それまで何も食べないのだから、とても腹が減る。空腹状態で呑むものだから、たいへん良く回る。イヤイヤ、それはどうでも良いことだ。
 一体どうすればよいのだろう。思えば、今まで余り気にしていなかった事自体おかしかったのかもしれない。折角、気付いたのに、仕方がないやと諦めるは悲しい。少し考えてみた。
 夕食を授業中に摂るわけにはいかない。最初と最後が動かせないのならば、中をずらせばよい。そうだ、昼食の時間帯を変えればよいのだ。うん、素晴らしい考えだ。そのためには、昼は自宅で食べず、出勤後に摂ればいい。しかし、出勤直後に飯食ってくるわと、外出するのも心苦しい。ただでさえ、時間にルーズで楽ばかりをしていると誤解されているのに、これ以上心証を悪くしたくない。

 ハニーに弁当を作ってもらうことにした。早速今日からお願いした。
 おにぎりでも何でも良い。手間をかけるがよろしく頼む。

07.6.2 おかま

 新しい炊飯器を購入した。今度のは一升炊きだ。
 息子達が食べる量は半端じゃない。今までは5.5合炊きを2台使用していたが、1台が壊れてしまった。健在の方の1台は結婚当初からのものだから、ずいぶん長持ちしている。ハニーにしてみれば、いろいろな思い出がつまっているのであろう。名残惜しそうにしていたが、しばらくはお休みいただくこととなった。
 さて、新しい炊飯器だが、いろいろな機能がついているらしい。私にはその素晴らしさが理解出来ないが、1つだけ驚いたことがある。
 何とこの『おかまちゃん』はしゃべるのだ。(店員曰く、全く不要な機能)オカマ言葉でしゃべるのかと思ったが、いたって普通だった。少し残念だ。ただ、声が大きい。今朝もハニーと『おかまちゃん』との会話で目が覚めた。
 使い始めて間がないが、ハニーの感想。
 「釜が大きくて重いから、洗うのが大変」だそうだ。確かに、抱えるようにして洗っていた。
 息子達がいつまで私達と生活するかは分からない。でもしばらくは、この大きな『おかまちゃん』には活躍してもらうことになるだろう。
 ガンバレ〜!オ・カ・マ!

07.6.3 メール

 深夜に届いた1通のメール。差出人はローマ字で見覚えはない。件名には“ご挨拶申し上げます”とある。てっきり迷惑メールだろうと、削除しかけた。ところが、ふとHOPESの文字が目に入り、慌てて手を止めた。
 何と昔の教え子からだった。それも18年も前の。
 ネットサーフィンをしていて、偶然ホームページを見つけたのだという。
 彼は私が以前勤めていた塾での教え子である。私が独立してから一度訪ねてくれたそうだが、生憎私とは会えずじまいだった。
 以下、メール本文より抜粋。

 HOPESのホームページを見た第一印象は「よかった」という安堵の思いです。少子化、少年犯罪などがメディアをにぎわせている時代ですが、先生方が生徒一人一人を大切にされていることが強く伝わってきました。嬉しかったです。
 私を18年くらい前に指導して下さった先生が、今も子供たちに愛情を注いであげていることに誇りを持っています。お体に注意してこれからもいい先生でいて下さい。
 取り急ぎ、ご挨拶申しあげます。
 正直、嬉しかった。私を覚えてくれていたのだ。不思議なもので、彼の学年の生徒には今でも連絡をくれる者が多く、何度か呑んだりもしている。
 早速返事を書いたところ、丁寧な返信が届いた。
 東京大学を卒業後(ひえ〜。私なんかよりはるかに優秀ではないか)、就職。現在は東京で勤務しているらしい。
 夏には大阪に帰省するそうなので、会う約束をした。
 どれほどりっぱな青年に成長しているだろうか?今から楽しみである。

07.6.4 ぐい呑み

 一見何の変哲もないぐい呑みに見えるが、実はヒミツがある。
 この写真だけからそれを見抜いた人はすごいと思う。前面の紋にも注目あれ。
 やはり無理かな?・・・では、ヒント!
 旅の土産にといただいた。彼が訪れたのは“赤穂”。
 もうお分かりだろうか。
 赤穂と言えば四十七士→大石内蔵助→おいしいおいしいくらのすけ→忍たま乱太郎・・・
 違うって!忠臣蔵でご存じの方も多いだろうが、赤穂と言えば“塩”。
 そう。このぐい呑みは塩で出来ているのだ。

 早速、呑んでみた。
 私の好みは、淡麗辛口。すっきりとした味で、かつしっかりとしているものが好きだ。
 今日は「土佐鶴」。
 辛い。塩味バリバリだ。「土佐鶴」本来の味だけではない。微妙にどころか強烈に塩が効いている。素晴らしい!この器なら辛口でないお酒でも十分美味しく頂けるだろう。
 ただ、問題は、保存に弱いこと。洗えば当然溶けてしまう。乾かして使用するしかないらしい。崩れてしまえば、最後はお料理に・・・と言われた。
 今度は甘口で試してみよう。

07.6.5 お坊さん

 父の命日は9月3。毎月3日前後にはお参りをしてもらっている。
 最初は数人が交代でお参り下さっていたが、ここ数年はお1人だ。父が亡くなったのは1998年なので、もうずいぶん長いお付き合いになる。
 お坊さんと言っても、全然堅苦しくない。剃髪されていないので、袈裟を脱げば普通のおじさんと変わりない。私はその方が好きである。同じ年(学年は私が一つ下)ということもあり、話が合うのだ。
 ただ、流石に僧侶。私とは違い、徳を積んでいらっしゃる。思慮深く、各方面に教養がおありだ。

 以前、私が「人は何の為に生きるのか」と悩んでいたときにも、ヒントをいただいた。
 私なりには、人生の目的を「人の役に立つ。何か人のために成るように生きる」ことだと思っていた。しかし、彼は「難しいことですね、でもそれは思い上がりですよ」と仰った。さらには「万人に対して良いことを施せるのならば、それは善行です。しかし実際にはそれは不可能。一人でもその行動を受け容れない人がいるならば、人の役に立ったとは言えません」と続けられた。
 正直、分かったような、分からないような。後日、再びお尋ねしたら、「この世に生きていること自体が目的です。自分の出来ることを一つ一つ尽くしていけば、それでよいのです」とのお答え。ようやく理解できた。何かを目的として生きるなどと大げさにあれこれ悩むより、毎日を精一杯生きればそれでよい。ということだろう。心が軽くなった。
 死について訊いたこともある。難しくて、私にはなかなか理解できなかったが、何度も説明下さった。彼のような人こそが、教師になるべきだと思う。

 もちろん、真面目なことばかりを話しているわけではない。他愛もない内容のことの方が圧倒的に多い。しかし、その一言一言にも豊かな人間性が感じられる。
 今日はダイエットの話。現在1ヶ月で−5kgを目標に減量中なのだそうだ。偶然にも、私も痩せねばイカンと思っていたところ。来月までには私も達成したい。
 お会いする楽しみがまた増えた。

07.6.6 コンタクトレンズ

 視力が急激に落ちたのは30才の頃。それまで目はけっこう良い方だった。
 先輩の眼科医に診てもらったら、
「お前みたいな奴は珍しい。悪くなるのならば、もっと若い頃からが普通。一体今まで何して遊んでいたんや」
と言われた。大好きな先輩に言われたのはショックだったが、まあ事実だから仕方ない。細かい字を見たり書いたりは、ほとんどしていなかった。
 それを機に、眼鏡をかけるようになった。
 最初はものすごく抵抗があった。見えにくいったりゃありゃしない。顔に何か物を乗せていることの違和感。とにかく疲れる。必要がないときは出来るだけはずしていた。ところが、それがいけなかった。しょっちゅう無くすのだ。深酒をした日などはまず確実に・・・。
 思い切ってコンタクトレンズに変えてみた。これまた違和感のかたまり。私はドライアイなのだそうだ。自分では泣き虫だと思っていたのに意外だ、と医師に告げると呆れられた。しばらく使用しているうちに慣れてきた。もうこれで失うことはあるまい。
 甘かった。コンタクトレンズなるものは、こまめに目薬を点眼し、乾燥を防がなければならないらしい。ついつい忘れてしまう。
 何枚無くしただろうか。流れ星を観測していて、風が吹いたときにピュ〜!試験会場で生徒を見逃すまいと長い間目を開いていたら、これまたピュ〜!ジェットコースターに乗っていて吹き飛ばされたこともある。飲みつぶれた日はコンタクトを外すどころの騒ぎじゃない。大抵、次の日はパリパリになっており、そのままどこかに消えてしまったことは1度ではない。またなくなったと諦めていたら、目の裏から出てきたことも幾度かある。
 昨日は、保護者面談中に乾いてきて困った。保護者には
「何でこの男はウインクしてくるのだろう。キッショ〜!」
と思われたのではないだろうか。
 やはり器具は正しく使用すべきだ。と、当たり前のことを改めて感じた。これじゃトラブルのもとだ。

07.6.7 宝くじ

 宝くじが当たった。と言っても、ジャンボとかの類ではない。
 昨日、一つのメールが届いた。楽天からだ。「楽天トラベル宝くじ当選」のお知らせとある。
 応募した覚えもないし、また新手の勧誘かと思ったが、一応読んでみた。
 なんでも、宿泊してアンケートに答えると、自動的に応募したことになっているらしい。当選すると、その時の宿泊代が全額ポイントとしてバックされるようだ。つまり、タダで泊まれたことになる。目出度いことだ。
 いつ利用したかも定かではないし、大した金額でもなかったが、有り難いお話だ。
 しかし、どうせなら当選するなら本物の宝くじに当たりたい。
 あ、買ってもいないのにそれを望むのは、無茶か?!

07.6.8 断食

 最近少し太った。
 久しぶりに会った教え子から指摘された。「先生ふっくらとしませんでしたか?」と。遠回しの表現だったので、初めは何のことか分からなかった。そりゃ10年前よりは・・・。
 ところが、ハニーにも言われた。お腹の辺りに目をやり「う〜ん。いけませんね」。
 それでも、体重はあまり増えていないからまあ大丈夫だろうと気を許していたら、とうとう自覚症状が出てきた。体が重い。駅の階段を登るだけで息切れがする。体重も、まあまあと言えるリミットだ。理想の体重プラス10kgになってしまった。
 よーし、それならスリムになってやろうじゃないか。
 しかし、ダイエットに関する正しい知識はない。少しずつ長い時間をかけて取り組むべきだと聞いたことはあるが、性に合わない。仕方がないから、絶食をすることにした。
 絶食(断食?)は過去にも試みたことがあったが、そのときは真冬。本当に寒くて寒くてたまらなくなったので、断念した。季節的に今回は大丈夫だろう。
 先ずはとりあえず1日だけ。目標数値に減量が届かなければもう1日と思っていたが、幸いマイナス2kg達成。
 邪道であるのは承知している。それでも、週に1日のペースで続けていけば、何とかなるんじゃないかな。
 それより呑むなって?!う〜ん。それは無理!

07.6.9 「エレキング」

 ご存じだろうか?週刊モーニングに連載されている4コマ漫画。講談社ワイドKCモーニングから発刊されている。作者は「大橋ツヨシ」。
 私が持ち帰った雑誌をパラパラと読んでいたハニーが、突然ケタケタと笑い出した。何だろうと思ったらそれが「エレキング」だった。これほど大笑いするハニーは珍しい。以来、私もじっくり?と読むようになった。
 どちらかと言えば意味不明の漫画である。登場人物は、まず絶対に実在しないような人ばかり。薬箱一つを持ち歩く謎の薬屋「おいさん」。いつも学生服を着ている41才「学生」。赤ちゃんの格好をしている「赤さん」。ネコのコスチュームをまとう「猫氏」。どう見てもニワトリの「監督」や「マイハニー」なんてキャラクターまでいる。はっきり言ってくだらない。ところが、一旦ツボにはまってしまうと可笑しくて仕方ないのだ。
 今では家族全員が楽しんでいる。先日第8巻を買い、これで全巻揃った。私のお気に入りは「眠れないおばさん」。昼寝のしすぎで夜眠れないとこぼすオバサンだ。
 全く何の思想もない。はっきり言って、為にはならない。ただ、あははと笑うだけだが、それがいいのだ。
 お薦めである。

07.6.10 祝!合格

お花

 この時期に何の合格?と思われるだろう。生徒ではない。マイハニーがある試験を受けていたのだ。
 ハニーは生け花を趣味として楽しんでいる。お稽古を始めてからは、作品を家に飾るようになり、飾り気のなかった部屋が華やかになった。家の中に花があるのとないのでは全く雰囲気が違う。なかなか良いものだ。と、私は大変喜んでいた。
 しかし、ここ数日は何事かと思う程の花の氾濫だった。生花がどんどん家に届けられる。まるでスターの楽屋のようだ(もっとも見たことはないが・・・)。お稽古も、普段のならせいぜい月に1,2度のペースだったのに、一体どうしたことか?
 何でも、通っている教室で昇級試験があり、そのための練習らしい。
 そして、昨日がその試験の日だった。前日も遅くまで準備をしていたハニー。おそらくほとんど眠っていないはずだ。体調が案じられたが、何とか無事試験には合格できたらしい。
 おめでとう!!
 嬉しそうなハニーの顔を見ていると、私も嬉しくなった。(何の協力もしていないくせに、勝手なものだ)
 作品も見せてもらった。品良く可愛らしく感じるのは、身贔屓だろうか?
 実はこの作品には私も登場しているのだが、お気づきになった方はいらっしゃるかな?

07.6.11 旧友

 以前の職場の仲間と呑んだ。あまり良い思い出が無かったので、出来るだけ接触を避けていたのだが、彼らは特別である。
 2人をTとMとしよう。
 Tは私が講師を始めたとき、既にある教室でバイトスタッフとして働いていた。何も知らなかった私に、仕事のイロハから教えてくれた。仕事だけではない。夜遊びもイロイロ・・・。
 Mは私が職員になった頃の学生さん。私のわがままな要求にも全て応えてくれた、有能な人物。
 驚くなかれ。TとMは兄弟である。と言っても、血は繋がっていない。ある姉妹とそれぞれ結婚したのだ。奥様方にお会いしたことはないが、人を見る目の確かさには敬服する。彼らは職場も同じ。住まいも近いらしい。
 思い出話は尽きなかった。当時は結構無茶をしていたようだ。すっかり忘れていたこともあった。
 例えば、Tと夜遅くまで呑んで、最後にじゃんけん。負けた方の家に泊まるのだ。突然やって来られた方の家族はたまったもんじゃない。
 馬鹿なことばかりしていたが、今じゃみんな父親だ。
 Tの長男は今春中学校に入学。晴れて私の後輩となった。
 楽しい時間は緩やかに流れ、バカ話はいつの間にか悩み相談になっていた。父親としての悩み、仕事の悩み。・・・。その全てを共有はできないが、何でも分かり合える貴重な友だ。
 彼らとはこれからも大切に付き合っていきたいと思う。

07.6.12 応援

 日曜日は次男のテニスの試合だった。市内中学校総合体育大会。早い話が、市中総体である。 今までは遠い会場だったが、今回は何と彼の中学校が会場。そこならば車で20分。連絡を受けてからでも十分に間に合う。
 幸い午前中だけ時間が空いていたので、「応援に行くぞ!」と告げると、やや当惑した表情。恥ずかしいのであろうか。初めは「来なくて良い」と頑なだったが、くれぐれも目立った行動はしてくれるなと釘を刺された上で、許可が下りた。1度だけ応援に行ったことがあるが、私自身はおとなしく観戦していたつもりである。

 心配された天気も何とか曇り。試合は行われた。
 校内に入るには保護者証が必要。ところがうっかり忘れてしまった。ありゃりゃどないしようと思いきや、数人のスーツ姿の人達が
「ようこそお越し下さいました。どうぞこちらです」
と案内してくれた。テニスの試合にネクタイはおかしい。
 どうやら、ある塾主催の学校説明会が行われていたようだ。案内された会場を素通りして行く私達は、きっと変な奴と思われたはずだ。
 コートの真横から応援しようとしたら、「もっと離れてくれ」と、早速本人からのクレームが入った。仕方がないので学校説明会会場のそばから観戦。おかげで?校長先生と教頭先生にご挨拶することができた。しかし、コートははるか彼方。目が悪い私にはほとんど見えない。写真も撮れないではないか。
 試合の方は、相手のミスにも助けられ、快勝。以前見たときより数段上手になっていた。よかった。よかった。
 2回戦は強豪と当たり敗退したそうだが、本人には満足のいく結果だったらしい。

 現在の彼にとって、テニスが生活のメイン。努力が報われて嬉しかっただろう。
 ただ親としては、学業の方にも力を入れて欲しいと、切に願うのだが・・・。

07.6.13 たぬき

たぬき

 この写真。生徒諸君なら見覚えがあるかも知れない。
 寺田町の駅前に、先週から立っていらっしゃる。名前を「テラちゃん」と言うらしい。(お腹に名前が張ってあった)
 しかし、一体誰が?何のために??
 とある寺田町住民に訊いてみたが知らないという。駅員に尋ねてみても、連絡は受けていないとのこと。
 仕方がないので、勝手に推測してみた。
 以前、駅前は不法駐輪の嵐だった。まともに歩けない程ひどかった。何度か撤去作業が行われていたようだが、その効果も2日と保たない。ロープが張られたり、コーンが置かれたりもしたが、同じことだった。ところが、先月の終わりごろだったか、コンクリートが打ち直され、小さな鉄柱が数本立てられた。自転車が入り込めないようにするためだろうか。写真の「テラちゃん」が結びつけられている黄色い柱だ。そのおかげで自転車は一掃された。今度は長続きすると良いなと思っていたちょうどそのとき、「テラちゃん」登場と相成った。見張っているわけではなかろう。効果持続のためか。それとも殺風景な駅前を和ませるためなのか。
 おそらく、周辺道路の美化運動の一環なのだろう。(もしもそうなら)素晴らしいアイデアだと思う。喝采を送りたい。
 どなたか、真相をご存じでしたら教えて下され!

07.6.14 痛み

 一昨日からひざが痛い。歩くのにも不自由する程だ。もともと大袈裟な私であるが、今回はいささか参っている。家から駅までの5分程の距離が10分かかる。帰りはその倍だ。階段は手すりなしでは歩けない。
 いつも痛いわけではない。座っていれば平気だが、歩くと鈍痛が走る。授業中はまだ辛抱出来るのが、せめてもの救いか。
 原因は分からない。義兄なら「呑みすぎやね」と指摘するだろう・・・。
 以前にも似たようなことはあった。そのときは、いつの間にか痛みを忘れていたので、今回もそう願いたい。
 そろそろガタがきてもおかしくない年ではあるが、あ〜あ、情けない。つくづく健康のありがたみを感じる。これは神の警告なのか。
 嫌じゃ、明日は呑むのじゃ!

07.6.15 My BirthDay

 47才になった。先ずは、健康でいられることに感謝したい。
 あと何年生きられるのだろうか?いつまでも元気でいたいと願うが、それはわからない。しかし、おそらくずーっと今まで通り気ままに生きているだろう。

 拓郎の「今日までそして明日から」という歌が好きだ。今年の卒業記念パーティでは生徒達の前でこの曲を少しだけ歌った。
 長い詩だけど、紹介しよう。

 私は今日まで生きてみました
 時には誰かの力をかりて
 時には誰かにしがみついて
 私は今日まで生きてみました
 そして今私は思っています
 明日からもこうして生きていくだろうと

 私は今日まで生きてみました
 時には誰かをあざ笑って
 時には誰かにおびやかされて
 私は今日まで生きてみました
 そして今私は思っています
 明日からもこうして生きていくだろうと

 私は今日まで生きてみました
 時には誰かに裏切られて
 時には誰かと手を取りあって
 私は今日まで生きてみました
 そして今私は思っています
 明日からもこうして生きていくだろうと

 私には私の生き方がある
 それはおそらく自分という者を
 知る所から始まるものでしょう
 けれどそれにしたって
 どこでどう変わってしまうか
 そうです 分からないまま生きていく
 明日からの私です

 私は今日まで生きてみました
 私は今日まで生きてみました
 私は今日まで生きてみました
 私は今日まで生きてみました
 そして今私は思っています
 明日からもこうして生きていくだろうと

 周りには迷惑をかけるだろうが、これからもよろしく頼む。

07.6.16 幸せな一日

 たくさんの方から誕生日のメッセージやカードを頂いた。とても嬉しかった。紙面を借りてではあるが、お礼を言いたい。
 「本当にありがとうございました」
 お酒もたくさん頂戴した。現在我が家には、飲み切れない程のストックがある。全てが違う銘柄で、呑んだことのないお酒も多い。一つ一つ味わうのをものすごく楽しみにしている。ただ、全て要冷蔵なのである。お酒専用の冷蔵庫はあるものの、もう満員。これ以上は入らない。いやいや、文句を言ってはバチが当たる。頑張って呑みま酒よ。

 さて、今日は教育講演会。昨日は準備で遅くなり、日付が変わってからの帰宅となった。ケーキかビールかの選択を迫られたが、当然ビールを選んだ。我が人生に悔いはない。
 今日も忙しくなるだろう。朝からケーキを食べての出勤になりそうだ。

07.6.17 算数オリンピック

 今日は算数オリンピックのトライアル。HOPESは準会場に認められているおかげで、教室で受験できる。今年の参加者は10数名。欠席者はおらず全員が気合い十分で臨んだ。
 私の役目は審判員。要は試験監督なのだが、途中からは生徒といっしょに参加した。
 しかし、コンディションは最悪。昨夜もほとんど寝ていない。それでも、まあ何とかなるさと楽観していたが、甘かった。最初の問題から手こずってしまった。時間が少なくなるにつれ、だんだん焦ってくる。結局1問わからず終いだった。あ〜情けない。
 生徒達は、一生懸命がんばっていた。集中して問題に取り組んでいる姿は美しい。たとえ正解が出なくてもいいじゃないか。考えることが素晴らしいのだ。きっと良い経験になったはずだ。
 結果は・・・。まあ期待しないでおこう。
 指導者の責任も大きいが、きっと本人達が力不足を一番感じているはずだ。これからの学習に役立ててもらえれば、参加の意義は十分にあったと思う。

07.6.18 夢

 今朝見た夢が変だった。妙に覚えているので書いてみよう。

 長男が数人の子供達と遊んでいる。息子は幼稚園か小学校の低学年。楽しそうに駆けっこをしていたが、突然みんなからいじめられ始める。取り囲まれ物を投げられている。顔には水がかけられ、石も飛んで来た。苦しそうに歪んだ表情を見せる息子。止めろ止めろと口で制している。しかし攻撃は一向に治まらない。一瞬泣き出しそうになったが、最後は大声を上げ、その輪を破っていった。

 私は何もできない。そもそもその場にいないのだ。息子の名を叫んだときに目が覚めた。
 すぐに息子を捜したが、もう出掛けた後だった。
 何故こんな夢を見たのだろう。息子の身に何かあったのではないかと心配になった。帰宅してから彼に訊いたら、何にもないよと笑っていた。
 たとえ夢の中でも、息子がひどい目に遭うのは嫌だ。と言うより、そんな夢自体見たくはない。

07.6.19 難題

 ある方から「相談がある」との電話を受けた。大変お世話になっている方なので、すぐにお会いする約束をした。
 体調を崩されてお仕事を辞められたと聞いており、しばらく連絡が途絶えていたから心配していた。久しぶりにお会いしたが、以前とお変わりないご様子。お元気そうで、まずは安心した。
 ところが、相談の内容にいささか驚いてしまった。
 「ある会社を立ち上げようと思っている。力を貸して欲しい。そして君には取締役になってもらいたい」というものだった。
 もちろん、協力はさせてもらう。私のような者が役には立たないと思うが、できるかぎりのことはして差し上げたい。
 ただ、計画にはかなり無理があるように思えた。詳しいことは控えるが、簡単ではないことは確かだ。さあ、どうなるだろう。

07.6.20 車内風景

 通勤には電車を利用している。ラッシュ時に出勤することは稀だし、帰りもさほど混雑していない。比較的楽な通勤だと思う。
 以前は、車内の人々を観察するのが面白かった。私自身、心に余裕があったのだろう。いろんな人を眺めながら、あれやこれやと想像力を働かせたものだ。
 しかし、今はつまらなくなった。ほとんどの人が携帯画面に見入っている。本人たちは気が付いていないのであろうが、とても無表情だ。そこから心の動きは読みとれない。
 また、マナーがなっていない人も増えた。携帯の使用も然り、席が空いていたら我先に座ろうとする。優先座席だろうがどこだろうがお構いなしだ。人前で化粧をして平気な女には、嫌悪すら覚える。一体どんな神経を持ち合わせているのだろう。音楽を大音量で聞いている人も多い。自分しか見えていない。いや自分も見失っている。

 先日、とんでもない女に遭遇した。
 先ずは服装。上半身は胸を隠すだけ、水着かと間違う程だ。へそは丸出し、ピアスまでしている。ず〜っと化粧をし続け、それが終わるとガムを噛みだした。まあ、そこまではよくある光景かもしれない。ところがその女。ゴミを平気で足もとに捨てているのだ。思わず「何をしてるんや」と言ったら、ものすごい形相で睨まれて終わり。
 あ〜あ。チョベリバ!(死語?)

07.6.21 引退?

 算数サイトの問題が解けなくなった。昨日は3題新しいものがあったのだが、全て不正解だった。1問は解く気にすらならなかった。
 もうダメなのかも知れない。言い訳をすればきりがない。昔はいくら呑んでいても楽に解けたのだから。明らかに力は落ちている。それを「いつまでも昔のままだ」と思っている私。
 この思い上がりを改めない限り、どんどん衰えていくだろう。
 算数サイトから全面撤退しようかと、冗談ではなく、本気で考えている。
 算数オリンピックも1題間違えていたし・・・。あ〜自己嫌悪!

07.6.22 怪談

 最寄り駅の近くにお地蔵さんがある。立派な祠もあり、雨風も防げるようになっている。お賽銭箱まである。建てられた由縁は知らないが、お参りする人は割と多いようで、線香もよく供えられている。御輪(おりん)というのだろうか、その鐘?の音もよく耳にする。
 ところがある晩。24:00を回った頃だったろうか。「リ〜ン。リ〜ン」と音が聞こえる。こんな時間にもお参りをする人がいるのだなあと感心していたが、そこに人影は居なかった。断っておくが、私はシラフ。ぎょ!としたが、まあ暗かったし見えなかっただけだろう(実は内心怯えていたのだが)と、足早に通り過ぎた。
 先日も同じことがあった。疲れているのだろうか。とうとう幻聴まで聞こえ出したかと、その日は聞こえなかったことにして、その場を後にした。
 やっと、原因がわかった。御輪の音ではなかったのだ。
 その音の正体は『風鈴』だった。近くの家にから聞こえていたのだ。
 そういえば、その音を聞いた晩は風の強い日だった。一安心と思いたい。

07.6.23 苦慮

 夏期集中講座の時間割を組んでいる。
 大した規模でないから、それ程大変ではないのだが、少人数でもそれなりの悩みがある。まず、事前にご家庭の予定を一人一人から教えてもらう。できるだけ重ならないように授業を組みたいからだ。
 しかしまあ、休む者の多いこと。しかも、何日も連続しているケースが多い。家族旅行だろうか。羨ましいかぎりである。我が家はもう家族で出かけることがほとんどなくなった。子どもが家族との旅行を喜ぶのは小学生まで。だから、今しかない。素敵な思い出になると良いと思う。だが、流石にそこまでは時間割に考慮できない。せめて、学校からの宿泊行事だけでも避けて組もうと試みるのだが、う〜ん。それが難しいのだ。時期が集中していて、しかも微妙にずれている。あちらを立てればこちらが立たず。困ってしまう。結局は毎年、6年生中心に組んでしまうことになる。6年生で旅行という者はいくら何でもいない。
 ところが、苦心の末やっと作った時間割を配ると、大抵ガッカリしたような顔をされる。リクエストに応えきれない私が悪いのだが、これでも精一杯考えたのだ。許してくれ!

07.6.24 エアコン

 実家のクーラーが作動しなくなった。
 今年の夏は暑いらしい。いくら年寄りは辛抱強いとはいえ、我慢しなさいと言うわけにはいかない。母の依頼を受け、早速検討開始。おかげで、先週は大分クーラーについて研究?した。
 最近の売りは2つ。
 1つはお掃除要らずの機能。毎回ロボットがフィルターを掃除してくれるらしい。お掃除の方法にも2タイプあるようだ。溜まったゴミを毎回自動的に排出してくれるタイプと、溜めておいて数年に一遍自分で捨てるタイプ。どちらも一長一短があるそうだ。
 もう1つの機能は、身体に直接冷気や暖房の風が当たらないようにするもの。どのメーカーも工夫をこらしている。
 とりあえずは母を連れて電気屋へ。大型店を2軒回った。
 いろいろ説明を聞いて、母の心は決まったようだ。
 ここからが私の役目である。同じ品物ならば少しでも安く購入したい。予めネットで調べていたものはパワー不足だった。2軒目の店員さんの感じが良かったので、その場で購入しようかとも思ったが、値段交渉の最後のもう一押しで納得いかず、「もう一度検討します」と、出直すことにした。
 再度ネットで最安値を調べる。量販店より数万円安い。他の品物なら迷わないのだが、クーラーは設置費用が別にかかる。かえって高くつく場合もあるから要注意だ。
 結局、2軒目に訪れた店で買うことにした。前回説明してくれた店員さんを探したが見あたらない。別の店員さんが対応してくれた。
 この前、散々ねばってもダメだったから、価格に関してはほとんど諦めていた。一応「これはなんぼになりますのん」と尋ねてみたところ、驚いた。あっさり前回の価格より1万円以上安い金額を提示してくれた。勿論OKだ。ちょっとだけ渋るとさらに数千円安くなった。たった2日しか経っていないのにどうしてだろう。
 事情は分かりえないがラッキーだった。ちょっとだけ嬉しくなった。
 ところが、実は我が家もリビングのクーラの調子が悪いらしい。
 う〜ん。どうしようかな。ま、ひと夏は我慢ですかね。

07.6.25 人のふり見て・・・

 ここ数日は終電の1本前で帰宅している。仕事が溜まっているのもあるが、ぐずぐずしているにその時間になってしまうのだ。ただ、今日は友人と呑んでいた。
 同じ時間の電車だと、不思議と同じメンバーに出くわすこともある。もっとも、向こうは気がついていない。覚えていられて挨拶されるのも変だし、どちらかと言えば御免蒙りたい。こちらはシラフなのだから・・・。
 ところが、今日ははじめて見かける人に妙な親近感を覚えた。
 年の頃は私と変わらないだろうか。スーツにネクタイ。明らかに仕事帰りだ。が、眠りこけている。ふと目を覚まし、突然尋ねられた。
 「ここはどこで酒か?」
 駅名を告げると悔しそうな表情。
 「しまった。寝過ごした!」
 「まだ、戻りの電車があるかも知れませんよ」と告げたが、首を振るばかり。また、眠り始めた。
 次の駅でもまた同じやりとり。今度は少し事情が分かった。すでに一往復はしているようだ。私もしばしば経験あるが、これはとても悔しいのだ。
 「私の駅はまだ先で酒から」と仰る。しかし、駅名は分からなかった。
 降り際にもう一度声をかけると、
 「大丈夫。○○駅で降ります」としっかり返事をされた。
 「お休みなさ〜い!」と別れたが、その電車は彼の目的の駅には止まらない。と言うより届かない。
 さて、彼は無事に帰れたのだろうか。知る由もないが、いやはや、似たような人はいるものだ。

07.6.26 命日

 今日は恩師の命日。亡くなられてからもう10年以上になる。
 毎年命日には仏前に近況報告にうかがっていたのだが、先生の弟さんの事情でそれも叶わなくなった。先生と言っても学校の先生ではない。私が中学受験の時にお世話になった塾の先生だ。
 現在の私があるのは先生のおかげで、算数の解き方だけでなく、物事の考え方や人生についてもいろいろと教えていただいた。一時期は先生の家に下宿していたこともあり、両親の次に影響を受けた。
 先生の教え方は、どちらかと言えばクール。分かるまでとことん教えるようなことはしない。ヒントを与えてくれるだけで、それで分からなければ仕方ない。ただ、時間の制限はない。一問をいくら考えても構わない。答えにたどり着くまでに数日かかったこともあった。
 教室には同年代の生徒が数人(多いときは10人を超えていた)いたが、各自やっていることは違う。集団の授業ではなく、全員でするのは四字熟語や文学史のカード遊びぐらいだ。将棋や囲碁が始まることもあった。寺子屋みたいなかんじなのだろうか。他の塾を知らなかったので、何の違和感もなかったが、今思えば珍しいスタイルだったのかも知れない。
 とにかく楽しかった。初めて訪ねたとき何一つ分からず真っ青になっていた、と後日母から聞いたが、私にそのような意識はなかった。1つレベルをクリアーするごとに、次々新しいことを教えてもらえる。最終的には微積分まで習った。入試を意識した学習ではなかったように思う。国語や理科は勝手に問題集を選んでやっていただけだし、算数も現代のパターン分けして徹底的に解き方をたたき込むというスタイルとは全く違った。
 上の学年の先輩たちにも良く可愛がってもらった。同じ学年に好きな女の子が居たことも塾が好きだった大きな理由の1つだろう。以前は教室の夢をよく見ていたのだが、最近はとんと見なくなった。
 先生には余り叱られた経験がない。羽目をはずしすぎると厳しく注意はされたが、暖かみのあるしかり方だったように憶えている。
 ところで、今の私はどうなのだろう。先生のようになりたいと願い、今の職を選んだはずなのに、ことごとく違った方法を採っているように思えてならない。
 先生には、もっともっといろいろと教えてもらいたかった。しかし、甘えた事を言っていると、いつまで子供のつもりでいるんだと叱られそうだ。

07.6.27 一大事

 大袈裟に言う程のことではないのだが、我が家の電機製品がピンチだ。
 どうせエアコンでしょうって!いやいや、クーラーは昨日初めて使用したが、何とか冷気は出ているようだ。涼しくはならないが暑くもないので、まあ耐えられるかと思う。
 それにしても、故障が起きる時期は重なるものだ。
 まず、長男のPCの調子がおかしくなった。2週間程前からインターネットが出来なくなった。メールの送受信は可能だから、接続が原因ではないようだ。いろいろ試みてみたが、さっぱり分からない。
 次は次男の携帯。電源が入らなくなった。今年の2月にも同じ症状になり、丸ごと交換したはずなのに・・・。修理に持って行ったら有料だという。それなら解約じゃと言うと、9月までは解約出来ないと言われた。それならタダで直さんかい。と言いかけたが、少々疲れていたので諦めた。
 とどめは、ビールサーバー。タンク側の栓が割れてしまい、ビールが流れてこない。な〜んだ?そんなこと!と思われるだろうが、私にとっては一大事なのだ。一生懸命働けるのも、冷たい生ビールを飲めると思えばこそ。その瞬間を楽しみに生きていると言っても、あながちオーバーではない。
 あ〜あ。今日みたいに暑い日に飲めないなんて・・・。
 まあ、数日間の辛抱だが。

07.6.28 大阪美化委員会

 寺田町駅前のタヌキの真相がわかった。予想通り、駅前の放置自転車排除のために置かれたものだった。
 運動に取り組んでおられるのは「大阪美化委員会」なるグループだそうだ。
 HPもあるようなので早速のぞいてみた。なかなか精力的に問題に取り組まれている。ただ、トラブルなども結構あり、困っているとも書いてあった。放置自転車を撤去するのだから、撤去された方は黙っていないのだろう。警察が非協力的だとも書いてあった。
 どちらが正しいのかはわからない。ただ、駅前が美しくなることは歓迎なので、応援したいと思う。
 ところが、駅前からなくなった放置自転車は、今度は少し離れた路上に並ぶようになった。駅前には駐輪場があるのだから、其所に駐めればよいのだと思うのだが、収納スペースに問題があるのだろうか。
 可愛らしいタヌキの裏には、実は色々な事情が秘められているのであった。

07.6.29 目からうろこ

 数日前から目がよく見えなくなった。コンタクトのせいかと思われる。かすんで見えるし、妙に乾燥する。痛いときすらある。1回は裏返しに入っていたのが原因だったのだが、どうやらそれだけではないようだ。片目ならまだ見えるが、両目を閉じると全く見えない。度が合っていないのだろうか。
 やれやれ、また買い換えかと思っていたら、ある人に「汚れが原因じゃないか」と指摘された。思い当たる節がある。そう言えばしばらく洗浄していない。と言うより購入してから一度も洗っていなかった。
 早速洗ってみた。クリーニング用の専用液は1年以上も前に期限が切れていたが、まあ気にしない。何となくきれいになったような気がした。
 それからは、本当によく見えるようになった。目の痒みもなくなった。
 しかし、見えないというのは恐ろしいことだ。今はあまり車に乗らないからいいようなものの、この状態での運転は危険ですらあった。
 ハニーが髪を切ったのに気がつかなかったのも、きっとこのコンタクトが原因だろう。そうだ。そうしておこう。

07.6.30 帰りたくなる家

 数ヶ月前から、近所で建築中の家がある。非常に巨大で、小さなアパート位はありそうだ。その建設工事カバーには、大きく『帰りたくなる家』と書かれている。うん、素敵なキャッチフレ−ズだ。
 「こんなに大きかったら、そりゃ帰りたくもなるわな」
 とハニーと話したが、ふと疑問に感じた。果たしてそれだけだろうか。家の素晴らしさは、広さや豪華さではなく、中身(もちろん内装ではない)だと思う。その家が楽しいかどうかは、生活するメンバー次第。建物も重要かも知れぬが、もっと大切なのは家族の心のつながりだろう。
 私自身、(新婚時代は言うまでもなく)子どもが幼いころは家に帰るのが楽しみで仕方なかった。息子達はどんなに遅くなっても必ず起きて待っていてくれた。そして、私が帰るととても嬉しそうにしてくれるのだ。その顔を見るために、文字通り飛んで帰ったものだ。
 ところが、中学生になると時間がすれ違うことが増え、最近は何日も顔を見ないことさえある。次第に私の中でも「一刻も早く帰ろう」という気持ちが薄らいできた。
 けれども、これじゃいけない。そもそも相手に期待しているようではだめだ。私が帰りたくない家ならば、家族だって居て嬉しいとは思わないだろう。
 何ごとも気持ちの持ち方一つ。先ずは私から変わらなければ・・・。
 もう一度、みんなが集うだけで嬉しくなるような家を作りたいと思う。

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